2009年 8月 21日 味噌不適正表示で岡山市の会社　是正指示 △▼ 外国産の大豆で作った味噌を国産と表示して販売したとして中国四国農政局は岡山市の会社に対し、是正を指示しました。是正指示を受けたのは岡山市北区にある漬物製造販売の「城忠一商店」です。中国四国農政局によりますとこの会社は、味噌の原料にカナダ産など外国産の大豆を使ったにも関わらず、原料の原産地の欄に国産と偽って表示して販売していたということです。販売された味噌は２００５年５月から今年６月までの間に岡山・広島などで少なくとも約１７トンに上るということです。農水省の外郭団体が商品のサンプルを検査した結果、不適正な表示が明らかになりました。是正指示を受け、城忠一商店ではすでに表示を正しく直したということです。 津山農協職員が顧客の貯金１９００万円着服 ▲▼ 津山市の農協の元職員が顧客の貯金など約１９００万円を５年間に渡って着服していたことが分かりました。着服していたのは津山農協津山東支店に勤務していた共済渉外担当で４４歳男性の元係長です。農協によりますと元係長は２００４年３月から先月までの５年間に顧客４７人から集金した定期貯金や生命保険の掛け金など約１８６０万円を７８６回に渡り、着服していたということです。今月４日、農協の内部監査の際に元係長が着服を告白し、発覚しました。着服した金は借金の返済やギャンブルに使ったと話しているということです。すでに全額返済されていますが、農協はおととい付けで元係長を懲戒解雇処分にし、刑事告訴も検討しています。 琴平町が前副町長を刑事告訴 ▲▼ 香川県琴平町は２１日、町の公印を無断で使ってＪＡから不正な借入れを繰り返していたとして前の副町長を有印公文書偽造の罪で高松地方検察庁に刑事告訴しました。刑事告訴されたのは琴平町の前の副町長で、不正借入れが明らかになった直後の今年３月３０日に自殺しています。告訴した琴平町によりますと前の副町長は、１９９４年から去年までの１５年間に町の公印を無断で使ってＪＡから不正な借入れを繰り返していたというもので、現在も約８０００万円が未返済となっています。琴平町ではこの告訴を通じてほかに関与している人がいなかったか、明らかにしたいと話しています。高松地検では告訴状の内容を検討した上で受理するかどうか決めるとしています。 岡山県が経済危機対策で補正予算 ▲▽ 岡山県は、追加の景気対策として約３００億円の補正予算案を９月定例県議会に提案することになりました。補正予算案の総額は２９６億１９００万円で、このうち福祉施設の改修や介護職員の待遇改善など福祉・医療の分野にほぼ３分の２が充てられています。また、前回実施して申し込みが殺到した住宅向けの太陽光発電導入補助金をもう一度行います。事業費の総額は２億８０００万円で前回とほぼ同額ですが、より多くの県民が利用できるよう、１キロワットあたりの補助を、前回の半分の３万５０００円としています。