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粟生、王座奪回誓い神戸で本格始動

 長谷川(手前)が見つめる中、ミット打ちを行う粟生=神戸市中央区の真正ジム
 長谷川(手前)が見つめる中、ミット打ちを行う粟生=神戸市中央区の真正ジム

 今年7月に初防衛に失敗した前WBC世界フェザー級王者・粟生隆寛(25)=帝拳=が21日、王座返り咲きに向けて神戸市内で本格的に始動した。7月14日の初防衛戦ではエリオ・ロハス(ドミニカ)に0-3判定負け。虎の子のタイトルをわずか4カ月で手放すことになったが、いつまでも落ち込んでばかりではいられない。「違った環境で練習することで見えてくるものもあると思った。長谷川さんもいるし」と今週神戸入り。尊敬するWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積の所属する真正ジムの選手寮に寝泊まりし、8月末までロードワーク、ジムワークに励むことを決めた。

 この日は、長谷川が見つめる中、真正ジム・山下正人会長を相手に気合のこもったミット打ちを敢行。「スパーリングをできる道具も持ってきています」と実戦練習を行う用意もある。今後については未定ながら「階級はフェザー級のまま。年内には試合をしたいですね」と早期の再起戦を熱望。王座奪回を期す天才サウスポーが真夏の神戸で再出発を誓った。

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