2009年8月22日13時40分
強化合宿の実戦練習でボールを奪い合う代表選手たち=13日、静岡県御殿場市
日本代表は初出場後、資金難などで参加を断念してきた。今回、スタッフは「野武士ジャパン」と愛称をつけ、ボランティアや資金協力を呼びかけてきた。サッカーを通じて、自立する気持ちを引き出すのが目的だ。
04年の代表8人のうち7人が、大会後2年以内に仕事を得て、路上生活から脱した実績がある。ビッグイシュー基金の佐野未来さんは「孤立し自己否定の気持ちが強い人たちが前向きに変わる。今回の代表も目標に向かって頑張る中で自信をつけており、本当の自立につながるのでは」と期待している。(江口悟)