雅子さま巡る記事が相次ぐ 「私的なお出かけ」批判も
2007年12月25日21時22分 / 提供:J-CASTニュース
年の瀬も押し迫る中、皇太子妃雅子さまの近況や病状について問題提起する雑誌が相次いでいる。雅子さまのご病状がはっきりと発表されないことから、「公務ではないプライベートの外出が多い」と指摘する雑誌もあれば、「質問状」という形で、不明点を列挙する雑誌もある。
病状が良くなっているか悪くなっているか、さっぱり不明
雅子さまをめぐっては、2002年12月に「帯状疱疹」を発症されたとして長期休養が発表され、04年7月には「適応障害」との診断結果が発表された。約4年間にわたって、公の場に姿をお見せになる回数は極端に減少しており、例えば07年に雅子さまがこなした大型の地方公務は2回のみだ。
そんな中でも、医師団から発表される病状からは、雅子様が回復しているのかどうなのか読み取れないのだ。例えば、こんな具合だ。
「病状は回復傾向にある」(04年)
「着実に回復しているが、続けて公務をするまでには回復していない」(05年)
「徐々に快復に向かっている」(06年)
「なお治療が必要な状態が続いているが、少しずつ着実に快方に向かっている」(07年)
このように、毎年同じような内容で、前年に比べて良くなっているのか悪くなっているのか、さっぱり不明な状態なのだ。こんな状況に、女性誌や週刊誌など数誌が疑問を投げかけている。
例えば「AERA」12月31日・08年1月7日合併号では、「雅子さまへ20の質問状」というタイトルの記事を掲載。雅子さまが長期休養に入られた02年以降の動きを一覧にし、年ごとの公務の状況を表にまとめたりした上で、
「具体的に治療をしていますか」
「過去のご静養、効果はありましたか」
といった「質問」を見出しに取り、皇族や宮内庁関係者、さらにその周辺のコメントを記事本文で紹介する形で、皇太子ご夫妻が置かれている状況を伝えている。「質問」の中には、
「悠仁さまのご誕生 どう感じていますか」
「愛子さまに妹や弟はできるのでしょうか」
といった、単なる健康問題を超えた、踏み込んだものもある。
一方、「週刊現代」1月5日・12日合併号では、公務以外の「私的なお出かけ」が相次いでいることを指摘。同誌ではお出かけになったレストランや召し上がった内容を詳細に指摘し、
「愛子さまの送り迎えなどを含む雅子妃の私的なお出かけは、本誌がカウントしただけで、ゆうに50回を超える」
とした上で、
「乗馬にショッピング、友人とのレストランでの食事、さらには大学での聴講―まさに、充実したプライベートそのものだ」
と皮肉っている。さらに同誌では、皇室ジャーナリストの
「雅子妃の私的な外出が『治療だ』と言われればそうかもしれません。ですが、『国民とともにある皇室』という伝統的なあり方とは乖離しています。せめて、治療の方針がどうなっているのか、国民にわかりやすく説明すべきでしょう」
との声を紹介、「情報公開されていないことが問題を複雑化させている」との見方を示した。
天皇陛下が異例のマスコミ批判展開
もっとも、海外からは、もっとシニカルな声が聞こえてくる。
雅子さまについて書いた単行本「プリンセス・マサコ」を国内で出版したことで話題になったオーストラリア人ジャーナリスト、ベン・ヒルズ氏は07年12月24日、地元紙「シドニー・モーニング・ヘラルド紙」に「プリンセス神話の裏側にある苦悩」というタイトルで寄稿、英王室などのスキャンダルに触れながら、
「でも、彼ら(英王室など)のトラブルは、小和田雅子さんが1993年、日本の皇室に迎えられた時に起こったことに比べればたいしたことはない」
「(皇室内の出来事で)彼女のアイデンティティーは崩壊し、これについては皇太子が公然と非難したのだが、雅子妃は治療困難と思われる臨床的うつ病に陥ってからは精神科の治療を受けており、4年間にわたって、ほとんど公の場に姿を見せていない」
と、「アイデンティティーは崩壊している」とまで述べている。
天皇陛下は74歳の誕生日に先だって開いた記者会見で、5月の欧州訪問前に行った会見の内容が「皇太子一家がオランダで静養したことの苦言だった」などと報じられたことについて「私の意図したところとまったく違っています」と反論をなさった上で、「このたびの質問にこれ以上お答えしても、また私の意図と違ったように解釈される心配を払拭(ふっしょく)できません。従って、この質問へのこれ以上の答えは控えたく思います」と、異例のマスコミ批判を展開なさった。
そんな中でも、「女性セブン」1月3日・10日号では、「宮内庁関係者」の声として、
「(天皇陛下の体調をふまえて、美智子さまが皇太子様に対して)来年からは陛下のご公務を陛下と皇太子さまで、分けてほしいと告げられたようです」
と報じている。
連続する皇室の家族をめぐる報道。いわば、マスコミと皇室との「すれ違い」が生じている状態で、当分解消しそうにない。
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