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人体に関する豆知識
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人体の不思議展とはー
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「人体の不思議展」は、今まで図鑑や模型の骸骨、ホルマリン容器の保存臓器など、特定の医療現場などでしか知ることの出来なかった「人体解剖標本」を一般に公開することを可能にした初めての展覧会です。
人間の身体の不思議を解き明かすー開催主旨
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近年、医学医療に関連した話題が社会の注目を集め、身体、健康への関心がますます高まりを見せる中、私たちは自分自身の身体についてどこまで理解しているのでしょう。
人体の構造や巧妙な仕組みへの理解は、例えば自分が病にかかった時、医師から受ける診断に対する理解にも関係してきます。
現在では「インフォームド・コンセント」や「セカンド・オピニオン」など、 患者の意思を反映して医療計画を選択する考えがありますが、その“からだ”に対する情報や知識が無い場合には医師とのコミュニケーションは図れません。
本展では、「プラストミック人体解剖標本」の展示を通じ、子どもから大人までたくさんの方々に観覧していただく場を広く提供すると同時に、人間の身体の仕組みを理解し、自身の身体と照らし合わせて様々な事を感じ、考えていただくことを本展の主旨といたします。
本物の人体標本に触れる。新しい技術「プラストミック」
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標本といえば、20世紀後半まではホルマリン容器に入った白色の保存臓器や模型のがい骨などを使っており、医師ですらその匂い、扱いにくさに困惑していました。 そのような難問を解決した標本が今回の『プラストミック標本』です。新技術で作られたプラストミック標本は匂いもなく、また弾力性に富み、直に触れて観察でき、常温で半永久的に保存できる画期的な人体標本です。医療の現場など特定分野でしか知りえなかった「人体標本解剖」の一般公開を可能にした革新的技術。「人体の不思議展」において、その感動を直接体感できます。
展覧会でのお願い
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本展で展示されておりますプラストミック標本は、生前からの意思に基づく献体によって提供された大変貴重な標本です。
ご観覧の際には充分に御配慮くださいますよう、皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
また、標本にお手を触れて観察する際には充分お気をつけください。
お子様連れのお客様は、小さなお子様が筋肉や神経などを引っ張ることのないよう、ご注意くださいますようお願い申し上げます。
脳の重さ体験
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人間の脳の重さを知っていますか?本当の脳の重さをその手で体感できます。 日常ではけしてありえない体験を通して、自分の体に興味をもっていただけたら。プラストミック標本だからこそ実現いたしました。
3Dで見る!人体透視の世界
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CTやMRIなどの最新医療技術により撮影された、高画質の3D医用画像を本展初公開いたします!!

1895年、レントゲンによってX線が発見されてから100余年。以来、放射線医療機器分野は目覚しい進歩を遂げています。
X線写真(レントゲン)が主であった放射線診断は、コンピューターの発達に伴い、CT(コンピューター画像診断)やMRI(核磁気共鳴画像法)などへと発展し、近年は画像処理技術の向上によって 3次元画像として見ることが出来るようになりました。
この技術は、検査を受ける側、検査する側にとっても負担が少なく、より正確な診断を行えることから、現代社会を生きる我々にとって深刻な、「がん・心筋梗塞・脳卒中」などの早期発見や予防に、いまや欠かせないものとなっております。

「人体の不思議展」は、これまで特定の医療現場でしか見ることの出来なかった3D医用画像の展示を通し、からだの内部、頭部の構造、胸腹部から下肢末端に至るまでの血管の走行など、最先端医療技術の視点を加え、更に奥深い人体の中へ皆様をご案内します。
最新技術によって作られたプラストミック人体標本と最先端医用画像の視点を加えた“新しい「人体の不思議展」”。人体の精巧な仕組みを、360度の視野から見られる驚きの世界を、是非ご覧ください。
アートサイエンス
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人体を表現するには、それの内部構造を把握しなくてはならないという美術教育の基本を初めて実践したのは、ルネッサンス期の芸術家達のようです。
日本では明治初期芸術家たちが解剖学の必要性を感じ取り、美術教育に取り入れていきました。今回は、「芸術家達がヒトの身体をどのような視線で見つめ解釈していったか。」というプロセスをレオナルド・ダ・ヴィンチ「絵画論」の初版本をはじめ、杉田玄白の「解体新書」など多数の貴重な文献を通して医学解剖と芸術家達の深い関わりを知っていただくと共に、「人間の身体の神秘・人間の命の不思議」を芸術の視点から捉えた企画です。