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家族「本当にうれしい」海賊対策の2護衛艦帰港…海自呉基地

再会を喜び、乗組員の顔にさわる子ども(16日、海自呉基地で)

 海賊対策でアフリカ・ソマリア沖に派遣されていた海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」と「さみだれ」が16日、海自呉基地(呉市)に帰港し、約400人の乗組員は家族らと久しぶりの対面を果たした。

 両艦は16日午後2時45分に同基地に到着。帰国行事で、杉本正彦自衛艦隊司令官は「厳しい環境の中、安全な通航に貢献し、世界各国から高い評価を得ている」とたたえた。指揮を執った海自第8護衛隊司令の五島浩司1等海佐は取材に、「武器使用の手前までいったこともあるが、我々の姿を見れば、海賊の大部分はあきらめる。プレゼンス(存在感)を示すことが大事」などと述べた。

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 呉基地では乗組員の家族ら約800人が両艦を迎えた。甲板上に立つ乗組員の姿が見えると、家族らは日の丸の小旗や手を振りながら艦の下に駆け寄り、父や息子の名を呼ぶ声や「おかえり」の声が響いた。

 「さみだれ」乗組員の道木昭光3等海曹(29)は、出迎えた妻の有香さん(32)(呉市)と8か月の長男尊隆(たける)ちゃんを見つけて駆け寄り、尊隆ちゃんを抱き上げて、「大きくなったなあ」と目を細めた。道木3曹は「暑さと厳しい任務で体調を崩したこともあったが、家族のことを思うと頑張れた」と話し、「海賊対策はこれまでの任務と違う緊張感があった」と振り返った。

 鮎川和久1等海曹(41)の妻まなみさん(39)(呉市)は3人の子どもと一緒に出迎え。「法整備も完全と言えない中での派遣で、正直心配だったので、無事に帰ってきてくれて本当にうれしい」と、ホッとした様子だった。

 「さみだれ」に乗り組む山中貴大海士長(20)の母山中三栄子さん(46)(呉市)は「勤務が24時間態勢なので、気を抜けず緊張していたと思う」と話していた。

 同基地周辺の海上では、自衛隊の海外派遣に反対する市民団体がボートを出して、抗議活動を行った。

2009年8月18日  読売新聞)
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