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アニメ「タッチ」アフレコ秘話満載! 木村拓哉が“たっちゃん”に失望して思わず…

日高のり子、三ツ矢雄二
人気アニメランキングなどで必ずといっていいほど、その名前が挙がる「タッチ」。CS放送、キッズステーションでは高校野球シーズンに合わせて、8月22日(土)、23日(日)に「タッチ」を含むあだち充野球アニメ特集を放送。劇場版「タッチ」3部作連続放送や、「アニぱら音楽館」などレギュラー番組でも、歌手・岩崎良美をゲストに「タッチ」の名曲をライブで披露する。

今回、アニメ・声優総合情報番組「アニメぱらだいす!」の第920回の放送にゲスト出演した上杉達也役の三ツ矢雄二と浅倉南役の日高のり子の2人の声優に「タッチ」の魅力&アフレコ裏話を語ってもらった。


――当時を振り返って、印象に残っていることはありますか?

三ツ矢:本当に丁寧に作られた作品で、それも2年間続いた理由の1つだと思います。当時はまだデジタルではなくて、フィルムでやっていたんですよ。テープでやっていたので、今みたいに編集が簡単にできなくて、日高さんと(松平孝太郎役の)こぶ平君(現・林家正蔵)のNGテープが山のようになっていましたね(笑)。

日高:とちったんじゃなくて、OKが出ないんですよ! 「たっちゃん」の一言のとり直し。同じ「たっちゃん」でもいろいろな場面があるじゃないですか。それに、ちょっとしたしぐさを表現しなくてはいけないアドリブが多くて。例えば、セーターを着るシーンとか。

三ツ矢:「おまえのセーターは鉄でできているのか!」とか言われていましたね(笑)。

日高:キャベツを刻むシーンで息をつけてくださいと言われたり。千切りをしながらどう息をつけたらいいか分からなくて(笑)。「DVDで1話と最終話を見ると日高の成長がよく分かる」と言われました(笑)。声優を目指している方は、ぜひ、見てみてください。そして、明日への勇気にしてください(笑)。


――演じていて難しさなどはありましたか?

三ツ矢:達也は言っていることと心の中が逆だったりするので、演じる方はそれをわざとらしくなく出して、達也が何を考えているか分かるようにしなくちゃいけない。裏返しの優しさを声だけで表現するのが難しかったですね。だから、何度も何度も原作を読み返したし、台本も読み込んで。でもその分、やりがいもありました。

日高:こぶちゃんがわたしの救い!(笑)

三ツ矢:大変だったんですよ~、今は師匠になっちゃいましたけど(笑)。こぶ平、スタジオ内をドスドス歩くんですよ。

日高:足音を消さないから(笑)。

三ツ矢:音が入るからねって何度も何度も注意するんですけどできないんですよ。立ち上がるのを見て合図をすると、「あっ」って感じでやっと気付く(笑)。音響監督の藤山さん、最初は黒々とした髪の毛だったのに、終わるころには白くなって…(笑)。

日高:「その髪はわたしのせいですよね…」と冗談のつもりで言ったのに、「こぶ平とな…」と言われて「マジ!? わたしは冗談のつもりで言ったのに」って(笑)。


――三ツ矢さんは「タッチ」の達也とどこか似たところはありますか?

三ツ矢:1つも重なる部分はないですね(笑)。「タッチ」のファンだったというSMAPの木村拓哉君と、割と長い間、一緒に仕事をする機会があったんですけど、ずっとおけいこに付き合っていたら、「タッチ」の達也って無口じゃないですか。でも、僕ってとってもおしゃべりなんですよね。お仕事が終わるころに、一言、「うそつき!」って(笑)。

日高:たっちゃんって、何事においても引いちゃう性格ですけど、そこも三ツ矢さんとは違うかも(笑)。

三ツ矢:僕は信号待ちでも必ず一番前まで行きますから(笑)。でも、少しでも重なるとそこに思い入れとかができてしまったかもしれないから、むしろ、客観的に見られて良かったのかも。重ね合わせられるキャラだったら、むしろ、「キテレツ大百科」のトンガリ君かな(笑)。


――何度も再放送されるほど、世代を超え、多くの人々に愛され続ける「タッチ」の魅力とは?

日高:「タッチ」は、根底に人間のドラマ、愛とか優しさとか思いやりが流れている。それが古く感じさせない理由かなと。例えば、携帯電話なんて出てこないじゃないですか。「タッチ」に出てくる喫茶店“南風”にあるのはピンクの電話。たっちゃんが南に告白するシーンも公衆電話から。でも、その世界に違和感なく入っていける。実写の「タッチ」を見て一番驚いたのが写メを撮っているシーンが入っていたこと!(笑) でも、時代が変わって、設定が変わっても、何度見ても感動できるのは、ドラマがきちっと作られているからだとあらためて思いました。

三ツ矢:人として忘れてはいけないことをテーマとして持っている気がします。見ると、「あっ、いけない」とか「こういう気持ちも必要だな」と気付かされる、そんな心のよりどころになるような作品。“人が人を思う”ということがどういうことかをとても繊細に描いている作品だと思います。

日高:今は携帯やメールでいつでもどこでもダイレクト。でも、この作品は、“思っているのに伝わらない歯がゆさ”みたいなものが丁寧に描かれている。言い過ぎない、語り過ぎない、でも、“思うことの美しさ”みたいなもの。そんなところも感じてほしいですね。


――劇場版「タッチ」の見どころを教えてください。

日高:第1作は、やっぱり“かっちゃん(和也)の死”でしょうね。あのシーンを録音しているときはスタジオがシーンとなりましたね。何度見ても涙が出ます。

三ツ矢:テレビシリーズは続いていくものなので、1つの作品としても見られる劇場版の方が感動がありましたね。ぶっ通しでそのストーリーを味わえるということで、「タッチ」の世界にも入りやすい。だからこそぐっとくるところがあるんじゃないかな。

日高:テレビシリーズとちょっと変えているところがあるんですよ。杉井監督のこだわりで。そういうところを見つけていただくのもいいかもしれませんね。


「アニメぱらだいす!」第920回
8月22日(土) 夜4:00-4:30

「クロスゲーム」1話~5話連続放送
8月22日(土) 夜11:00-深夜1:20

「アニぱら音楽館」第273回「タッチ特集」
8月22日(土) 夜1:20-1:52
8月23日(日) 夜10:30-夜11:00

劇場版「タッチ」3部作連続放送
「タッチ 背番号のないエース」
8月23日(日) 夜6:00-夜7:40
「タッチ2 さよならの贈り物」
8月23日(日) 夜7:43-夜9:05
「タッチ3 君が通り過ぎたあとに」
8月23日(日) 夜9:05-夜10:30
キッズステーションで放送

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