2009年08月20日

薄荷屋の池田?ぬいぐるみの問題点

今回のコミックマーケット76にて薄荷屋が頒布したアイテムについて。
作家さん本人はあくまで「ねこ」のぬいぐるみと言っていますが、
今回の出し物がほぼ咲-saki-関係で占められていることを見ても、
池田のデフォルメキャラであるのは疑いようがありません。
通常フィギュアなどの立体物の展示即売会では、
たとえ同人と言えども二次創作物は当日版権を申請し、
版元から許可されたもののみ展示販売が許されます。
この当日版権制度が妥当かどうかという議論もありますが、
これまでこの落としどころを作り、守ってきたからこそ
WFなどの同人フィギュアイベントが存続しているわけです。
尤も、WFはこないだのエスカレーター将棋倒しに見られるように、
販売側でない人間(買い専ディーラー含む)のマナーの悪さが
存続を危うくしているわけですが、それはまた別の問題ですので。

コミケで東方キャラの立体物は見たことがありますが、
それ以外の二次創作キャラの立体物は見たことがありません
(東方はそれ自体がフリーを公言しているので)。
一方、咲の出版元はそれなりに版権管理のうるさい□ですから、
法的措置に出てきてもおかしくありませんし、
こういった抜け駆けが増えれば(不公平になるとして)、
当日版権自体下ろさなくなるかも知れません。
ひいては、同人界全体にマイナスダメージを与える可能性があります。

さすがに薄荷屋クラスだと、□関係者と裏で
何らかの約束があるのかも知れませんが、
そうなら「ねこ」とか言い逃れしないでいいはずですから。
大手サークルがこういう行為を行うのは控えて欲しいですね。

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