中国で相次ぐ鉛中毒、湖南省でも子ども約100人に被害
[北京 20日 ロイター] 陝西省での鉛中毒が今月報じられたばかりの中国で、新たに湖南省でも約100人の子どもが鉛中毒と診断されたことが明らかになった。英字紙チャイナ・デーリーが20日に伝えた。
同紙が地元当局者の話として伝えたところによると、湖南省武岡市では、約100人の子どもが鉛中毒と診断されたほか、600人が検査の結果を待っているが、「これまでの検査で、血液から基準を超える鉛が検出された割合は80%に上る」という。
同市では今月8日夜、約1000人の地元住民らが道路を封鎖し、警察車両を襲撃するなどして、無許可のマンガン精錬工場から流出する汚染物質に抗議をした。
金属精錬工場周辺に住む800人以上の子どもの血液から基準を超える鉛が検出され、174人が入院して治療を受けている陝西省北西部では17日、地元住民らが原因となった工場に押し寄せ、トラックやフェンスを破壊するなどして抗議した。
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アフガン大統領選は成功との認識
オバマ米大統領は20日、アフガニスタンの大統領選はタリバン勢力の妨害にもかかわらず成功したもようとの見解を示した。
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