潜入・盗撮をおこなった君に
潜入・盗撮をおこなった君に
TK大学の、まだ20歳にも満たない君は、私たちの集まりに潜入しそして盗撮行為を行った。たしか18歳だったと思う。それは由々しい犯罪的行為であり、僕たちはその犯罪的行為と君の謝罪の一切を映像として漏れなく記録し、そして君の身元もすべて把握した。そしていま僕たちは、事後の処理としてこの行為に対する対応を協議している。
君の行った行為は屋内集会で盗み撮りをするというほとんどスパイに類する憎むべき行為だった。君の属するグループがいつも使う手だ。その行為が卑劣なのは、何よりもそこで撮影された「弱いもの」の特定によって、強いものではなく弱い者にターゲットを選定するという、そんな下劣な目的に彩られている。そう、君の行為はとても卑劣な行為だった。しかし僕たちはその怒りを君個人に集中させてはならないと考えている。むしろ、自分たちが体を張って妨害行動にも出ず、年端のいかない君を敵陣に潜入させるという、そんな「大人たち」の精神の荒廃への憎悪のほうがずっと強い。
君は三鷹でのロラネットによる「従軍慰安婦」問題の展示会に対する妨害行動で発言している。その発言は「戦死者の苦しみ」を冒涜するなというものだった。確かにとても微妙な問題だ。多分、君はある意味で素朴で純粋であったのかもしれない。ある事柄からだけ入ればだ。しかし事の内容を違った角度から見てみよう。じつは問題は「従軍慰安婦」をどう考えるか、あるいは在日朝鮮人問題をどう考えるか、そして移住労働者問題をどう捉えるか、そんな問題ではまったくないということを君はいつか気がつくのではないだろうか。つまり君らのグループの指標はそんなことはどうだってよく、それぞれのフラストレーションをただ実態の伴わない理屈を後からつけて、ただの「いじめ」と「ストーカー」をどこからか供出された資金を元に行っているだけなのだということを考えてほしい。それだから、建前の演説とはかけ離れて三鷹では「キムチばばあ、出て来い」、蕨では「キムチくせーぞ、このやろう―」というような殆ど聞くに堪えない罵言が君らの中から発せられることになる。君がそれに同じように歓喜を覚える人間でないことを望む。
殆ど「いじめ」行為と類似していると言った。
自分らの不満な心根を、それを作り上げた「大人たち」そのものに向けず、バットをもって無防備な「野宿者」を撲殺することに歓喜を覚えるような、そんな行為のことだ。
推察するに「大人たち」から指示された君は喜んで200名近くの「敵陣」に乗り込んできたのではないだろうと思う。だれだって、そんなのはいやなことだ。それに君はずいぶんと稚拙だった。多分慣れてない。多分君は「怖かった」のではないかと思う。大事なことは、そうした君を送り込んだ「大人たち」が、君に何かがあったら最後まで面倒を見てくれるだろうかということだ。多分それはないだろう。君の親が呼ばれ、そして誰の指示かを聞かれるだろう。それでも君の仲間は多分君を見捨てるだろう。「いじめ」仲間には基本的に人間的な連帯感などないからだ。自分らのパフォーマンスの見栄えだけ考えるから、都合悪くなったら君は部品のように捨てられるだろう。
自分の部屋に戻って、じっくりと考えてほしい。多分、君はそんなに悪いやつじゃないと信じたい。警察や政治家やそうした強いものに媚びることから離れ、弱いもの、虐げられたもの、苦悩するものたち、そうした人間たちへの限りない優しさこそが、か細くとももっとも強く大事な感情であることを考えてほしい。そしてそれこそがもっとも強いものだという確信を僕たちは持っている。君のばあちゃんや、甥っ子、姪っ子のことを考えてみよう。もし三鷹の会場に何の変哲もないそれらの人がいたら、君はおなじ行動をとっただろうか。
かつて1923年に起こった関東大震災の直後、多くの人々が不安感と恐怖感のなかで無垢な在日外国人を数千人も撲殺した。
君のカメラが、その撲殺した竹やりや鉈に変化しないことを望む。
僕たちは対策を協議している。
(S)
TK大学の、まだ20歳にも満たない君は、私たちの集まりに潜入しそして盗撮行為を行った。たしか18歳だったと思う。それは由々しい犯罪的行為であり、僕たちはその犯罪的行為と君の謝罪の一切を映像として漏れなく記録し、そして君の身元もすべて把握した。そしていま僕たちは、事後の処理としてこの行為に対する対応を協議している。
君の行った行為は屋内集会で盗み撮りをするというほとんどスパイに類する憎むべき行為だった。君の属するグループがいつも使う手だ。その行為が卑劣なのは、何よりもそこで撮影された「弱いもの」の特定によって、強いものではなく弱い者にターゲットを選定するという、そんな下劣な目的に彩られている。そう、君の行為はとても卑劣な行為だった。しかし僕たちはその怒りを君個人に集中させてはならないと考えている。むしろ、自分たちが体を張って妨害行動にも出ず、年端のいかない君を敵陣に潜入させるという、そんな「大人たち」の精神の荒廃への憎悪のほうがずっと強い。
君は三鷹でのロラネットによる「従軍慰安婦」問題の展示会に対する妨害行動で発言している。その発言は「戦死者の苦しみ」を冒涜するなというものだった。確かにとても微妙な問題だ。多分、君はある意味で素朴で純粋であったのかもしれない。ある事柄からだけ入ればだ。しかし事の内容を違った角度から見てみよう。じつは問題は「従軍慰安婦」をどう考えるか、あるいは在日朝鮮人問題をどう考えるか、そして移住労働者問題をどう捉えるか、そんな問題ではまったくないということを君はいつか気がつくのではないだろうか。つまり君らのグループの指標はそんなことはどうだってよく、それぞれのフラストレーションをただ実態の伴わない理屈を後からつけて、ただの「いじめ」と「ストーカー」をどこからか供出された資金を元に行っているだけなのだということを考えてほしい。それだから、建前の演説とはかけ離れて三鷹では「キムチばばあ、出て来い」、蕨では「キムチくせーぞ、このやろう―」というような殆ど聞くに堪えない罵言が君らの中から発せられることになる。君がそれに同じように歓喜を覚える人間でないことを望む。
殆ど「いじめ」行為と類似していると言った。
自分らの不満な心根を、それを作り上げた「大人たち」そのものに向けず、バットをもって無防備な「野宿者」を撲殺することに歓喜を覚えるような、そんな行為のことだ。
推察するに「大人たち」から指示された君は喜んで200名近くの「敵陣」に乗り込んできたのではないだろうと思う。だれだって、そんなのはいやなことだ。それに君はずいぶんと稚拙だった。多分慣れてない。多分君は「怖かった」のではないかと思う。大事なことは、そうした君を送り込んだ「大人たち」が、君に何かがあったら最後まで面倒を見てくれるだろうかということだ。多分それはないだろう。君の親が呼ばれ、そして誰の指示かを聞かれるだろう。それでも君の仲間は多分君を見捨てるだろう。「いじめ」仲間には基本的に人間的な連帯感などないからだ。自分らのパフォーマンスの見栄えだけ考えるから、都合悪くなったら君は部品のように捨てられるだろう。
自分の部屋に戻って、じっくりと考えてほしい。多分、君はそんなに悪いやつじゃないと信じたい。警察や政治家やそうした強いものに媚びることから離れ、弱いもの、虐げられたもの、苦悩するものたち、そうした人間たちへの限りない優しさこそが、か細くとももっとも強く大事な感情であることを考えてほしい。そしてそれこそがもっとも強いものだという確信を僕たちは持っている。君のばあちゃんや、甥っ子、姪っ子のことを考えてみよう。もし三鷹の会場に何の変哲もないそれらの人がいたら、君はおなじ行動をとっただろうか。
かつて1923年に起こった関東大震災の直後、多くの人々が不安感と恐怖感のなかで無垢な在日外国人を数千人も撲殺した。
君のカメラが、その撲殺した竹やりや鉈に変化しないことを望む。
僕たちは対策を協議している。
(S)
御礼とご報告 その3
私たちは今回、この「ヘイトスピーチを許さない」集会を、公開で広く告知し開催することに意義があると考えました。
とはいえ、私たちが問題にしている「行動する保守」を称する方々は、このかん街頭、そしてネット上でもひじょうに精力的に活動されており(どんだけヒマなの?と思っちゃうくらい)、
しかもかれらの活動スタイルの特徴は、とにかく声でかい、うるさい、マシンガントーク、興奮して絶叫、「出〜ていけ〜!」「キャー!」「追〜い出せー!」「ウォー!」「異議ナ〜シ!」などの歓喜きわまるコール&レスポンスによる騒音倍増など、人を不愉快にさせるテクニックにひじょうに長けている方々です。しかもまるで祭りのごとく、絶叫し、はねまわり、見えないところで殴る蹴るなどの暴行をやり放題の方々も多いので、
今回、集会参加者のアンゼンのためにも、以下の点について守っていただくようお願いいたしました。
・受付におけるお名前、連絡先等の記入徹底
・あきらかな「行動する保守」運動の関係者には、意図を質問し、場合によってお帰りねがう
そのほか、「行動する保守」運動に参加されている方々の中には、以下のような、集会意図を歪曲し印象操作を行なうことを目的とした行為をあえて行なうことを、「スパイ」として“楽しんで”やっておられる方が多数おられることから、
↓
★ケシクズ:スネークレポマンin三鷹
http://blog.livedoor.jp/akito3ta/archives/51703041.html
私たち主催者は、このような不快な“お楽しみ”の場をかれらに与える筋合いはない、と判断し、会場内での「撮影・録音禁止」の徹底をお願いいたしました。取材にいらしてくれた報道関係者、ジャーナリスト、メディアアクティヴィストのみなさまにはたいへんご不便をおかけしましたが、みなこころよくご理解をいただきました。あらためて感謝申し上げます。

<のれんづくりにご協力いただいた職人たちに、心から感謝!>
(つづく。文責・joker)
とはいえ、私たちが問題にしている「行動する保守」を称する方々は、このかん街頭、そしてネット上でもひじょうに精力的に活動されており(どんだけヒマなの?と思っちゃうくらい)、
しかもかれらの活動スタイルの特徴は、とにかく声でかい、うるさい、マシンガントーク、興奮して絶叫、「出〜ていけ〜!」「キャー!」「追〜い出せー!」「ウォー!」「異議ナ〜シ!」などの歓喜きわまるコール&レスポンスによる騒音倍増など、人を不愉快にさせるテクニックにひじょうに長けている方々です。しかもまるで祭りのごとく、絶叫し、はねまわり、見えないところで殴る蹴るなどの暴行をやり放題の方々も多いので、
今回、集会参加者のアンゼンのためにも、以下の点について守っていただくようお願いいたしました。
・受付におけるお名前、連絡先等の記入徹底
・あきらかな「行動する保守」運動の関係者には、意図を質問し、場合によってお帰りねがう
そのほか、「行動する保守」運動に参加されている方々の中には、以下のような、集会意図を歪曲し印象操作を行なうことを目的とした行為をあえて行なうことを、「スパイ」として“楽しんで”やっておられる方が多数おられることから、
↓
★ケシクズ:スネークレポマンin三鷹
http://blog.livedoor.jp/akito3ta/archives/51703041.html
私たち主催者は、このような不快な“お楽しみ”の場をかれらに与える筋合いはない、と判断し、会場内での「撮影・録音禁止」の徹底をお願いいたしました。取材にいらしてくれた報道関係者、ジャーナリスト、メディアアクティヴィストのみなさまにはたいへんご不便をおかけしましたが、みなこころよくご理解をいただきました。あらためて感謝申し上げます。
<のれんづくりにご協力いただいた職人たちに、心から感謝!>
(つづく。文責・joker)
御礼とご報告 その2
8月14日は暑い中、会場に足をお運び頂き
有難うございました。
集会は来場者208名、集会参加者230名と
なりました。
あらためて御礼申し上げます。
※収支、それからカンパ額についても、早々に再度ご報告いたします。
(受付担当者)
有難うございました。
集会は来場者208名、集会参加者230名と
なりました。
あらためて御礼申し上げます。
※収支、それからカンパ額についても、早々に再度ご報告いたします。
(受付担当者)
御礼とご報告 その1
8月14日「ヘイトスピーチは許せない!『行動する保守!?』にどう向き合うか」集会、なんと200名以上の参加をいただき、妨害もなくぶじ開催することができました。
発言予定者やプログラムをまったく告知しない、しかも「6時間もいったい何やんの !?」という、前代未聞のアヤシゲな集まり & 暑いさなか、しかも平日にもかかわらず、足を運んでくださった参加者のみなさんに、あらためて実行委一同、こころより御礼申し上げます。
第1部では、“街頭での対抗行動から見えてきたこと”をテーマに討論を行ないました。
このかん各地で「行動する保守」に対し、抗議のアクションを行なった関係者が一同に会すのは、もちろん初めての試みです。
4月11日「生きることは犯罪じゃない」inわらび行動(東京)
http://ikirukotowa.blog22.fc2.com/
6月13日 外国人排斥を許さない6.13緊急行動(京都)
http://613action.blog85.fc2.com/
7月18日 7.18 緊急行動〜在特会・救う会などの
差別・排外主義を許さない集会・デモ(大阪・鶴橋)
7月20日 排外主義によく効く表現行動!(福岡)
http://720action.blog85.fc2.com/
会場からも、この集会の告知後に起こった三鷹市での「慰安婦展」妨害事件(8月1〜3日)を目の当たりにしての感想や、「行動する保守」の人々の言動パターン分析など、さまざまな意見が交わされました。
第2部では、“リレートークと全体討議”とし、まずは「行動する保守」の煽動がまかりとおってしまう日本社会の問題点、政策レベルでの外国人排斥の実態について、専門家の方からお話をいただき、その上で、これまであまり問題にされてこなかった、あるいは見えていなかった「行動する保守」運動含む右翼からの暴力的いやがらせの実態について、さまざまな現場からご報告をいただきました。
在日コリアン当事者からのお話、寄せ場支援の現場など数十年にわたり右翼と対峙してきた人々からの報告、「行動する保守」から妨害予告された8月8日の富山市での「慰安婦問題講演会」関係者からの報告など、多岐にわたるものでした。
全体討議では、「どう向き合うか」というところで、私たち実行委の集会のつくり方そのものへの批判や、抜け落ちている視点(たとえばジェンダー)への言及もあり考えさせられるとともに、多角的な対抗運動の必要と可能性をあらためて感じさせるものでした。
(つづく。文責・kyubi)
集会やりマス!
ヘイトスピーチは許せない!
『行動する保守!?』にどう向き合うか
日時:2009年 8月14日(金) (2時半開場)午後3時〜9時
資料代:500円
場所:文京区民センター2A
連絡先:llivingtogether09(@)gmail.com
ブログ:http://livingtogether.blog91.fc2.com/
『行動する保守』を自称し、街頭でヘイトスピーチをまき散らす動きが現れています。「在特会」に代表される彼らは、外国籍の住人に「特権」にまもられた「犯罪者」であるというレッテルを貼り、排外主義や差別の感情をあおり立てています。
しかも、この扇動に「共感」を示す人の数も増えつつあります。彼らは外国人家族や、奪われた尊厳や権利の回復を求める人たちに個人攻撃をしかけています。このただの弱いものいじめを呼びかけ、実行することで満足や解放感を得る人々が登場しているのです。
私たちは、これらの動きをいずれ消えていく動きとして放置してよいのでしょうか。彼らの行動や言動が、私たちの社会に根ぶかく続いている排外主義、他者を押し殺す社会のありようの戯画であるなら、それに何らかの手を打っていくべきではないでしょうか。この社会に生きるものとして、この動きに正面から向き合うことが今こそ求められていると思います。
私たちは4月11日に埼玉県蕨市で行われた「在特会」による外国人排除デモへの抗議行動をきっかけに集まり、この問題について話し合ってきました。またこの間、各地で「在特会」のヘイトスピーチに対抗する行動が取り組まれています。これら対抗行動の様々な経験と出会い交流し、排外主義を封じ込めるため、今後何をするべきなのか、皆さんと広く話し合う機会を持ちたいと私たちは考えます。この集会への多くの方の参加を期待します。
2009年7月21日
「ヘイトスピーチは許せない!『行動する保守!?』にどう向き合うか」集会実行委員会