ホーム > 芸能・社会 > 芸能・社会最新紙面記事

永ちゃん原点回帰「2回目のデビュー」

 自身初となるインストアライブでシャウトする矢沢永吉=東京・タワーレコード新宿店
 自身初となるインストアライブでシャウトする矢沢永吉=東京・タワーレコード新宿店

 カリスマロック歌手・矢沢永吉(59)が19日、東京・新宿のタワーレコードでソロになって初のインストアライブを行った。昨年5月に立ち上げた自主レーベルの第1弾アルバム「ROCK’N’ROLL」の発売記念イベントとあり、永ちゃんは「2回目のデビューだよ!!」と原点回帰。キャロルでのデビュー当時以来となるインストアライブに、ファン300人も永ちゃんコールで熱狂した。

  ◇  ◇

 ベテランでカリスマのYAZAWAが、ついにインストアライブに登場した。それは真っ白な気持ちで出発した、新たな自主レーベルへの思いからだった。

 昨年1年間、矢沢は長いキャリアの中で初めてステージに立たず、新曲を発表しなかった。だが、充電を経た今年の矢沢は夏フェスに参加するなど精力的に活動、“第2章”を満喫している。

 ノリノリのこの日は「新人が『よろしく!!』ってレコード店に顔を出すのが、インストアイベントだろ。昨年、レコード会社(自主レーベル「ガルル・レコード」)を立ち上げて、4年ぶりにアルバムを出した。2回目のデビューだよ。ぴったりだよ」と矢沢節もさく裂した。

 新宿の商業ビルの屋上を使った会場は“YAZAWAサイズ”としては異例の小ささの300人キャパシティー。インストアライブ自体が、キャロルでの新人時代以来、約40年ぶりだ。

 気分は新人。でも-。第3ボタンまで開けた白いシャツ。テープを巻き付けたマイクスタンド。圧倒的なオーラをまとった永ちゃんが登場すると、狭い屋上は一瞬にして、ロックの殿堂に早変わりした。「インストアライブ初めてだよ、オレ。これくらいの数、最高だね」とファンとふれあえる距離を楽しむ矢沢。アルバム収録曲「コバルトの空」など4曲を伸びやかな声で新宿の夜空に響かせた。

 インストアライブから一転、9月19日には20年ぶりとなる東京ドーム公演が待機。「ドームで会おうぜ、ドームで!!」。次は5万人。YAZAWAのカリスマは、場所を選ばない。

Copyright(C) 2007 Daily Sports All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp