酒井法子容疑者覚せい剤事件 サンミュージック・相澤社長「悔いを改めてもらいたい」
酒井法子(本名・高相法子)容疑者(38)の覚せい剤取締法違反事件で、失跡中の酒井法子容疑者が「死にたい」、「楽になりたい」などと話していたことが、関係者の証言でわかった。毛髪鑑定で捜査が大きく前進する中、事務所社長がスーパーニュースの取材に応じた。
20日午前10時ごろ、サンミュージックの相澤正久社長は「(酒井容疑者に覚せい剤の陽性反応が出たが?)本人が使用したって言ってましたので、確証自体はどうなのかなって思ったんですが、(陽性反応が)出てしまったということは残念だなと思います」と語った。
所属事務所の社長が、酒井容疑者に対する無念を語った。
相澤社長は「こんなことをしてしまったので、悔いを改めてもらって、これからどういう結論が出るかわかりませんが、それにしっかり従ってもらえればと思っています」と語った。
かつては周囲への感謝を口にしていた酒井容疑者。
しかし毛髪鑑定では、採取した数十本の髪の毛から、覚せい剤の反応が出た。
これは、覚せい剤使用の常習性を裏づけるものとみられている。
また出頭の際、自分の携帯電話を所持していなかったことについて、酒井容疑者は「自分の携帯電話は、故障したので捨てた」と供述していることがわかった。
警視庁は、酒井容疑者の供述の信ぴょう性について、慎重に調べている。
20日、スーパーニュースの取材に応じた相澤社長は、かつて、酒井容疑者とやり取りがあったことを明かした。
相澤社長は「今までも、何度もいろんな覚せい剤事件があった時に、その都度ですね、本人に注意していますし。今回の場合、以前にそういううわさがあった時に、本人にきちんと言ってるんですよ。そうしたら、逆に『信じてください』と。『信用してもらえないんですか?』と逆に言われたくらいで。そこをわからなかったわたしも、非常に残念なんですけど。われわれがちょっと、立ち入れない部分もあったのかって、非常に残念ですよね」と語った。
酒井容疑者の拘置期限は、28日まで延長された。
そんな中、酒井容疑者の事務所の先輩でもある千葉県の森田健作知事は20日、「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」と書かれたたすきをかけて登場した。
森田知事は「いいですか皆さん! 若い人たち! 絶対、覚せい剤とか薬物なんてやっちゃ駄目なんですよ」と話した。
森田知事が訪れたのは、高相祐一容疑者(41)夫婦の姿が8月初めにも目撃されている千葉・勝浦市。
高相容疑者夫婦の別荘には、「BLES」と落書きされていた。
地元の人によると、落書きは19日夜にされたということだが、別荘の前のフェンスにも同じ落書きが多くされていた。
周囲には、写真を撮る多くの人たちがいた。
深夜に写真を撮りに来た人は「(どうして来たのですか?)暇だから」、「近くに住んでいたんですけど、話題になっていたので」などと話した。
森田知事は、一連の事態による勝浦市のマイナスイメージを払しょくするため、薬物使用の防止を訴え、ごみ拾いなどのクリーンアップキャンペーンを行った。
森田知事は「きれいなビーチを保ちましょう」と話した。
海岸の人は、「何かで挽回(ばんかい)していかないといけないと思いますけど。あの知事の笑顔を見ていると、気分的にはいい感じ」、「『頑張ってね』と。何か知らないけど、『頑張ってね』と言われました。(何を頑張ってと?)わからないです」などと話した。
森田知事は、高相容疑者夫婦の別荘の近くも車で通ったという。
森田知事は、「(近くに別荘が)あったらしいですね。(見ましたか?)あとから聞きました。(別荘を)見たくないですね。そんなことあってほしくなかった」、「(酒井容疑者については)本当に残念ですよ。本当に悲しいことですよ。俳優というのは、夢を売る商売同然です。ああいう姿を見ますと、残念でなりません。以前の彼女を知っているものですから、一連の映像を見ると、違う人なのかなと。何とも言えないです」などと語った。
(08/20 18:29)