〔テクニカル分析〕日経平均・日経平均先物当限=20日現在

2009年 08月 20日 16:30 JST
 
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 [東京 20日 ロイター] 日経平均.N225、日経平均先物当限JNIc1は、現物、

先物がいずれも反発した。現物は安値圏から上放れて調整一巡を感じさせる。

 一方、移動平均線では、終値が抵抗線とみられた5日線をブレイクした。上昇中の25

日線は下値支持線として機能している。

 

 現物の足は、上下にヒゲを伴う「中陽線」となった。17日に形成した「大陰線」の約

半分を埋めた形となり、反発力の強さを示している。過去2日間の下値もみあいで下方の

マド(1万0169円68銭―1万0181円10銭)近辺が強固なことも確認した。懸

念された5日移動平均線(1万0347円66銭=20日現在)と25日移動平均線(1

万0169円75銭=同)のデッドクロスが回避されれば、3月安値(7021円28

銭)以降の中間反騰相場が継続し、一段の上値を指向する確度が高くなる。

 7月13日の直近安値(9050円33銭)から8月14日高値(1万0630円38

銭)までの上昇幅が1500円を超え、短期的な過熱感が高まっていたことを考えれば、

前日までの自律調整は自然なリズムといえる。下方の25日移動平均線と200日移動平

均線(8828円40銭=同)はいずれも上昇トレンドを維持している。一目均衡表の基

準線(9940円55銭=同)も上向いているため、中期的な相場の方向性は上昇トレン

ドを維持していると判断できる。

 当面の上値は1万0500円の心理的な抵抗線や、17日に空けたマド(1万0521

円02銭―1万0539円43銭)、さらに8月限オプションのSQ(特別清算指数)値

(1万0609円42銭)がメドになる。14日の直近高値(1万0630円38銭)を

抜けると05年5月安値の1万0800円程度まで上値余地が広がる。

 ただ、今回の足は一目均衡表の転換線(1万0405円74銭=同)に押さえ込まれて

いる。日柄的な調整も不足しているため、多少のもたつきも想定される。下方のマド下限

値(1万0169円68銭)や、25日線が下値のメドとなる。

[移動平均線]

・終値が抵抗線とみられた5日線をブレイクした。上昇中の25日線は下値支持線として

機能している。

[一目均衡表]

・終値が転換線に押さえ込まれる。相場の方向性を示す基準線は上向き。

[オシレーター]

・RSIは4、9、14日が、反発。

・ストキャスティクスは、%K線が、%D線を下から上抜き買いサイン。

[パラボリック]

・日経平均、同先物は、売りポジション継続。

 日経平均(売りポジション、8月18日転換)

 日経平均先物当限(売りポジション、8月14日転換)

 

 (ロイターニュース 河口 浩一記者)

(koichi.kawaguchi@thomsonreuters.com;03-6441-1787;ロイターメッセージング

:koichi.kawaguchi.reuters.com@reuters.net)

 
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