前代未聞！？スイッチングハブ比較試聴
LINNなんかは、どれくらいの対策をやっているのか気になるLAN経由でのノイズ混入。
オーディオ用に設計されていないものやピュア系の経験ないメーカーが作ると、外部のノイズに少々繊細なようです。本来正しくデータが転送できていれば、音質の変化はないはずのデジタルワールド。
音の違いとなってしまう考えられる原因は、外部ノイズの混入に起因するグラウンドループ、そしてジッター発生。高級機種へ手を出さなくとも何とか近いレベルへ持っていこうというのが趣旨です。
まあ、固い話はおいといて試聴比較レポです。
まずエントリーです。
１．Buffalo LSW3-GT-5NS
先日の記事で紹介したものです。かなりいい感じ！省エネタイプの最新型です。
２．Planex FX-08mini
http://www.planex.co.jp/product/hub/fx08mini.shtml
一部のAMEユーザーの間で評判の機種。一台2,000円と破格値。小型。外部電源で金属ケースという珍しい機種で、何といっても決め手はUSB電源動作！。バッテリー駆動が別次元だとか。バッテリーにはLI373600S-B Pocket MOBA SV 3600mAh http://www.valuewave.co.jp/moba/を準備。こんな製品あるんだって感じ。
３．Allied Telesis 「X」 100M/10M スイッチ
型番は伏せさせてください。少し前の業務用機種です。実際はSOHOをされている方の間で人気があったようで、故障が非常に少ない模様です。
では早速、試聴と行きます。ハブの電源とLANにはそれぞれコトヴェールのノイズフィルタが入っています。
１．Buffalo
少し低域にエネルギーがあり、全体には優等生的な鳴り方のような気がします。ただ良く聞くとわずかに混濁感があるようです。これはノイズフィルタで殆ど払拭できますが、どうしてもあと僅かが残る感じがあります。よほどシステムをチューニングしていないと聞き取れないレベルであるのは確かです。ギガビットにも対応し、省電力、万人にお勧めタイプではないでしょうか。
２．Planex
まずは付属のACアダプターで試聴。商品写真ではトランス式が写っているのに実際の付属品はスイッチングタイプ。悪くないんだが、音のエネルギーがちょっともの足りないような？内部の動作電圧が低すぎるのか？まあ、それが音質に影響するかという問題もあるが？このままではバッファロー優位と言わざるを得ない様子。
その後注文していたバッテリーがやっと到着したので、電源を切り替えて試聴。おおお。
きました。上から下までスッキリ見通しが良い。全体に少し細身になった感じもしなくはないが、これはいいです。ちなみに充電用のACアダプターは刺したままでも使えるので便利。ここで先日の日記で登場した変圧トランス Powermaxが登場。
変圧トランス → MOVA付属のACアダプター → MOVA → Planex
この組み合わせで給電すると、バッテリー駆動時と充電時の音の違いはごく僅か。これは良い。
３．Allied Telesis
低域のエネルギーと深みがいいですね。ワディアかと思いました（笑）。中域の以下の情報量は魅力的。ワディア的、もしくはNBSかも？？濃いです。これは業務用だけにインレットがIECタイプ。試しにBLACK MAMBA-αを投入してみましたが・・・う〜ん。音のエッジが滑らかになったのが返って魅力を半減させてしまっている模様。
このスイッチの良いところは10/100やFull, Halfの切り替えが手動で出来ること。10とHalfが良いとの情報があり切り替え試聴したところ、癖が少なくなり確かに聴きやすくなる傾向。でも個人的にはデフォルトのワディアな感じが好きです。
この機種については中古ということもあり、個体差がかなり出ていそうに思います。基本レベルは十分に高いと思います。最初のコレガと比べると十分過ぎる程の向上ぶりです。
総評
Planexを発見なさった方の努力に感謝。ざっと検索してみたところ、スイッチングハブとネットワークオーディオの音質についての考察をブログで取り上げていたのは自分とこの方になってしまうようです（Googleの検索上位）。自分としては他の方の記事がヒットしたことにビックリでした。感謝です。
Planexについては、付属電源がショボイので代わりを準備する必要があると思います。外部電源を自作しても面白いかもしれません。また本体の蓋は簡単に開きそうなので、コンデンサを乗せ換えたりしてもいいかもしれません。安いし、入手性も良いので実験用にもう一台欲しいかなと思い始めました。ちなみに何も考えず８ポート版を購入してしまいましたが、FX-05miniという５ポート版がありました。こちらの方が消費電力が絶対に少なく電池の持ちが良いはずです。
電源を別途用意するのが面倒な場合はBuffaloが良いと思います。デフォルトではこれが一番良い気がします。音楽的なバランスも良い気がする。またギガビット対応ですし、将来にわたって使用できます。
（ちなみにBuffaloとPlanexの差は本当に僅かですので、好みに個人差がかなりありそうです）
PCから直接再生の場合は・・・
これはあえてPC本体のUSB端子から、コトヴェールのノイズフィルタ経由でPlanexのスイッチを繋ぐ実験をしてみても面白いかと思います。案外良い結果がでるのではと期待。もちろん、PC本体の内部電源が汚れきっていれば話は別ですが。
それから・・・
どのスイッチを試したときにも共通して言えることなのですが、電源をどこから取るのかが重要みたいです。その違いはテストしたスイッチングハブの違いより遥かに大きいです。下手なオーディオグレードとかより、ノイズフィルタ内蔵タップとコトヴェールなどのノイズフィルタを合わせて使った方が良い結果が出るような気がします。
テクニカのノイズフィルタタップがありますが、最新タイプのものは音が濁りがちであまりお勧めではありません。（テクニカは最近殆どの製品を中国生産にしたみたいで、明らかにグレードが落ちました。ケーブルの見た目からして以前のお得感がない。残念）
当方のテレビ他、ノイズ発生物用お気に入りタップはTEACの１５年くらい前の製品ですｗ まだまだ現役。ヤフオクでボロボロなヤツを時折見つけますが、今ならそれよりOA用のものでうまく見つけるべきかもしれません。ただいくつか製品を当たってみる必要はあると思いますが。
オーディオ用に設計されていないものやピュア系の経験ないメーカーが作ると、外部のノイズに少々繊細なようです。本来正しくデータが転送できていれば、音質の変化はないはずのデジタルワールド。
音の違いとなってしまう考えられる原因は、外部ノイズの混入に起因するグラウンドループ、そしてジッター発生。高級機種へ手を出さなくとも何とか近いレベルへ持っていこうというのが趣旨です。
まあ、固い話はおいといて試聴比較レポです。
まずエントリーです。
１．Buffalo LSW3-GT-5NS
先日の記事で紹介したものです。かなりいい感じ！省エネタイプの最新型です。
２．Planex FX-08mini
http://www.planex.co.jp/product/hub/fx08mini.shtml
一部のAMEユーザーの間で評判の機種。一台2,000円と破格値。小型。外部電源で金属ケースという珍しい機種で、何といっても決め手はUSB電源動作！。バッテリー駆動が別次元だとか。バッテリーにはLI373600S-B Pocket MOBA SV 3600mAh http://www.valuewave.co.jp/moba/を準備。こんな製品あるんだって感じ。
３．Allied Telesis 「X」 100M/10M スイッチ
型番は伏せさせてください。少し前の業務用機種です。実際はSOHOをされている方の間で人気があったようで、故障が非常に少ない模様です。
では早速、試聴と行きます。ハブの電源とLANにはそれぞれコトヴェールのノイズフィルタが入っています。
１．Buffalo
少し低域にエネルギーがあり、全体には優等生的な鳴り方のような気がします。ただ良く聞くとわずかに混濁感があるようです。これはノイズフィルタで殆ど払拭できますが、どうしてもあと僅かが残る感じがあります。よほどシステムをチューニングしていないと聞き取れないレベルであるのは確かです。ギガビットにも対応し、省電力、万人にお勧めタイプではないでしょうか。
２．Planex
まずは付属のACアダプターで試聴。商品写真ではトランス式が写っているのに実際の付属品はスイッチングタイプ。悪くないんだが、音のエネルギーがちょっともの足りないような？内部の動作電圧が低すぎるのか？まあ、それが音質に影響するかという問題もあるが？このままではバッファロー優位と言わざるを得ない様子。
その後注文していたバッテリーがやっと到着したので、電源を切り替えて試聴。おおお。
きました。上から下までスッキリ見通しが良い。全体に少し細身になった感じもしなくはないが、これはいいです。ちなみに充電用のACアダプターは刺したままでも使えるので便利。ここで先日の日記で登場した変圧トランス Powermaxが登場。
変圧トランス → MOVA付属のACアダプター → MOVA → Planex
この組み合わせで給電すると、バッテリー駆動時と充電時の音の違いはごく僅か。これは良い。
３．Allied Telesis
低域のエネルギーと深みがいいですね。ワディアかと思いました（笑）。中域の以下の情報量は魅力的。ワディア的、もしくはNBSかも？？濃いです。これは業務用だけにインレットがIECタイプ。試しにBLACK MAMBA-αを投入してみましたが・・・う〜ん。音のエッジが滑らかになったのが返って魅力を半減させてしまっている模様。
このスイッチの良いところは10/100やFull, Halfの切り替えが手動で出来ること。10とHalfが良いとの情報があり切り替え試聴したところ、癖が少なくなり確かに聴きやすくなる傾向。でも個人的にはデフォルトのワディアな感じが好きです。
この機種については中古ということもあり、個体差がかなり出ていそうに思います。基本レベルは十分に高いと思います。最初のコレガと比べると十分過ぎる程の向上ぶりです。
総評
Planexを発見なさった方の努力に感謝。ざっと検索してみたところ、スイッチングハブとネットワークオーディオの音質についての考察をブログで取り上げていたのは自分とこの方になってしまうようです（Googleの検索上位）。自分としては他の方の記事がヒットしたことにビックリでした。感謝です。
Planexについては、付属電源がショボイので代わりを準備する必要があると思います。外部電源を自作しても面白いかもしれません。また本体の蓋は簡単に開きそうなので、コンデンサを乗せ換えたりしてもいいかもしれません。安いし、入手性も良いので実験用にもう一台欲しいかなと思い始めました。ちなみに何も考えず８ポート版を購入してしまいましたが、FX-05miniという５ポート版がありました。こちらの方が消費電力が絶対に少なく電池の持ちが良いはずです。
電源を別途用意するのが面倒な場合はBuffaloが良いと思います。デフォルトではこれが一番良い気がします。音楽的なバランスも良い気がする。またギガビット対応ですし、将来にわたって使用できます。
（ちなみにBuffaloとPlanexの差は本当に僅かですので、好みに個人差がかなりありそうです）
PCから直接再生の場合は・・・
これはあえてPC本体のUSB端子から、コトヴェールのノイズフィルタ経由でPlanexのスイッチを繋ぐ実験をしてみても面白いかと思います。案外良い結果がでるのではと期待。もちろん、PC本体の内部電源が汚れきっていれば話は別ですが。
それから・・・
どのスイッチを試したときにも共通して言えることなのですが、電源をどこから取るのかが重要みたいです。その違いはテストしたスイッチングハブの違いより遥かに大きいです。下手なオーディオグレードとかより、ノイズフィルタ内蔵タップとコトヴェールなどのノイズフィルタを合わせて使った方が良い結果が出るような気がします。
テクニカのノイズフィルタタップがありますが、最新タイプのものは音が濁りがちであまりお勧めではありません。（テクニカは最近殆どの製品を中国生産にしたみたいで、明らかにグレードが落ちました。ケーブルの見た目からして以前のお得感がない。残念）
当方のテレビ他、ノイズ発生物用お気に入りタップはTEACの１５年くらい前の製品ですｗ まだまだ現役。ヤフオクでボロボロなヤツを時折見つけますが、今ならそれよりOA用のものでうまく見つけるべきかもしれません。ただいくつか製品を当たってみる必要はあると思いますが。