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最終更新:2009年8月21日(金) 0時14分

アフガンで拘束、TBSカメラマン解放

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 取材で現地入りしているTBSのカメラマンがアフガニスタンの治安当局に一時拘束される事件がありました。延廣耕次郎カメラマンは、投票開始前の現地時間午前3時頃、首都カブールで宿泊先のホテルから治安当局の施設に連行されました。半日近く拘束され、取材内容などについて事情を聴かれた後、解放されています。

 Q.カブールには解放された延廣カメラマンと共に大統領選を取材していた能島記者がいます。延廣カメラマンですが、現在の様子はいかがですか?

 「延廣カメラマンは今からおよそ5時間前にアフガニスタン治安当局からの拘束を解かれ、アフガニスタン外務省を経て首都カブールの日本大使館に到着しました。およそ12時間にわたって身柄を拘束されていましたが、やつれた様子も普段通り至って元気な様子です」

 Q.早朝の連行でしたが、どのような状況で拘束されたんでしょうか?

 「本人の説明によりますと就寝中に突然、銃を持った治安部隊が部屋に押し入って、有無も言わさず連れ去ったということです。ただ治安当局着いてからは事情を説明するうちに、当局の対応も穏やかに変わっていったということです。暴行を受けた様なこともありませんでした」

 Q.拘束の理由ですが、何か取材に関わることで拘束されたんでしょうか?

 「今回我々はアフガニスタンの大統領選挙、また最近特に治安の悪化が続くアフガニスタンの現状について取材してきました。ただ今回の拘束が我々の取材内容をめぐるものなのか、詳しい背景は分かっていません。我々の他にもカブール市内で起きた別の銃撃事件を取材していた別の日本メディアが、一時身柄を拘束されたということです。治安の悪化が続く中、アフガニスタン政府が報道陣の動きに、かなり神経質になっていたことは確かなようです」

 Q.カブールでは20日も自爆テロなどが相次いだようですが、今の様子はいかがですか?

 「カルザイ大統領は投票日の20日、アフガニスタン国内の合わせて73か所で攻撃があったことを明らかにしています。大統領選挙の投票は2時間ほど前に終了し、カブール市内は落ち着いた様子です。ただタリバンの攻撃を恐れてか、交通量は普段より少なく、通行人の数もわずかです。投票率がいったいどれくらいに上ったのか、まだ分かりませんが、脅しに屈せずに投じた市民の票が、いったいどの候補につながったのか、大勢は数日中にも判明する見通しです」
(20日23:05)



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