高校吹奏楽部から楽器盗んだ疑いでＯＢ男逮捕

　所属していた高校の吹奏楽部に侵入して楽器などを盗んだとして、神奈川県警茅ケ崎署は１３日、窃盗の疑いで、茅ケ崎市浜須賀の運転手、小島建司容疑者（３７）を逮捕した。同署によると、小島容疑者は「現吹奏楽部と確執があった。嫌がらせ目的で楽器を盗んだ」と話しているという。

　同署の調べによると、小島容疑者は４月１９日午後３時ごろ、同市円蔵の県立鶴嶺高校吹奏楽部の部室に鍵を壊して侵入。トランペット、トロンボーンなどの楽器１３点とメトロノームなどの備品合わせて８２点（約１９０万円相当）を盗んだ疑いが持たれている。当日は、同校にワンボックスカーで訪れた。日曜日で野球部などが部活動をしており、校門や校舎の施錠はされていなかった。

　同署によると、楽器は翌日、同市茅ケ崎の市民文化会館の敷地内で無事発見された。小島容疑者は吹奏楽部の出身で、ＯＢ会の役員を務めており、数年前までは吹奏楽部の指導もしていた。

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