 |
| 浦和―柏 前半３８分、右ＣＫに闘莉王（中央）がヘッドで合わせ、１点返す |
浦和は今季最多の４失点でリーグ５連敗。闘莉王のゴールで公式戦６試合ぶりに得点を挙げたが、守備が崩壊した。
序盤は浦和のゲームだった。だが前半２３分、自陣ゴール前で完全に崩されて先制点を許すと、その３分後にも再び失点。３８分にＣＫから闘莉王が頭で合わせ１点を返すも、後半は相手の速攻からピンチを招き、終盤に２失点して完敗した。
執念の強行出場 待望の得点生む
◆闘莉王 腹直筋を痛めながらも、センターバックとして強行先発。「全然百パーセントの力を出せる状況じゃない。でも（チームが）こういう状況で、もう負けられないから」と誰よりも勝利への執念を燃やした。
その言葉通り、チャンスになれば、すかさず前線に顔を出し得点を追い求めた。そして２点を追う前半３８分、ＣＫからヘディングで待望のゴール。だが公式戦６試合ぶりの得点も追加点を奪えず、闘将の奮闘をもってしても連敗を止めることはできなかった。
今季初先発でチームを鼓舞
◆堀之内 「守備の達人」が今季リーグ初先発を飾った。公式戦５試合連続完封負けのチームにあって、２９歳のベテランの存在は頼もしい限りだ。この日は細貝とボランチを組んだ。
最近の試合を振り返って、「内容的には悪くないと思う。１点取ることも大切だが、守備としては０点に抑えないといけない。結果を求めて気持ちで負けないように、前半から飛ばしていければいい」。いぶし銀の守備で、背番号２０が連敗脱出のキーマンになる。
|