私流、これが選挙だ!  

SGボランティア『選挙に行こう運動』 代表 矢萩幸一

【投票選択基準】                   

今の政治形態は全て政党中心政治ですので、全ての候補者選挙公約は、入る政党の政党政策に飲み込まれてしまいます。

その為、投票選択基準は政党選択から入るべきです!

◆過去の審判70% 未来の期待値30%を投票選択基準にする事が非常に大事です。

 そうすれば、政治家(候補者)達から裏切られないで済みます!

 

国政選挙の投票率低下が、大きな社会問題に成っています。

国政選挙は、主権者である日本国民が、国の運営を託す代表者を選ぶ大事な行事です。

また、選ばれた代表者(国会議員)が不適任であれば、次の選挙で辞めさせる事が出来るのも国民(主権者)の特権です。【日本国憲法・前文参照】

選挙の大事な意味は、国民が政治に参加する事です。また、政治に参加すればこそ、代表者(国会議員)の適任・不適任を判別し、国民審判を下す事が出来るのも選挙です。

よく、下記の理由で棄権する事が抗議行動と言われる人達がいますが、それは大きな間違いです。

1.誰に入れても変わらない!    2.入れる候補者がいない!

3.選挙時と当選した後ではガラリと変わるので信用できない!

4.たかが一票じゃないか!

棄権はどこまで行っても棄権で、政治不参加と同時に開票時には一票としてカウントされず幽霊票扱いに成り、有権者としての存在すら消えてしまいます。 決して抗議行動には成りません!

それでは、上記1〜4までの人達はどうしたら良いのでしょう?

※白票を投じるのも、一つの方法だと言えます!

白票は、無効票扱いに成りますが、立派に一票としてカウントされます。

なにより、もし白票が20〜30%位に成れば、大きな社会問題に成り、政治責任と同時に選挙制度改正まで踏み込む事に成ると思い、立派な抗議行動に成ります。     

『選挙制度を踏み込んで考えて見ましょう!』

現在の公職選挙法では、投票率で選挙成立を決めていません。

すなわち、投票率がいくら低くても選挙の成立に対して無関係扱いに成っています。

一票には、有効票・無効票・幽霊票とが有ります。

★有効票⇒投票に行き、決められた候補者の名前を投票用紙に記入し投票した票!

★無効票⇒投票に行き、決められた候補者以外の事柄を記入するか、白票のまま投票した票!

★幽霊票⇒投票所に行かず、棄権し投票されない票!

選挙成立の条件は、1人の候補者に最低投票率以上投票されれば、選挙が成立します。

また、トップ票獲得候補者が最低投票率以上の票を獲得すれば、当選確定します。

      最低投票率⇒有効投票内最低15%以上の票を言います!(公職選挙法を参照)

      投票率の低下が、いかに片寄った政治に成るかを、次に例として記載させて頂きます。

≪ 例 ≫    ☆1選挙区内全有権者数を1000人とします!

投票率30%(千葉県参照)投票者数333人(棄権者数667人)有効投票数320人(無効投票数13人)とします。

最低投票率15%(48人)⇒トップ票獲得候補者(48票獲得で選挙成立・当選確定)

上記で示すように1000人の有権者の中から、48人の票で選挙が成立・当選が確定したとしましょう。

当選した候補者は、応援してくれた48人の人達には目を向けるが、以外の952人の人達に対しては、真面目に目を向けようとはせん。

      これが、片寄った政治に繋がります!

当選させた48人の有権者が組織としたら明らかに組織頼みの選挙と成り、組織優先政治に成ってしまいます。

まさに、族議員と言われる人達です。

      もし、投票率が10%上がっていたら、全然変わった結果に成ったと思われます。

      族議員の人達は、大変困った結果に成ったと思います。

      現在、色々言われています年金制度&医療保険制度&増税問題含めた改革の信憑性が疑問視されていますが、全て選挙の低投票率と間違った投票選択から来ていると言えます。

有権者ご自身の政治に対する不満を、素直に投票選択基準にする事が大事なのです!

【一般票と組織票】

★一般票どこの組織にも属さず、有権者1人1人が自分の意志で投票する票!

     主にサラリーマン層(都市部集中型)を、そう言っています!

★組織票利害関係に沿った組織団体が、利害優先で候補者を押す票!

     各政党の組織力は、投票率と組織力とのバランスで優位が決められ、投票率が組織力のバランス以下に成れば力を発揮し、投票率が組織力バランス以上に上がれば組織力の力が低下され、組織が押す候補者は落選する可能性が大きく成ります!

現在の国政選挙は、衆議院≪小選挙区比例代表制(全国ブロック単位区割り)≫

参議院≪県単位選挙区比例代表制(全国区)≫で争われ、共に組織票と一般票の戦いと言われています。                                                                   

特に小選挙区区割り方法は、建前的には有権者数の頭割りに成っていますが、各地方自冶体境界線の便宜上、面積割りと同じ状況に成っています。

その為、都市部と過疎部の1区内有権者人数が大幅に違ってきています!

これが1票の格差に繋がっています!

全国平均投票率は、都市部の投票率が低くても過疎部の投票率が高ければ、全国平均で50%を越えてしまいます。

過疎部へ行けば行く程、郵便局・農協・建設業等の生活に直結している組織絡みが強く成ってきます。

しかし、地方も世代交代・経済環境等により、条件が変わって来ている事も事実です。

現在の低投票率は、都市部のサラリーマン層の政治無関心・選挙無関心が足を引っ張っているのが原因と言われています!

ちなみに我が千葉県は、30%台を行ったり来たりしています!

      関東各県の最近の国政選挙実績では、東京都・神奈川県がかろうじて40%台に乗せていますが、千葉・埼玉・茨城等は、全て30%台です!【2004年参院選挙までを参照】

(注)選挙は、ただ投票率さえ上がれば良いという訳では在りません。

大事な事は、間違った選択をしないと言う事です。2005年の衆院選挙は、まれに見る70%近くまで投票率が上がりました。しかし、結果は何も変わる事は在りませんでした。

その訳は、選挙の投票選択を興味本位で行った事が一番の原因と思われます!

【投票率と選挙制度】

現在の選挙制度は、全て公職選挙法で縛られております。

下記記載通り、改正必要な内容を見て頂ければ解る様に、現行公職選挙法が低投票率を後押ししている感がある為、高投票率を実現する為には改正が急務と思っています。

≪改正必要内容≫

1.投票日の複数日化   2.投票時間の前後延長   3.投票所の増設等です!

インターネット投票は、情報漏洩等の理由で難しいと考えます!

      電子投票制度は、住基ネット対応も含め、早急な実現を望みます!

      小選挙区の区割り方法を、完全有権者数区割り方法に改善し、一票の格差を無くす事!

☆これまで、選挙について様々な角度から申し上げて来ましたが、国政選挙の低投票率が現在の政治の片寄りに、いかに大きな影響を及ぼして来たか御理解頂けたと思います

★年金を良くしたい!  ★医療保険を安心なものにしたい!  ★増税は嫌だ!

等を良くする方法は、進んで政治・選挙に参加して国民審判を下す事が大事です。

政治家は、何よりも選挙の組織票が最大のポイントと思っており、票の流れが分かりづらい無党派層の政治参加を一番恐れています。

ですから、日本の将来&生活保障制度等(年金&医療&介護)を守る為の政治参加&選挙参加が必要なのです!

※最後に、選挙は如何に恐ろしいかを知って頂きたいと願っています!

それは、国政選挙(衆議院)で皆様から選ばれた政党&候補者の中から、最大議席数を得た政党&議員が政権与党の主導権を握り、そこから政権与党が生まれます。

その政党&議員の人達が様々な法律を作り、皆様方は作られた法律に従わなくては成らないと言う事です。

すなわち、選ばれた政党&候補者達の良し悪しで皆様の生命&財産&生活権が、大変な危機にさらされる事に成ると言う事です。

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