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ルース米駐日大使が着任 「日本を第二の故郷に」

2009年8月19日23時22分

写真:来日し、家族の前で声明を読み上げるジョン・ルース新駐日米大使=19日午後、成田空港、小宮路勝撮影来日し、家族の前で声明を読み上げるジョン・ルース新駐日米大使=19日午後、成田空港、小宮路勝撮影

写真:成田空港に到着し、手を振りながら車に向かうジョン・ルース新駐日米大使=19日午後、成田空港、代表撮影成田空港に到着し、手を振りながら車に向かうジョン・ルース新駐日米大使=19日午後、成田空港、代表撮影

 米国の新しい駐日大使になったジョン・ルース氏(54)が19日、着任した。弁護士出身で外交経験はなかったが、オバマ大統領を早くから支援してきた密接な関係を重視されて、対日外交を担う。

 ルース大使は成田空港に到着後、報道陣に声明を読み上げた。来年が現行の日米安保条約締結50周年であることを踏まえ、「我々は共に同盟関係を強化し、50年後には、より強力な政治的関係と豊かな文化交流を担うことができるだろう。日米が協力すれば達成不可能なことは何もない」と強調した。妻、長女(22)、長男(17)を伴い「日本が第二の故郷になれば、と楽しみにしている」と語った。

     ◇

 ルース大使と極めて近く、対日政策のアドバイザーを務めるダニエル・オキモト・スタンフォード大名誉教授は大使の着任に先立ち朝日新聞と会見、オバマ政権下での新しい日米同盟の姿を提唱した。世界を不安定化する脅威として「貧困」や「環境破壊」も含めた形で、両国が「安全保障のより広範な概念づくり」を主導すべきだと語った。(編集委員・加藤洋一)

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