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なぜ娘が来ない…山城さん密葬で弟が吐露

2009.8.19 05:03
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なぜ娘が来ない…山城さん密葬で弟が吐露
密葬に参列しなかった娘の南夕花。天国の山城さんは待っていたに違いない=1996年12月撮影【フォト】

 なぜ、父親の葬儀に来ないんだ…。今月12日に誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した俳優、山城新伍(享年70、本名・渡辺安治)さんの密葬が18日、故郷・京都市左京区の妙満寺で営まれた。喪主を務めた実弟の渡辺鎮雄さん(69)は、山城さんと絶縁状態にあった一人娘の女優、南夕花(42)が参列しなかったことに対し、「来てくれなくて残念」と胸中を吐露。亡き兄の無念を代弁した。

 黙ってはいられなかった。兄がかわいそうでならなかった。

 密葬はこの日午前11時から、妙満寺で鎮雄さんら親族と友人ら18人で営まれた。15日に横浜市内の斎場で行われたのに続く2回目。3時間ほどの法要の後、報道陣に囲まれた鎮雄さんは声を振り絞るように、今の心境を語り出した。

 「(兄の)女房は男と女だから、仕方ない。でも、血のつながった娘(南夕花)はどうして来てくれなかったのか。父親が死んだ報道を見聞きしたら、連絡ぐらいよこすのが普通だろう」

 鎮雄さんは悲しみと憤りをあらわにした表情。本堂の後方を小高い山に囲まれた寺の静寂が、時ならぬ兄を思う弟の思いでかき乱されたかのようだ。

 山城さんは1999年に夫人の女優、花園ひろみ(68)と2度目の離婚。その後、夕花も浮気などを繰り返す山城さんの言動に不信感をあらわにし、「父と呼びたくない」として父親の戸籍から自分の戸籍を抜いた。山城さんが昨年6月ごろから東京・町田市の特別養護老人ホームに入ってからも母娘は一度も見舞いに訪れず、山城さんからも晩年、「妻と娘には(訃報を)伝えるな」と“遺言”を残されてはいた。

 が、渡辺さんは吐き捨てるように続けた。「僕だったら、(親が死んだ時)そんな(連絡も寄越さない)娘には育てない。残念でならない」。山城さんの遺骨は今後、同寺に埋葬され、金閣寺の墓にも分骨される。

 山城さんは昨年ぐらいまで「娘に会いたい」が口癖で、それが本心だったはず。弔いの意思を示してほしいという弟の願いは、果たして姪の南夕花に届くのだろうか。



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