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ぐんぐん成長中の、中国金市場!!
更なる貿易の拡大、投資の導入を図り、高い成長の実現を目的に中国がWTOに加盟したのは2001年末でした。それとともに中央銀行は金市場について、一般の国民も参加できる体制を目指して規制緩和を始めることにしました。
WTO加盟以前の中国は、生産者から金を買い値段を決めて業者に販売するところまで、全て中国人民銀行が行なっていました。販売してもらえたのは決められた業者だけです。 2002年10月に初めて金の取引所「黄金交易所」が上海に設立、民間会社に対しての金の売買が解禁されました。それから5年経過した2007年、人民銀行はやっと「4大商業銀行」(中国工商銀行・中国銀行・中国農業銀行・中国建設銀行)を通すことで個人投資家に投資用としての金の売買を解禁しました。(それまで個人は、投資用として金を持つことを禁止されていました。そのため宝飾品需要が高かった訳です。)そして2008年1月上海の取引所で、金の先物取引所が設立されました。
先物取引が解禁されてから、上海先物市場は大変賑わいはじめました。個人投資家からの質問が殺到しており、取引口座数も日々増えてきているようです。
中国の先物市場は、「上海、大連、鄭州」の3か所にあり、「上海」は工業品の取引所、「大連」と「鄭州」は農産品の取引所です。
世界最大の先物業界団体である、FIA(米国先物取引業協会)が発表した、『2008年世界商品先物取引所・売買高ランキング』によると、世界第1位は米国 「ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)」、2位が中国 「大連商品取引所」、3位も中国 「鄭州商品取引所」 、となっています。4位は米国の、「シカゴ・マーカンタイル取引所」、5位米国 「ICEフューチャーズ・UK(旧NY商品取引所)」 そして6位は中国 「上海先物取引所」。 因みに日本の「東京工業品取引所」は、10位です。
お気付きの通り、売買高ランキングの上位すべてが米国と中国で構成されています。
株式と同様に商品先物取引においても圧倒的に米国が大きな地位を独占し国際標準となっていましたが、最近の中国市場の目覚しい躍進は米国市場に大きな影響を及ぼし、その地位を奪うかの勢いです。人口や急拡大する経済力などを背景に中国は、市場として成長と発展への圧倒的な可能性を秘めています。
そして、6位にランクインしている「上海先物取引所」は 2020年までに世界的な金融センターにするといった計画がありますが、現在は取引参加者が中国国内の投資家と企業に限られており、海外マネーは全く入って来ていません。 そのため金価格も、ニューヨークの国際価格と比べると誤差が生じています! 現在検討されている、適格外国機関投資家制度(QFII)が適用されれば、外国人投資家が中国の金取引に参入できるようになり、誤差もなくなることでしょう。そうなれば、「上海金取引所」は計画通り、国際的に認められるアジア最大のマーケットへ成長していきそうです。
その時、日本の東工取はどうなってしまうのでしょうか??
中国は、まだまだ伸びシロが長そうですね。
WTO加盟以前の中国は、生産者から金を買い値段を決めて業者に販売するところまで、全て中国人民銀行が行なっていました。販売してもらえたのは決められた業者だけです。 2002年10月に初めて金の取引所「黄金交易所」が上海に設立、民間会社に対しての金の売買が解禁されました。それから5年経過した2007年、人民銀行はやっと「4大商業銀行」(中国工商銀行・中国銀行・中国農業銀行・中国建設銀行)を通すことで個人投資家に投資用としての金の売買を解禁しました。(それまで個人は、投資用として金を持つことを禁止されていました。そのため宝飾品需要が高かった訳です。)そして2008年1月上海の取引所で、金の先物取引所が設立されました。
先物取引が解禁されてから、上海先物市場は大変賑わいはじめました。個人投資家からの質問が殺到しており、取引口座数も日々増えてきているようです。
中国の先物市場は、「上海、大連、鄭州」の3か所にあり、「上海」は工業品の取引所、「大連」と「鄭州」は農産品の取引所です。
世界最大の先物業界団体である、FIA(米国先物取引業協会)が発表した、『2008年世界商品先物取引所・売買高ランキング』によると、世界第1位は米国 「ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)」、2位が中国 「大連商品取引所」、3位も中国 「鄭州商品取引所」 、となっています。4位は米国の、「シカゴ・マーカンタイル取引所」、5位米国 「ICEフューチャーズ・UK(旧NY商品取引所)」 そして6位は中国 「上海先物取引所」。 因みに日本の「東京工業品取引所」は、10位です。
お気付きの通り、売買高ランキングの上位すべてが米国と中国で構成されています。
株式と同様に商品先物取引においても圧倒的に米国が大きな地位を独占し国際標準となっていましたが、最近の中国市場の目覚しい躍進は米国市場に大きな影響を及ぼし、その地位を奪うかの勢いです。人口や急拡大する経済力などを背景に中国は、市場として成長と発展への圧倒的な可能性を秘めています。
そして、6位にランクインしている「上海先物取引所」は 2020年までに世界的な金融センターにするといった計画がありますが、現在は取引参加者が中国国内の投資家と企業に限られており、海外マネーは全く入って来ていません。 そのため金価格も、ニューヨークの国際価格と比べると誤差が生じています! 現在検討されている、適格外国機関投資家制度(QFII)が適用されれば、外国人投資家が中国の金取引に参入できるようになり、誤差もなくなることでしょう。そうなれば、「上海金取引所」は計画通り、国際的に認められるアジア最大のマーケットへ成長していきそうです。
その時、日本の東工取はどうなってしまうのでしょうか??
中国は、まだまだ伸びシロが長そうですね。
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