サブカテゴリー

任天堂追撃へ!ソニーPS3値下げ

 家庭用ゲーム機の年末商戦が早くも始まった。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が18日、主力の据え置き型ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の新型機を従来機より1万円安い2万9980円(税込み)で9月に国内で発売すると発表。自社ゲーム機向けソフトのヒット連発で勢いに乗る任天堂を追撃する。

 PS3は任天堂の据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」とほぼ同時期の2006年後半に発売されたが、価格差などで「PS3の国内販売累計台数は半分以下」(ゲーム雑誌出版のエンターブレイン)にとどまる。新型機の価格はWiiより依然5千円近く高く、SCEの思惑通りに事が運ぶかどうかは不透明だ。

 SCEはPS3の新型機投入に伴い、ゲームソフトのラインアップを充実させ販売拡大を目指す。携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」についても、小型タイプの「PSPgo」を11月に発売し、販売をてこ入れする。

 迎え撃つ任天堂はWiiの09年4〜6月期の販売台数が前年同期の半分以下だったものの、岩田聡社長は「(ソフトの)ヒット商品が不在だった。挽回は可能」と強気。

 その言葉通り、7月以降に発売されたWii向け「モンスターハンター9」の初回の出荷本数は100万に達し、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」向けの「ドラゴンクエスト9」が発売1カ月弱で出荷本数350万を記録。出荷好調を追い風にゲーム機の販売増を狙う。

 米マイクロソフトは据え置き型ゲーム機「Xbox360」で、インターネットを通じたゲームソフトの配信を強化。一般利用者がつくったゲームを取り込んで遊べる独自のサービスも既に始めている。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年08月19日 19:09 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

クイックアクセス

ピックアップ

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲