SPSS Library
Contents1 デシル分析
デシル分析のためのデシル表と累計%の折れ線グラフを自動作成するシンタックスです。

    サンプルデータ decil_sample.sav
    シンタックス     decil.sps
    折れ線グラフテンプレート   graph.sct

この3つのファイルを同じフォルダに保存してください。

                                              ⇒ ダウンロード (LZH形式圧縮ファイル 16KB)

【サンプル実行の手順】
@ SPSSを起動し、保存したサンプルデータ「decil_sample.sav」を開きます。

A <ファイル>メニューの<開く>で<シンタックス>を選択し、保存したシンタックファイル「decil.sps」を開きます。

B シンタックスウィンドウの<実行>メニューから<すべて>を選択します。

C シンタックスが実行され、デシル表と累積%折れ線グラフが出力されます。
* 折れ線グラフには、2-8の法則に基づいて、累積金額の80%とランク2に参照線が引いてあります。
* 折れ線グラフの縦軸ラベルが「売上金額の累積%の平均値」となっています(集計データをグラフ化するために形式上出力されてしまいます)。正しくは「平均値」は削除してください。

D 以下の手順でデシル表の形式を整えます。
1) 出力されたデシル表をダブルクリックしアクティブにします。 ピボットトレイが表示されます(表示されない場合は、表をアクティブにした状態で<ピボット>メニューから<ピボットメニュー>をクリックします)

2) ピボットトレイで、
<層>にあるアイコン(10分位)を<行>に、
<行>にあるアイコン(人数や金額など)を<列>の一番下に、ドラッグ&ドロップします。

3) 一番下にある「合計」行のうち、「売上金額累積%」と「一人当たりの平均売上金額」の値は適切でないので、この二つのセルを選択して、キーボートでDeleteキーを押して削除します。

4) 表頭の「合計」というラベルを非表示にしたい場合は、ピボットトレイで「列」にある上の方のアイコン上で右クリックし、<すべてのカテゴリラベルを隠す>を選択します。

                                              ⇒完成したデシル表

注:このシンタックスを実行すると、サンプルデータが保存されているフォルダに「temp.sav」というデータファイルが保存されます。このデータはシンタックス実行後は必要ないので適宜削除してください。


【手持ちのデータにシンタックスを適用する場合の手順】
@ 手持ちのデータが保存されているフォルダにシンタックス「decil.sps」を保存します。

A SPSSを起動し手持ちのデータファイルを開きます。

B 売上金額の入っている変数の名前を 〔sales〕 に変更します。

C 上記【サンプル実行手順】のA以降と同様

・・・・シンタックスの詳細については、シンタックスファイル内のコメントを参照してください。

Contents2 年齢から年代の変数を作成するシンタックス
「年齢」の変数から 5歳刻み、10歳刻みの「年代」の変数を作成するシンタックスです。

    サンプルデータ                    age_cat_sample.sav
    シンタックス(5歳刻み作成)    age_cat_5.sps
    シンタックス(10歳刻み作成)  age_cat_10.sps

                                              ⇒ダウンロード (LZH形式圧縮ファイル 2KB)

【サンプル実行の手順】
@ SPSSを起動し、保存したサンプルデータ「age_cat_sample.sav」を開きます。

A <ファイル>メニューの<開く>で<シンタックス>を選択し、保存したシンタックファイル「age_cat_5.sps」もしくは「age_cat_10.sps」を開きます。

B シンタックスウィンドウの<実行>メニューから<すべて>を選択します。

C シンタックスが実行され、5歳刻みの年代変数〔age_c5〕 もしくは 10歳刻みの年代変数〔age_c10〕が作成されます。


【手持ちのデータにシンタックスを適用する場合の手順】
@ SPSSを起動し手持ちのデータファイルを開きます。

A 年齢の入っている変数の名前を〔age〕に変更します。

B 上記【サンプル実行の手順】のA以降と同様

Contents3 日付を表す文字型変数を日付型変数に変換するシンタックス
日付を表す文字型変数を、日付型変数に変換するシンタックスです。

yyyy/mm/dd で日付を表している文字型変数を mm/dd/yyyy 形式の日付型変数に変換する場合
    サンプルデータ     date_sample_1.sav
    シンタックス        date_create_1.sps
         例) 2001/02/03 ⇒ 02/03/2001

yyyy/m/d で日付を表している文字型変数を mm/dd/yyyy 形式の日付型変数に変換する場合
    サンプルデータ    date_sample_2.sav
    シンタックス        date_create_2.sps
             例) 2001/2/3 ⇒ 02/03/2001
                                              ⇒ダウンロード (LZH形式圧縮ファイル 2KB)

【サンプル実行の手順】
@ SPSSを起動し、保存したサンプルデータ「date_sample_1.sav」もしくは「date_sample_2.sav」を開きます。

A <ファイル>メニューの<開く>で<シンタックス>を選択し、サンプルデータに対応したシンタックファイル「date_create_1.sps」もしくは「date_create_2.sps」を開きます。

B シンタックスウィンドウの<実行>メニューから<すべて>を選択します。

C シンタックスが実行され、mm/dd/yyyy 形式の日付型変数〔date_new〕が作成されます。


【手持ちのデータにシンタックスを適用する場合の手順】
@ SPSSを起動し手持ちのデータファイルを開きます。

A 日付を表す文字型変数の変数の名前を〔date〕に変更します。

B 上記【サンプル実行の手順】のA〜Cと同様

C データ加工の中間変数〔date2〕が作成されるので、手動で削除します。

Contents4 RFM分析
RFM分析のためのRFMランクを自動作成するシンタックスです。

    サンプルデータ   RFM_sample.sav
    シンタックス       RFM_create.sps

                                              ⇒ ダウンロード (LZH形式圧縮ファイル 3KB)

【サンプル実行の手順】
@ SPSSを起動し、保存したサンプルデータ「RFM_sample.sav」を開きます。

A <ファイル>メニューの<開く>で<シンタックス>を選択し、保存したシンタックファイル「RFM_create.sps」を開きます。

B シンタックスウィンドウの<実行>メニューから<すべて>を選択します。

C シンタックスが実行され、データエディタに、顧客IDをキーとして「最新購入日から基準日までの日数」「来店日数合計」「購入金額合計」および「Rランク」「Fランク」「Mランク」を算出した新しいデータが作成され、出力ファイルに各ランクの値の範囲と人数が出力されます。

注:各ランクはほぼ同じ人数の 5 段階に割り当てられます。ランクの境目をまたがる同値のケースが存在した場合は、より低いランク(数値の小さいランク)に割り当てる設定になっています。


【手持ちのデータにシンタックスを適用する場合の手順】
@ SPSSを起動し手持ちのデータファイルを開きます。

A 顧客を識別するNOの入っている変数の名前を 〔id〕 、
購入日の入っている変数の名前を〔date〕に、
購入金額の入っている変数の名前を〔uriage〕にそれぞれ変更します。
注:このデータは、顧客IDと購入日をキーとして購入金額を集計した形にしてください。

B <ファイル>メニューの<開く>で<シンタックス>を選択し、保存したシンタックファイル「RFM_create.sps」を開きます。

C 以下の赤字の部分を修正し、F(最新来店日からの経過日数)を算出する基準日を設定します。
・・・
*最新の来店日から基準にする日にちまでの日数を算出.
/*!!!以下(12,31,2002)が基準日を指定する関数、この部分を編集します!!!*/
COMPUTE r_days = CTIME.DAYS(DATE.MDY(12,31,2002)-lastdate) .
EXECUTE .
・・・

D 上記【サンプル実行手順】のB以降と同様

・・・・シンタックスの詳細については、シンタックスファイル内のコメントを参照してください。