ロバート・ノバク氏(AP=共同) 保守系の論客ノバク氏が死去 CIA工作員の実名暴露【ワシントン共同】米メディアによると、政治コラムニストで保守系論客の第一人者、ロバート・ノバク氏が18日、脳腫瘍のため首都ワシントンの自宅で死去した。78歳。ブッシュ前政権下で中央情報局(CIA)工作員の実名を暴露、情報源の捜査、副大統領の側近起訴という一大スキャンダルに発展した。 イリノイ州出身。AP通信やウォールストリート・ジャーナル紙の記者を経て1963年に政治コラムの執筆を開始。政権中枢に食い込んだ鋭い筆致の記事は全米の新聞が掲載し、最も読まれるコラムの一つとなった。CNNテレビなどのトーク番組でも活躍した。 2003年7月、イラク戦争を批判していた元駐ガボン大使の妻はCIA工作員だとスクープ。戦争批判への反撃として政権高官がリークしたとの見方が広がり、司法当局が情報源を捜査。チェイニー前副大統領の首席補佐官だったルイス・リビー被告が偽証罪などで実刑判決(後に罰金刑に減刑)を受けた。 【共同通信】 |
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