家電量販のデオデオ(広島市中区)などの持ち株会社エディオン(大阪市)は18日、デオデオがミドリ電化(兵庫県尼崎市)を吸収合併して10月1日につくる新会社を「エディオンWEST」にすると発表した。カンパニー制も導入し、中四国、九州地方の営業戦略はデオデオカンパニーが担う形をとる。
合併は西日本エリアのグループ経営を強化し、デオデオのノウハウも生かして近畿地方を中心に出店を強めるのが狙い。デオデオとミドリ電化はこの日、それぞれ臨時株主総会を開き、社名変更などを決議した。エディオンWESTは本店を広島市中区、本社事務所を大阪市に置き、社長はエディオンの久保允誉社長が兼ねる。
カンパニー制では、中四国、九州を担当するデオデオカンパニーと、近畿を担当するミドリ電化カンパニーを設置。デオデオカンパニー社長は、エディオン副社長で現デオデオ社長の友則和寿氏が就く。両社が展開する店舗の名前は変えない。
一方、エディオン傘下で東日本を担うエイデン(名古屋市)は10月1日付で「エディオンEAST」に社名変更する。関東地方の営業を強化するため、関東にある店舗を、エディオン子会社だった旧石丸電気の社名にちなんだ「ishimaru(イシマル)」に11月下旬までに統一する。
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