Gゲージ鉄道模型・風雅松本亭
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風雅松本亭の超闇鍋
Gゲージ鉄道模型・風雅松本亭(http://www.g-gauge.jp/)
少々まとまった買い物をする際には、大抵の場合、秋葉原に在るヨドバシカメラAkiba店に行きます。拙宅から、それ程近いわけではない(遠くもない)し、便利なわけでもない(不便でもない)です。勿論、拙宅周辺や通勤途中に家電量販店や、カメラ系量販店が幾らでも在りますし、品揃えも充分です。ヨドバシカメラAkibaの接客応対は十二分な水準に達していると思いますが、他店に比べて著しく値段が安かったり、物凄く愛想が宜しいわけでもありません。それにも拘わらず、買い物する際の行き先はヨドバシカメラAkiba、です。
私の場合、店舗までの絶対的な距離は余り気にならないけれども、駐車場に入るのが面倒だったり、途中の道路の車線変更が面倒だったりするような、心理的な距離が遠い店に行くことは当然ながら行きたくありません。ヨドバシカメラAkibaに行く場合は、これらの心理的な遠距離感?を感じることがかなり少ないです。拙宅からは間違いなく高速道路に乗りたい程度は離れているし、ロングシートの電車に乗るとうんざりして嫌になる程度の距離は離れています。私は、通勤以外ではロングシートの電車なんかに乗りたくないので、当然自動車を自分で運転して買い物に行きます。往復のガソリン代と高速道路の通行料を併せて2000円程度は掛かります。かなり高く感じなくもないですが、この店に模型売り場があることを知っている愚息は「買い物に一緒に行くか?」と尋ねれば、まず断りません。愚息と2人分のバス代・電車賃を考えると、自動車利用の方が安く付きます。もっとも、買い物自体をしなければ一銭も掛からないで済むんですがね。
駐車場代も10000円以上の買い物をすれば2時間まで無料となるので、10000円分の買い物内容を頭の中で組み立ててから出撃します。5000円の買い物で2時間駐車場無料とか、7000円の買い物で2時間駐車場無料とかであれば、5000円なり7000円なりの買い物しかしないわけですから、この「10000円以上の買い物で2時間駐車場無料」と言うのは、良く考えられた数字です。5000円以上の買い物でも1時間は駐車場無料になるのですが、買い物の時間として1時間では物足りません。50000円以上買い物すると3時間駐車場無料でもあるのですが、50000円分の買い物と言うのは、かなり思い切った買い物なので心理的に抵抗感があるし、なによりも3時間も買い物をするのでは疲れてしまいす。10000円の障壁(笑)だったら、急いでいない品物であっても来店した序でに買って帰るつもりならば、難なく乗り越えることができます。なるほどねぇ。
その駐車場の件ですが、ヨドバシカメラAkibaの駐車場は開店直後の時間帯に行っても常に大部分の階層で満車の表示が出ていますが、アレは単に開場していない階層に関しては満車表示をしているだけのことのようです。店に行く時間が早いせいもありますが、私はこの店の駐車場に入るのに待たされた記憶がありません。確か、400台分程度の駐車場が地下に在る筈なので、秋葉原の量販店としては異例に大規模で、駐車し易いと言えます。
もう一つ、タワーパーキングではないために駐車場に入る車の高さ制限が緩いです。地上高制限は2.1mまでだったかな? 要するに平ボディーの2t車で買い物に行っても大丈夫なわけで、ちょっとやそっとのミニバンであれば「天井が低くて駐車場に入れない」と言うようなことは無い筈です。これに対して最大地上高1.5mまでと言うようなタワーパーキングの駐車場しか用意していない店は「ミニバンに乗った客は、ウチの店に買い物に来ないでくれ」と言う意思表示をしていると言うことに他なりません。これだけセダンの売れ行きが落ちて、ミニバンやRV車の売れ行きが伸びているにも拘らず、未だに1.5mシバリの駐車場しか用意していない販売店は単なるバカです。確か、石丸電器は本店店舗に最大地上高の低いタワーパーキングを併設していた筈ですが、別途(地上高制限の無い)屋外駐車場と契約していますので、これも立派な見識です。しかしながら、ヨドバシカメラAkibaの駐車場は店舗の地下に在るので店舗外に出ないで済むと言う利点があります。換言すれば、客を店舗外に出さないで済むと言うことです。
しかしなんと言っても、ヨドバシカメラAkibaの最大の特徴は模型売り場、玩具売り場が異様なくらい充実していると言う点にあると思います。子供連れ、家族連れで来店し易いようにしておいて、あれだけ模型売り場、玩具売り場が充実していれば、気が弱くて人の良いお父さんは、子供のおねだりを断ることは不可能です。要するに模型売り場、玩具売り場が在る階は、ヨドバシカメラにお布施を支払う場所でもあるわけなので、非常に良く考えられた売り場構成です。
別に私がジャスコの株主だったり、知人、友人、親戚にジャスコ関係者がいるわけではありません。例によって、相変わらずの贔屓の引き倒しみたいな文章ですので、眉にたっぷり唾でも付けてからお読みください。
私の日常的な食料品の買い物は、大抵の場合はジャスコで済ませます。よく考えてみれば、着ているものも1/4程度はジャスコで買った品物です。ヨドバシカメラも同様なんですが、ジャスコは拙宅からそれ程近いわけではない(遠くもない)し、便利なわけでもない(不便でもない)です。本当に絶対的な距離で言えば、拙宅から300m程の場所にイオン(≒ジャスコ)系列の中小スーパーマーケットが在り、イトーヨーカ堂は拙宅から1.5km程の場所にあります。ジャスコ自体ではありませんが、800m程度の場所にマックスヴァリュー(=ジャスコの小規模版)は在り、ジャスコ自体は一番近い店でも拙宅から3km程度の場所に在ります。でも、この一番近いジャスコには殆ど行きません。一番頻繁に行くのはジャスコ南砂店、2番目はジャスコ北戸田店、3番目、4番目は無くて5番目はジャスコ与野店です。当然ながら拙宅が東京都江東区に在って、勤務先はJR武蔵野線の西浦和駅の近所、とかではありません。拙宅も勤務先も、これらの3店舗とは縁も所縁も無いような場所です。
上述のジャスコ3店舗に行くためにはまともに通行料を払って高速道路を使い、往復で80kmとか100kmとか走りますから単純に日常的な買い物の行き先としては余りにも馬鹿げていますが、結局は愚息と一緒に写真を撮りに行く際に、序でに家内なり、母親なりから頼まれた買い物をジャスコで済ませるからこのようになります。拙宅では日常的に自動車に乗るのは私だけなので、飲料水、米、トイレットペーパーなどの重いもの、嵩張るもの、保存の利くものなどの買出しは、必然的に私の担当となります。拙宅全体としての日常的な買い物の頻度は当然ながら上述の「拙宅から300m程の場所のイオン(≒ジャスコ)系列の中小スーパーマーケット」が最も高いですが、あくまでも私の買い物する頻度としてはジャスコ率?が最も高くなります。
それではイトーヨーカ堂に不満があるのか、と言うと、品揃えも接客応対も決して悪くは無いのですが、上述の拙宅至近のイトーヨーカ堂は、幸か不幸か駅前の便利な商店街の中に在るので自動車で行くとなると歩行者が多い狭い道を通行せざるを得ないので少々厄介です。大体、今となってはジャスコに通いなれてしまったので、余りイトーヨーカ堂に行くつもりにもなれなくなってしまいました。上述の通り、拙宅内での私の買い物分担はあくまでも重いもの、嵩張るものが中心ですので、自動車が使いにくい場所への買い物はいささか敬遠したくなります。「駅前の便利な場所」と言う立地は歩行者が多い場所を通らざるを得ない場合が多くなり、自動車利用での買い物する際には諸刃の剣のようなもので、生憎ながら大抵の場合は厄介です。
それでは「一番近い店でも拙宅から3km程度の場所」に在るジャスコはどうかと言うと、この店はジャスコとしては規模が小さく売り場面積が狭いので面白くありません。個人経営の店であれば経営者との人間関係に基づいて買い物に行きますが、いわゆるスーパーマーケットであれば品揃えが全て、はっきり言ってしまえば小さい店には行く気にはなれません。だから、各店舗の駐車台数は耐え難きを耐え、忍び難きを忍んでも500台以上、出来れば800台、可能であれば1000台でも2000台でも3000台でも、多いに越したことはありません。売り場面積と言うものは大雑把に駐車場の広さにほぼ比例するからで、駐車可能台数の多い店舗は、当然ながら店舗自体の規模も大きいからです。5000坪の店舗で10台しか自動車を止められないとか、10坪の店に5000台駐車できる、と言ったことは通常はあり得ないからです。
もうちょっと序でのことを書くと、ジャスコ南砂店は同じ敷地内にドイト南砂店が在り、ジャスコ与野店も5分程度の場所にドイト与野本店が在ります。ジャスコ北戸田店も10分程度でドイト戸田店にたどり着けます。重くて嵩張ると言う点では飲料水も、米も、トイレットペーパーも、2×4用の材木も、砂利も、セメントも、本質的な相違はありません。ですから、このジャスコ3店舗は、私にとっては申し分の無い立地であると言うことが出来ます。「それだったら規模が余り大きくないドイトには見切りをつけて、ジョイフル本田+ジャスコの組み合わせにした方が良いんじゃないか?」と言うと、まさにその通りで、現在の新規開発目標はジャスコむさし村山店+ジョイフル本田瑞穂店、ジャスコ羽生店+ジョイフル本田幸手店です。この組み合わせであれば、2店間の移動距離は精々15分とか20分とかです。但し、拙宅からの距離はますます遠くなるし、何故か北関東にばかり近付いて行くのはどうしてなんだろうか(笑)。
義弟がお墓を買うことになったので少々付き合ってきました。「家は一生に一度の買い物」と言うような言い方を良く耳にしますが、それならばお墓の方は「2、3世代に一度の買い物」とでも言うべきものでしょうか。拙宅の墓地は都営某霊園内に在りますが、今から都営霊園内に新規に墓地を買い求めるのはかなり困難なようです。だからと言って正体不明の墓石屋?から買い求めるのも不安なので、結局は拙宅の菩提寺のご住職が始めた宗派不問の公園墓地の中で見つけました。
この公園墓地、拙宅からだと自動車で20分とか30分程度、義弟宅からでも30分とか40分程度ですからかなり至近の場所と言えます。実際問題として、余程信心深くない限りは頻繁に墓参に行くと言うことは難しいことです。乗換えが面倒だったり途中の道路が渋滞したりすることを考えると、どうも足が遠のきがちです。そう考えると、多少なりとも自宅から近い場所で、できるだけ頻繁に墓参に行ける場所に墓地を買い求める辺りが供養の第一歩じゃないかと思うわけです。義弟の両親は生まれも育ちも本州島内ではないのでどうしたものかと考えないでもなかったようですが、数年に一度しか墓参に行けない場所よりは現在の住まいから近くて墓参に行き易い場所の方が供養に繋がると、、、まぁ、そんな発想です。
墓地内の通路は概ね南北に通してあるので、お墓自体は西向き・東向きの2種類の立ち方になります。東向きの陣地?を確保すると西を向いてお参りするようになるので、若干価格が高いです。西方浄土と言うか、涅槃は西の方だから、と言うことなんでしょうか。仏教以外の宗教だったら西も東も無いようなものですが、日本国内から見るとエルサレムもメッカも、共に西の方になりますから宗派不問で値段が高くても納得できるようです。
掲示板にもちょっと書きましたが、風呂場と手洗いのリフォームをしました。当初、家内がこの話を持ち出した際に「風呂桶買ってきて自分でリフォームする」と反論したのですが、見事に却下されました。今にして思うと、、、思い止まって良かった(笑)。拙宅は築後50年を経過していて、風呂場周辺は最も古いままになっていました。1坪の風呂場の中に1/4坪程度の風呂桶とガス釜があり、屋内のガス釜ですから安全性を考慮して充分に換気するようにしてあるから寒いのなんのって、、、。風呂場のリフォームを考える人の3大不満点は「寒い」「狭い」「暗い」と言う点だそうですが、拙宅の旧風呂場も寒いと言う点では人後に落ちません。しかも、土間にコンクリートを直接に敷設しただけの風呂場ですから、周囲の床面に対してマイナス35cm位の段差があって、バリアフリーなんてクソクラエ状態になっていましたから酷い話です。
手洗いの方は、どのメーカーのものを見ても決定的な相違は感じられないので、設置後の保守の手間を考えて「フチ無し、トルネード洗浄」のTOTO製にしました。風呂の方は、色々と考えた結果、0.75坪の設置面積で1.0坪相当の浴槽が使えると言うノーリツ製のユニットバスです。どう言う仕組みかと言うと、設置面積以上に大型の浴槽を使って、寸法的に収まらない部分は壁を突き破って出窓を設置して回避すると言う発想です。建物外壁と塀との間隔が目一杯で出窓を作れないのであればこの方法は無理ですが、拙宅は出窓を作る程度の余裕はあったので、1坪の旧風呂場に0.75のユニットバスを設置して、余剰となった0.25坪を原資?に風呂場の横に廊下を作りました。従来は、誰かが入浴している時に手洗いへ行くためには、風呂場を強行突破するか、母親の部屋を迂回通行するしかなかったので、その不都合を改善するためです。流石の私にも、廊下が無いことを口実に、家内が入浴中の風呂場へ強行突入するだけの度胸はありません。
ユニットバスと言うのは面白いもので、カプセルホテルみたいになっているんですね。ユニットバスのカットモデルは、東新宿駅の近くに在る長府製作所のショールームで見ましたが、部材を組んで行けば風呂場が取り敢えずは出来上がる、収納箱のキットのようになっています。要するに建物の外壁があろうが無かろうが、極論をすれば野原の真ん中であってもユニットバスを置いてしまえば、少なくとも風呂場の中だけは非常に快適な空間が短時間で出来上がります。拙宅の場合は着工してからざっと2週間も経たない或る日、出勤前にはコンクリート打ちっ放しでモヌケの殻みたいな場所だったのが、夕方帰宅してみたら「ショールームみたい(愚息談)」な風呂場になっていてびっくりしました。
出来上がった結果は、、、今までの風呂嫌いは一挙に解消しました。「大嫌い!」と言う程でもなかったのですが「寒い」「狭い」「暗い」と言う3重苦が不満の原動力で、余り風呂に入りたいとは思わなかったわけです。当然ながら入浴中は全裸で風呂場に入らなければならないわけで、私は自宅であってもヌーディストを気取るつもりは毛頭無いし、ましてや寒風吹きすさびそうな真冬に冷え切った風呂場で熱湯を被っても快適でもなんでもありません。風邪を引かないための自衛手段として、従来は入浴時間は精々10分程度で済ませていたのですが、風呂場が改装成ってからは大抵は30分近くは滞留していますから、随分と劇的な変化です。
唐突ですが、自家用車を買い換えることにしました。それに先立って、過去に乗っていた自動車の話です。
最初に使っていた自動車は三菱のランサーと言う名の上級大衆車で、確か昭和47年式だったと思います。1200ccの直列4気筒エンジンを載せた車輌です。同時期の「デボネアに2000ccの直列6気筒エンジンの車輌があって、どうやらそのエンジンから2気筒分減らしたらしい」とか、「ヨーロッパでは2000ccのエンジンを載せて販売しているけれども同じ車体でエンジンだけ1200ccにして日本向けに売っている」とか、まぁ、詰まらない噂だけはいろいろと聞こえてきます。但し、2000ccのエンジンを1200cc化したと言うような話は本当らしく、実際にボンネットを開けると減らした800cc分?が収まるような隙間があって、その部分が吹き抜けになっていて地面が見えるのですからなんとも長閑な車です。
このランサー、1200cc車だけあって燃費が良く普通に街中を走って15km/lを切ることは一度もありませんでした。反面、ギヤ比は低くてうるさくて、高速道路に乗りっぱなしでも16km/lを超えることはありませんでした。エアコンは付いていなかったので仕方が無いから車載用の扇風機を買ってきて取り付けたし、そんな状態の自動車で、知人の結婚式に列席するために大阪まで自分ひとりで往復運転して走りきったのも今となっては良い思い出です。この車、友人から買ったのですが、買値は¥3000です。自動車自体はタダでくれると言うのですが、「カーステレオ代だけは払ってくれないか」と言われて、友人の希望の通りに¥3000支払って買い求めました。
2番目の車はマツダのファミリアで、角張ったハッチバックの、恐らくは一番たくさん売れたファミリアです。昭和54年式だったかな。これもまた友人から買い取った車ですが、上述のランサーに乗っていた友人とは別の人です。そのファミリアの持ち主であった友人からは「余り乗る機会もないし、松本さんと友達付き合いしているならば松本さんに運転してもらえば済むし、買わないか」と言われて買い取ったものです。「ランサーを買い換えたい」と日頃から口にしていたので、多少は気遣ってくれたのかもしれません。
このファミリア、今度の買値はランサーよりはもう少しまともで¥370000です。「金額は適当に決めてよ」と言われたのですが、そんなことを言われても中古車の相場なんて判りません。それでも「いいよ、任せるから」と言われてしまったので止む無くホリデーオートなんて雑誌を買って相場を調べて¥400000と言う買値を提示したのですが、「判った、¥370000で良いから、その代わりに差額で焼肉でもご馳走してよ」と言われて成約?したものです。2ドアハッチバックのこの車、車体が小さい割には物凄く大量の荷物が積めるし、6ftの角材なんかでも楽に載せることができてびっくりした覚えがあります。
その後、スキーをやり始めたのですが、そうなると4WDの自動車が欲しくなります。この頃には勤務先にカローラのライトバンがあって、その車がそれ程悪い車ではなかったのでカローラの4WDのステーションワゴン(≒カリブ)を買ったのが3番目の車輌で、私が始めて新車で買った車輌です。支払い総額は¥2400000だったか¥2600000だったか、その程度です。まだ独身だった時期の話ですから、ビンボボな私にしては随分と思い切った高額な車輌を買い求めたものです。
上級大衆車とは言っても元来ライトバンですから長い荷物も楽に載せることができます。ファミリアに6ftの角材が載ることには驚きましたが、この車はなんと8ftの角材が載ってしまいます。勿論、カタログ上の車内長は8ft(≒2438mm)なんてありませんが、本数が少なければリアゲートから入れてダッシュボードの下に突っ込むようにすれば問題なく入ってしまいます。その代わりに所詮は普通の乗用車を基にしたライトバンですから荷室の容積自体は小さいし、決して背の高い車輌ではないのでリアゲートの開口部が低く、ちょっと物足りなく感じていたことも事実です。
買い換えに辺って色々と悩みました。悩んでいる内が一番楽しいとも言えますが、、、。私は軽自動車のワンボックスワゴンにしようかと思ったのですが、家内にキバを剥いて反対されたので止めました。押し切って押し切れないことも無いんでしょうが、この先、何年も気に入るの気に入らないのと夫婦間での揉めごとの元になるようなことを抱え込みたくないし、、、。
私自身は職業運転手(=トラックの運転手)をやっていたこともあって、ワンボックスのワゴン車のような形状の車輌が好きです。理由は簡単で、変な乗用車よりも遥かに実用性が高いからです。大体、着座姿勢の高い車輌は見通しが良いので運転し易いです。その種の車は「横風に弱い」とか「高速コーナリングが苦手」とか言う欠点はありますが、横風の強そうな場所は減速すれば良いことだし、高速コーナリングなんて金輪際する気がありません。大体、田んぼの畦道に毛が生えた程度の拙宅付近の交差点で時速100km/hで突っ込んでいったら、、、こんなことは考えなくてもわかりますから高速コーナリング性能、なんてのはクソクラエです。大体、普段から高速道路を走っても合法的な速度でしか走らないから、空力特性なんてのもクソクラエです。
第一にDIYの資材の買出しに行ってたっぷり買い物しても余裕を持って積める、と言うことが選択する際の最大の前提条件です。その一方で、車輌は出来るだけ小さくしようと言うのですから少々矛盾してはいますが、同じ長さ・同じ幅の中で室内容積を犠牲にせずに荷室面積を広くするとなれば車高を高くするのが手っ取り早い方法です。車高を高くすれば着座姿勢が寝そべった感じにならないので、窮屈にならずに荷室を広く出来ます。ミニバンの設計で良くありがちな手法です。
第二に多人数が乗れる必要はありません。拙宅は現在4人家族ですが、これ以上家族が増えるのは、恐らくは息子が結婚した場合とか、孫が生まれた場合などしか考えられないです。それ以外の食客が増える可能性はまず考えられません。愚息は現在小学生ですから結婚だ孫だと言う頃には、次の車に買い換えている可能性が相当に高いと思います。それならば、次の車に買い換える際に考えれば済むことです。
普通の人がワンボックス車やミニバンを買うに際して一番気になる点は「タワーパーキングに入れない」と言うことではないかと思うのですが、これは全く気になりませんでした。自分で記憶している限りでは2年に1回程度しかタワーパーキングに入った記憶が無いからです。東京の都心部でしたらタワーパーキングは多いのでしょうが、私の立ち回り先は、東京の都心部であっても最低でも地上高2.1m程度以上の駐車場が殆どです。要するに、平ボディーの2tトラックが問題無く駐車できると言うことですな。
そんな訳で、最初に考えたのはダイハツ・アトレー7かトヨタ・スパーキーですが、ダイハツは(軽自動車の)アトレーをモデルチェンジしたものの(普通自動車版の)アトレー7の方は未だ新型を発表していないようです。アトレー7のOEM車であるスパーキーも同様です。車体を小さくして、荷物がたっぷり積めて、軽自動車ではなくて、と考えると、軽自動車を土台としたワンボックス車が候補になるわけですが、スバルのドミンゴにしても何にしても、この種の車輌では現役車はほぼ全滅のようで、買おうと思っても買うべき車輌がありません。現在乗っているカリブの車検が11月なので、うっかり待っていると車検を受けざるを得ない、、、つまり買い替えが2年先に伸びてしまうと言うことになります。
ファンカーゴ(トヨタ)やシエンタ(トヨタ)は格好が気に入らない、モビリオ(ホンダ)は意匠はすばらしいと思うのですが値段が気に入らない、デミオ(マツダ)は車高が低過ぎて気に入らない等々、色々と考えた結果、スズキのワゴンRソリオと言う車に決めるまで、文章では長々と書いていますがかなりあっさりと決まってしまいました。価格と、車輌の大きさを勘案すると、私の希望に合う車輌はソリ夫君ソリオしかなかったからです。それともう一つは家内が贔屓にしている男優氏がその昔にソリオのCMに出ていたので、不気味なくらいに呆気なく賛成してくれてしまったからです。
この車を買ったのは拙宅の近くの自動車屋さんで、お互いの先代から50年ほどの付き合いになる人です。此処の社長は少々そそっかしいけれど腕は良く、頼りになる人です。買い値は、先方の言い値で、多少は値引きしてくれますがこちらから値引きは一切要求しませんでした。私は他人から値切られることが大嫌いなので、他人に対して値切ることも絶対にしたくないからです。だから一切値切りませんでした。ホンのちょっとだけ、おねだりのようなことは口にしましたけど、、、。
ソリオ、と言うのは経済大衆車と言いますか、所謂リッターカー、ミニミニバン、です。従ってステータス性はほぼ皆無です。考えてみれば¥500万やそこらの自動車でステータスを主張しようなどと言うのは馬鹿げた話です。その程度の車だったら私の小遣いで簡単に買えます。別に見栄を張っているわけでもなんでもなくて、普通のサラリーマンでしたら誰でも新車価格が500万円程度の自動車だったら今日明日にでも簡単に買えます。カンの宜しい人でしたら、私が新車価格500万円の自動車を新車で買う、なんてことは全く書いていないことにお気付きだと思いますが、10万円程度も出せばクラウンとかセドリック程度の自動車ならば掃いて捨てるほど中古市場に転がっています。その程度の車を買ったら、その後でどの程度の維持費が掛かるかなんてことは私の知ったことではありませんが、10万円のクラウンなんて、珍しくもなんともありません。
所詮は価格下落の激しい世界なので、120万円のソリオだろうが500万円の所謂高級車だろうが、20年経ったら殆ど同じ金額になります。20年も乗った自動車だったら、、、たぶん下取り価格は余程人気があるか、希少性が高い自動車でもなければ0円に限りなく近い筈です。それだったらステータス性なんて考えて自動車を買っても意味はありません。クラウンが買いたければクラウンを買うし、私はソリオを買いたくなったので買った、とまぁ、それだけのことです。
「貧乏だからソリオしか買えなかったんだろう」と言われれば、それはまぁ、その通りではあります。それ以上に、私は自動車を弄ることや運転することは比較的好きな方ですが、決して趣味の対象だとは思っていないので、自分の欲しい装備が一通り揃っていて、快適に安心して乗ることができればそれで充分だと思っています。これがソリオを選んだ2番目の理由です。1番目の理由は?、それはもう、ラベンダーメタリック(≒ピンクメタリック)の塗装+ベージュの内装、と言う組み合わせの設定があったからです。ピンクじゃければ買う気はおきる筈がありませんから。
このソリオ、ミニバンの範疇に入る車輌だけあって背が高いです。当然ながらタワーパーキングなんかには入れません。従って床面も高いです。その程度は買う前から判り切っていたのですが、床面が高いと言うことはタイヤハウスの室内への突出量の少なさに直結します。以前に乗っていたカリブは普通の乗用車に過ぎなくて車内に大きなタイヤハウスの膨らみがあったのですが、車高が200mmも高いソリオには、ごく僅かな床面の凹凸程度のタイヤハウスしか車内にはありません。例えば、3尺の角材を荷室に積もうとした場合、カリブだったらタイヤハウスの関係もあって考えるまでも無く縦方向に積みます。ソリオだったらタイヤハウスが無いに等しいので横方向にでも問題無く積むことができてしまいます。
車体長が3500mmをちょっと超えた程度しかないのも特筆ものです。小回りが利く、と言う点では4400mmに近いカリブの適う相手ではありません。前にも書きましたが拙宅付近は元来、田んぼの畦道と大差無いような道路ばかりです。実際に田んぼを埋め立てて造成した分譲地なんだから当たり前の話ですが、4m道路同士の交差点の両側に電柱が立っている、、、なんて言うふざけた場所を曲がったその先の戦災バラックが拙宅なのですから、小回りの利く車輌でなければ使い物になりません。ソリオの最低回転半径はなんと4WD車では5.0mです。この短い車体で最低回転半径が5.0mもあるとは、どう考えても設計ミスとしか思えない数字ですが、車体の短さが幸いして苦も無く狭隘路を通過できます。私が検討した車種の中ではモビリオ(ホンダ)の最低回転半径が5.3mですからそれに次ぐ小回りの利かなさ加減なんですが、車体が短いので充分に補って余りあります。もしかしたら確信犯的な設計と言うか、車体の短さに甘えて回転半径を小さくすることに余り努力しなかったのかも。
その他、キーレスエントリーなんて小洒落た機能もあるし、顔つきは、流石にGM向け仕様があるからなのかEMD(=GMの機関車製造部門)のカウル型の車輌に似ていて中々精悍だし、と、すっかり気に入っています。定員乗って旅行に行こう、などと言う用途に使うことは無理ですが、日常の買い物の足代わりとか、写真を撮りに行くために脚立でも積んで行こうか(笑)などと言う用途にはぴったりの小ささです。実は、独自ドメイン(g-gauge.jp)を取得して引っ越した結果、@niftyに間借りしている私の陣地?はすっかり空き家同然になっています。ソリオのファンサイトでも立ち上げようかと考えている今日この頃です。
上の文章で「ソリオのファンサイトでも立ち上げようかと考えている今日この頃」と書きましたが、未だに着手する気配がありません。余り中途半端なものを晒すのもどうかと思うので、多分このまま構想倒れになってしまいそうな気がします。
それは兎も角、買ってからざっと1年経過して、9000km程走りました。着座姿勢の関係もあるのか、愚息をカリブに乗せると直ぐに気分を悪くしてほぼ乗車不可能な状態だったのですが、何故かソリオの場合は全く気分が悪くなると言うことがありません。乗車姿勢が路線バスにでも似ているのでしょうか?。そんなこともあって、写真撮影や普段の買い物にも一緒に出掛ける機会が多くなったので、走行距離も増えたのかもしれないです。カリブは15年乗って60000km前後しか走っていませんが、ソリオの方が今の走り方だと15年乗れば135000km、、、そんなに走る前に買い換えてしまうかもしれませんが。
実は先日、福島県まで行って来ました。福島県の小名浜港で福島臨海鉄道の撮影をして、猪苗代で沼尻鉄道(の保存車)の撮影をして、往復で750km程をざっと20時間で走ってきました。床面が高いからタイヤハウスの室内への突出量が少ないと言うようなことを書きましたが、このことはそのまま足の延ばし易さに直結します。私の足が短いからでもありますが、仮眠する際に助手席に座って背摺りを倒すと何処にも足が当たりません。同じ姿勢をカリブでやったら前輪のタイヤハウスに当たってしまう、それが嫌ならば運転席の方へ足をずらすしかないですが、そうすると今度は後輪への駆動系の収まっているフロアトンネルに足が当たります。結果として、カリブよりもソリオの方が遥かに仮眠し易いと言うことになります。自分の体力的なこととか、年齢的なことを考えると1日で500km程度が限度か?と思っていましたが、この分だと800km超は全く問題が無さそうなので、居住性が良いというのは素晴らしいことです。
エンジンが小さいせいもあってか燃費も良く、比較的平坦な常磐自動車道で測定した処、大雑把に1リッター辺り16km程度は走るようです。私は体質的に、と言うよりも暑がりなので、この数値は当然エアコン入れっぱなしでの話です。その代わりに坂道には弱くて、オーバードライブ状態では制限速度一杯で走るのも無理です。件の福島行で、往路の常磐自動車道では常時オーバードライブ入れっぱなしでしたが、復路の東北自動車道では常時3速で、4000rpm程度は廻していないと制限速度を維持することができない区間が連続します。ご承知の通り、栃木県の奥地の方から福島県の辺りはかなり勾配の連続する区間なので、非力な経済大衆車には少々辛い区間ではあります。違う路線ですが、横浜横須賀道路とか、中央自動車道でも3速までしか使わない(=オーバードライブが使えない)区間がかなり存在します。
どうしてもオーバードライブのままで走りたければ、速度低下は覚悟の上で登坂車線を使うことになりますが、1人乗車なのに登坂車線じゃなければ坂登りができない乗用車ってのもちょっとなんです。そんなわけで、復路は騒々しいのを我慢してかなりの区間を3速で走ってました。それでも、過去の経験では1リッター辺り13kmは切らないんじゃないかなぁ、と考えています。
正確には、辛うじて事故には巻き込まれなかったので「貰い損なった事故」です。某月某日、土砂降りの雨の日に、自動車で出勤する際の話です。
片側2車線の、制限速度60km/h・片側2車線の道路を走っていました。私は第2通行帯を制限速度ピッタリで走っており、左前方には第1通行帯を走る回送の路線バスが走っています。この状態で数km手前からず〜っと同じ状態で併走していますから、この回送バスも制限速度ピッタリで走り続けているはずです。緩い左カーブに差し掛かった辺りで、左後方からカブリオレが急速に私の自動車を追い抜こうとしています。体感的には30km/h位は速度差がありそうで、、、要するに先方は30km/h位は制限速度を超過している筈です。土砂降りの雨の日に、カーブしている箇所で制限速度を5割近く超過していそうな度胸のある人間が運転する自動車と拘わるつもりは毛頭無いので、アクセルを緩めて先に行かせることにします。
件のカブリオレ、予想通りに急ハンドルを切って私の自動車の前に車線変更して、左前方を走っている回送の路線バスを追い抜いて行き、そのまま今度は左折して行きます。左に車線変更したのではなくて「左折」です。恐らくは60km/h位の速度で走っているバスの、5mとか10m先に突っ込んで左折しようというのですから凄い度胸だと言うか、凄い運転技量だと言うのか、、、。次の瞬間、非常に興味深いことに気付きました。その場所は左折方向には擁壁はあるけれども道路はないのだ、と言うことです。更にその次の瞬間、横転しているカブリオレを見てしまいました。要するに、スリップして進行方向が左に90度向いてしまい、そのまま歩道の段差に乗り上げた結果として横転したと言うことです。横倒しとかそんな生やさしいものではなくて、床面が完璧に空を向いています。ご丁寧に、その場所にはバス停のポールが建っていて、見事にポールをなぎ倒して止まっています。バス停のポールの体積なんて極めて小さなものですから、素晴らしい確率でバス停に体当たりしたものです。
こちらは全く接触したわけでもなんでもないですし、回送路線バスとも接触していないらしいようすです。大体、その路線バスは何事もなかったように走り去って行きます。別に、事故の当事者でもなんでもないですから妥当な判断だとも言えます。なによりも、営業するために某駅へ向かう途中の話なので無関係な事故になんぞ拘わっていられないのは当然です。私もそのまま走り去ろうかとも思ったのですが、武士の情け?として車を止めて自爆現場に向かい、向かいながら119番に電話します。「事故なんですけど」とは話をしますが「場所は何処ですか?」と聞かれて咄嗟に説明できません。道路の名称は知っていますから明晰に答えることは出来ましたが、具体的に何町の何番地、なんてことは説明のしようがありません。「10年くらい前に息子のおむつをいつも買いに来ていたベビー用品店の直ぐ近く」なんてのは答えになっていないですね。拙宅から比較的近い場所なんですが、多少でも日常の立ち回り先から外れると随分と情けない状態になってしまうものです。
バス停のポールをなぎ倒していることを思い出したので、バス停の名前を告げたので場所の特定はできたと思うのですが、上り車線なのか、下り車線なのかを告げていないことに気がついたのは119番への電話を切ってから30分以上経ってからの話です。自分では冷静なつもりでも、実際にはかなり動転していたようです。ちょうど別の路線バスがやって来て、作業着を着た男性が降りて来て、私が電話を掛けているそばで救出を試みます。カブリオレを運転していたご本人は自力で這い出してきて、「何処か体を打っていないか?」と尋ねると「そこら中ぶつけてますよ」と明確な受け答えをするので、全身打撲とは言えども大怪我という程まででは無いようです。ガソリンも漏れている様子もありません。
とまぁ、話は此処までです。私は単なる目撃者に過ぎないし、この事故は単なる自損事故であって巻き添えになった被害者がいるわけでも何でもありません。私は医療関係の知識があるわけでもなんでもないのだから、これ以上同じ場所に居ても何らかの有益な行為を出来る訳でもないのだから現場に留まる理由はありませんので、救急車を呼んであることだけは告げてその場を後にします。左方向にスリップしてくれたから単なる自爆事故ですが、右方向にスリップしていたら中央分離帯に乗り上げていて、恐らくは私の自動車は止りきれずに突入してしまっていたと思います。さもなければ事故車を避けようとした私の自動車がスリップしてしまう筈です。その日は大安だったから被害が無くて済んだのか、出掛ける直前に家内から「貰い事故をしないように気をつけてね」と言われたことが功を奏したのか、それは定かではありません。
これだけの話ですから別に「もの凄く怖い思いをした」とか「もの凄くびっくりした」とか言うことではありません。いや、実はびっくりするような事態は、この事故現場を離れた数分後に起きました。隣のバス停の前まで行ったら、なんとそちらのバス停では5人くらいバスを待っている人がいるのです。カブリオレが突入したバス停は、幸いな偶然にもバスを待っている人は皆無だったので巻き込まれて怪我をした人はいなかったのですが、隣のバス停で同じ事故をやったらほぼ確実に人身事故です。思わず「うわ〜」と声が出てしまいました。
急に童話の話なんか始めると「何事が起きたのか?」と思われかねませんが、最近になってまとめて買ってみました。文章も絵も加古里子(かこさとし)さんと言う方の手になるもので、この方は工学博士の肩書きをお持ちでありながら、かなりの数量の童話をお書きになっていらっしゃる、ちょっと異色の経歴をお持ちの方です。 主人公はその名の通り、だるまの子供です。友達にはだいこくちゃん、てんぐちゃん、かみなりちゃんなど、どこかの国の神話に出てきそうな面々が居ます。右の写真の本は書名の通り「だるまちゃんとかみなりちゃん」 実は私、子供の頃には童話らしい童話をほとんど読んでいません。こういう育ち方をしてしまうと情操面で多少は問題があるかとも思うのですが、童話代わりは鉄道雑誌、国語の教科書代わりも鉄道雑誌、、、愚息も同じような育ち方をしています。童話の本も与えてはいるのですが、本人が鉄道雑誌の方ばかりを読みたがるので、だからと言ってそれを取り上げて童話の本をあてがっておくわけにも行きません。自分だって童話の本なんざ読みもしないくせに息子にばかり「読め、読め」とも言えないですから。 この「だるまちゃんとかみなりちゃん」は最近になって知った書名です。私が知らなかっただけで相当に有名な本のようです。何がきっかけで知ったかというと、実はこの本の登場人物?が都営交通の張り紙のなかに出てくるからです。どんなことでも鉄分が絡むのは、この趣味を持つ人に共通の精神的な欠陥ですが、張り紙を見ていて「これ、かわいいなぁ」と思ったのが買い求めた切っ掛けです。結構、この種のかわいらしい登場人物には弱いものでして、そう言えば学生時代に読んでいた漫画の本も、絵柄のかわいい登場人物のものばかりでした。但し、だるまちゃんのアニメも出ているのですが、アニメの方は可愛らし過ぎて少々印象が異なります。 |
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件の都営交通の張り紙、実は都営乗合自動車の車内に掲示してあったものです。だるまちゃんが線路に落ちてしまったので、友達のかみなりちゃんが迅速に非常釦を押したために、地下鉄ちゃん?は無事に事故に至らず停車することができ、それを見ていた駅員さんが力強く頷くと言うものです。張り紙自体の筋書きはそれだけのものですが、自分自身で、自分の育った環境に僅かながらの引け目を感じていないわけでもないので、機会があれば童話の本を手にしようとしている、、、とまぁ、そう言った次第です。(未だ生まれていないけれど)孫用に買ったと言う意味合いもあります。
内容は低学年向けの童話本ですからごく短いものです。表紙以外の紙質は薄めでお世辞にも丈夫そうには見えません。子供に与える本と言うよりは、ご両親がお子さんに読み聞かせするための本と言うべきでしょうか。「だるまちゃんとかみなりちゃん」に関しては、奥付の表示に拠れば122刷と言うことですから凄いものです。なお、私がこの本の紹介文のようなものを此処に書いたからといって、この本に鉄分はほぼ皆無です。唯一、かみなりちゃんの国の挿絵の中にプロペラ駆動の懸垂式モノレールのようなものが出てきますが、それだけの話しです。
コンピュータのハードディスクが、ほぼ危篤状態になりました。カラカラ音を立ててアクセスランプが点灯したままになるなんざ明らかにご臨終の前触れなのでバックアップソフトを起動してハードディスクの中味を引っ越して、、、と思ったのですが、既に手遅れでエラーが発生してしまってバックアップを取ることが出来ません。こうなってしまうと脆くも哀れなものです。インターフェイスの点さえ解決すればコンピュータと言うものはどんなことでも出来るわけでして、帳簿を付ける、手紙を書く、時間が来たらお湯を沸かす、他国の領土に向けてミサイルを飛ばす等々、どんなことでも出来る可能性はあります。反面、コンピュータが使えなくなってしまえば、今までコンピュータで出来ていたことが「どんなことでも出来」なくなると言うことです。
仕方が無いので、嫌々ながら新しいハードディスクとウィンドウズXPを買ってきましたが巧くインストール出来ません。ウィンドウズのインストールに失敗するなんて経験は初めてなんですが、何が原因なのかインストールは終わった筈なのに正常に再起動してくれません。こうなりゃヤケクソ、以前にインストールに失敗した筈のターボリナックスホームをインストールしたハードディスクからコンピュータを起動させようとすると、絶対に立ち上がらない筈のものが問題なく起動してしまいます。処が数日経ってみると今度はウィンドウズXPの方が起動するようになって、ターボリナックスホームは立ち上がらなくなります。
何かの祟りとしか思えないのですが、(1)ウィンドウズXPが立ち上がる日は絶対にターボリナックスホームは立ち上がらない、(2)ターボリナックスホームが立ち上がる日は絶対にウィンドウズXPが立ち上がらない、(3)KNOPPIXと言う名のリナックスのCDはどんな場合でも起動する、と言うことになります。「日が悪いのか?」とも思ったのですが、仏滅でもなんでもないし、大安吉日を選んでも結果は変わりません。可能性としては喪中なので毎年欠かさず初詣に行っていた身代わり不動参拝を今年は省略してしまったこと位ですが、親父がみまかった結果として喪中なのであって、私がみまかった結果として喪中ではないのだから、どうも不信心で罰が当たった結果としてコンピュータが不調になったのかどうか定かではないような気がしなくもありません。
こうなってくると本当に嫌気がさしてきまして、なんでコンピュータ如きのためにこんな苦労をしなければならないのか、腹立たしい限りです。自分のスキルの低さが原因では無いとも断言できないので、当然ながら誰かに八つ当たりすることすらできません。この手のトラブルは以前にも経験したことですが、パーソナルコンピュータと言うシステムだけに依存しきっていることにも問題があると思うわけです。そんなこともあって、所謂PCとは無縁の環境で色々な作業が出来るような環境作りを考えなければいかんと思っているわけです。「コンピュータに接続しないでもフィルムのスキャンが出来る」と言うことがウリのエプソンのPM-A950などと言うインクジェット複合プリンタを買い求めたのも、脱PC化計画の一環です。
それでも今すぐコンピュータを廃絶する、と言うわけにも行きませんからその後も試行錯誤を繰り返しましたが、現在ではターボリナックスホームがほぼ支障無く使える状態になっています。「それならばもう一度ウィンドウズXPを試して、、、」と思わないでもないのですが、どうも踏み切れません。結局は不信心が原因でリナックスの神様の罰が当たったからコンピュータが不調になったとしか思えなくもない状況なので、この上ウィンドウズを試すなどと言う神をも恐れぬ所業に踏み出すことは怖くてとても出来ません。勤務先では使っているソフトとの兼ね合いもあって、と言うかリナックス版の「桐」が出て来ない以上はウィンドウズ環境に甘んじているしかありませんが、せめて自宅では少数派気取りでリナックス環境1本槍で行こうかと思っています。なお、当然ながら使い始めたばかりですから、リナックスは相当に使いにくいです。不慣れだから仕方が無いですね。DOS環境からウィンドウズ環境に移行した直後の、丁度あんなふうな印象があります。
上の写真の左の方、白いノートPCの話です。知人に話すと「君には余り似合わないなぁ」とか「なんでピンクのPCじゃないの?」と訝られたりするのですが、白いノートPCを買いました。エプソンダイレクトの製品で
「Endeavor NJ1000 WhiteEdition」
と言う代物です。ホワイトエディションではない単なる黒っぽくて「ホワイトエディショ」ではない普通の
「Endeavor NJ1000
」
と名乗る機種もあるのですが、この手のイロモノには目が無い方なので、迷わず白PC?を選びました。差別化、のようなことは図られていて、シロの方は値段が高い分だけ無線LANの端末が内蔵とか、標準でコンボドライブを持たせてあるとか、その程度の違いはあります。
OSは当然ながらウィンドウズなんですが、敢えてVistaを選ばずにウィンドウズXPにしてあります。「“ウィンドウズPC撲滅計画”はどうなったんだ」と問われると答えに窮しますが、やはり少数派の荊の道を歩くのは疲れました。結局は安楽な道を選ぶことにして、ウィンドウズの世界に舞い戻ってしまいました。VISTAにしないのは現実に勤務先で使用しているソフトで未だ対応していないものがかなりあるからです。自宅に仕事を持ち帰ってこのシロでサービス残業をするつもりは毛頭無いから、勤務先で使っているソフトの対応状況云々なんてことは選択には無関係のようなものですが、家族が誰も使っていない、同僚が誰も使っていない、知人が誰も使っていないと言う孤立無援状態のOSを使うことはリナックスで懲りたので、枯れ具合が丁度いいXPにしました。半年ぐらい先になって買うのであれば、違う選択をした可能性は充分にあります。
ノートPCはデスクトップPCと比較するとやや汎用性に欠ける部品を使わざるを得ないので割高であり、そう言った点で好きにはなれないのですが、何分にも6畳間に家内と一緒に寝起きしていて、テレビ1台とPC用のモニターを2台と言う家具配置は狭過ぎてかないません。そのようなわけでコストパフォーマンスの悪さには目を瞑りつつも、久々にノートPCを選びました。私が15年前に初めて買い求めたPCはNヨCのPC9801NVと言うピンクのノートPCでしたから、考えてみれば本当に久し振りのノートPCです。他社製のノートPCでピンク色のものはあるのですが、ピンク色の製品に限って私の嫌いなメーカーの製品ばかりなのでピンクは諦めて、私が所有するに相応しく?清潔感を感じられるような白いノートPCにしました。
実際に使ってみると、、、タッチパッドの付いた機種なんて初めての体験ですから使いにくいこと夥しいです。ノイズレベルは20dBだったかですから、当社比で恐らくは一番静かな部類なので、本当に動作しているかどうか不安になるくらいです。今まで使っていた自作PCが騒がし過ぎたのでその反動ではありますが。まぁ、この辺りは良くも悪くも「慣れ」の問題だけなんでしょうねぇ。
元来、自作PCを使っていたのは徹底して自分でメンテナンスが出来るからです。普通の単なる激安的PCも同様ですが、汎用の部品を使っているだけであれば、壊れた部品を捨ててしまって別の部品に交換するだけで済むことですから誰だって修理が出来ます。、勤務先のPCもそう言う考え方で購入して、実際にそのようにメンテナンスをやってきました。総勢20台も無いPCをT技術課長と2人で「あーでもない、こーでもない」と言いながらメンテナンスをし、必要な部品類は型番を指定して秋葉原に出掛ける営業マン氏に頼んで買って来てもらうのですから自家製オンサイトサービス(笑)みたいなものです。これならば、勤務先のPCのメンテナンスは勤務時間中に済ますのですから、単にメンテナンスをしたかしないかと言うだけの話です。然しながら、自分が自宅で使っているPCのメンテナンスは自分のプライベートな時間にしなければなりません。必要な部品は、会社帰りに(余り行きたくも無い)秋葉原の部品屋さんで、自分で買ってこなければなりません。面倒臭いです。
自動車も同様ですが、私はPCをいじるのが好きです。そうは言うものの自動車もPCも趣味の対象とはなり得ないので面倒なメンテナンスは金で解決したい、、、と言うか、PCメーカーなり、拙宅の近所で営業している自動車工場の社長なりに、面倒なメンテナンスは全て任せきりにしたいと言うのが本音です。それならば、汎用性に欠ける部品を使ったノートPCだろうがなんだろうが、メンテナンス性の良し悪しなんてどうでも良いことになってきます。そうやって割り切るつもりだったら、ノートPCを選ぶことに何の躊躇いもありません。自分でメンテナンスをするつもりだったら、間違いなくノートPCは買わないですね。任せっぱなしに出来る相手が居るのであれば、この白いPCは気が利いていて良い選択だったと自画自賛しています。なんと言ってもBTOなので、余計なオマケを押し付けられない点が、このPCの最大の美点です。ワクチンソフトも付属はしてきますがインストールはしてありません。このシロPCを買う時点で一番気に入らなかった点は、私が嫌いなメーカーのワクチンソフトが付属してくると言うことだったのですが、インストールしていないのだから無罪放免です。いや〜、新しくて高速なPCは快適なものです。
新年になってしまってからこんなことを書くのも時季外れですが、今年の年賀状は全て年賀状作成ソフトで作りました。この種のユーティリティーソフトは小賢しい?と想う反面、便利だし微笑ましいものではあります。今までは家内に任せっぱなしだったのですが、家内は凝り性な反面性格がルーズなのでどう考えても間に合いそうにありません。数年前からこの手のソフトは欲しかったので、この際ですから思い切って買ってみました。この文章をお読みの方のうちの何名様かには年賀状をお送りしていますが、アレ、申し訳ありませんが全てソフト任せで作りました。横着したことは白状しておきます。
私が買ったのはクレオの「筆まめ」と言うソフトで、毎年1回バージョンアップしているらしく、私が買ったものはバージョン18です。クレオ自体は大昔から名前を聞いているメーカーですし、1980年代末期から連綿とこのソフトを出し続けているのですから、随分と立派な歴史の積み重ねです。実際に使ってみると「へぇっ」と思うくらい良くできています。恐らくは他社の年賀状ソフトでも同じ程度には簡単に、見栄えの良いものが出来てしまうのだと思います。年賀状作成ソフトと言うよりも「はがき印刷ソフト」と考えた方が的確だとは思うのですが、さすがに専用ソフトだけのことはあります。
実はこれを買うまでは「宛名印字は“桐”を使って、文面の方は“ワード”を使って」などと言うことを漠然と考えていたのですが、どうやら机上の空論に近かったようです。はがきの宛名面の郵便番号の枠の中にキチンと収まるように印字するなんてことは、なにも考えなくてもソフトウェアがやってくれますから、プリンタには単純に向きを間違えずに用紙(=はがき)を突っ込みさえすれば明示的に位置決めする必要なんてありません。文面の方も、眺めているだけでも飽きてしまうくらい膨大なサンプルが収納されていますので選ぶことが大変なだけで、作ること自体はなにの苦労もいりません。大体、この手のソフトの説明書などと言うものは金輪際読みたくない(オイオイ)ので殆ど直感を頼りに操作するのですが、それでも破綻をきたさないように出来ています。
因みにこの話を(自慢げに)勤務先でしたら総務担当者に泣きつかれてしまって、社長名義で出している年賀状制作をする破目になってしまいました。渡された住所録はエクセルのデータを単純にベタ打ちで印字したもので、ミスプリントはそのまま、相手の引っ越しもなにも反映していないデータです。それらの修正も済ませて自宅に持ち帰り、ゼロから住所データの入力を初めて120件ほど入力するのに3時間ほどで済みました。「半日掛かるかなぁ」と思ってやり始めた作業だったのですが、ソフトの方が適宜入力の補助をしてくれるようになっているので、予想していた以上に簡単に済ますことが出来ました。「3時間で終わった」と言う話をしたら、私に依頼してきた相手が想像していた以上に早く終わったらしく、絶句していました。「餅は餅屋」と言いますか、流石に専用ソフトだけのことはあります。
年賀状をつくるため「だけ」のソフトと言うのも随分と日本的なものですが、流石に連綿と歴史を積み重ねてきたソフトには、それだけの大きな利点があることを、改めて認識させられました。こんなことなら、もっと早くに買っておけば良かったと、後悔することしきりです。
以前に「銀塩カメラ買いたい病」だなんだと書いた記憶がありますが、今度はもうちょっと症状の軽い「レンズ買いたい病」になりました。なんで「レンズ買いたい病」の方が症状が軽いのかと言うと、カメラ本体よりもレンズの方が概ね単価が安いからと言う、たったそれだけの話なんですが、、、。それはさておき、我が愛機、ペンタックス/*istDSは税込3150円で売られているペンタックス純正の安いマウントアダプタを使えばプラクチカマウント(いわゆるM42マウント)のレンズが使えます。実際にはプラクチカマウントだったら全て使える、と言うことではなくて、絞り連動機構の関係でEBCフジノンやXRリケノン?などのレンズはちょっと問題があるのですが、判官贔屓で天の邪鬼の私はその種のまともなレンズは使うつもりが毛頭ないので無関係な話です。序でに、ヘリコイドリングとLマウント用のアダプタも入手済みですので、普通の屋外撮影に引き伸ばし用レンズを使うことだって可能なように準備だけはしてあります。
完全自動絞りだとか開放測光だとかAFだとか、と言う話は、近代的なレンズも持っていますのでそちらに任せておけば済む話です。それでもフォーカスエイド機能に頼ろうと言う辺りは老眼初期を迎えた中年男の悲しい処ですが、「レンズ買いたい病」の対象となるのはもっと原始的と言うか、プリセット絞りのレンズのように無駄に手間が掛かって面倒臭くて失敗の可能性が高いようなものに限られます、、、ひねくれてますな。そのような訳で、ペンタックス純正のレンズだったらスーパータクマーやSMCタクマーのようなレンズは現代的過ぎて面白くないからオートタクマー、激動の昭和期を生き延びることができなかったと言う悲痛な運命に浪花節的な美を感じてオリコール(ペトリ)とかオートミランダ(ミランダカメラ)とか、私は子供の頃から外国かぶれの非国民で舶来物が好きなのでロシア製レンズとか、そんなものばかりを考えている訳です。
今此処に、500円の焼き肉定食を用意している店が在ったとします。その隣には1000円で焼き肉ランチを用意している店が在り、向かい側には10000円で焼き肉のフルコースを出すレストランも在ったとします。恐らく10000円の焼き肉のフルコースが一番美味しそうには思いますが、500円の焼き肉定食の20倍美味しいと言うことは無いように思います。本当に焼き肉フルコースが焼き肉定食の20倍美味しかったとしても、財布の中身にどんなに余裕があったとしても、生まれつき貧乏性の私は精々1000円の焼き肉ランチで満足してしまいそうに思います。そう考えれば、余程酷いものでない限りは1000円焼き肉ランチ並みのレンズでも、充分に満足できそうだと思うわけです。
フィルムを使うのか、CCDなりC-MOSなりの電子的な撮像素子を使うのかと言う点を除けば、真っ暗にした箱にレンズを取り付けて画像を映して、、、と言う本質的な部分ではカメラの原理などと言うものは既に100年以上前に確立されており、それ以後何の変化も無いも同然です。そう考えれば、明日発売になるレンズだろうが70年前のレンズだろうが、マウントに取り付けることさえできればどうだってイイじゃないか、と言うことになります。
幸いにも現行のKマウントのペンタックスのカメラはレンズ交換するお遊びがし易いようにできています。ペンタックスのカメラを持っているのですから、まともに普通のAFレンズだけしか使わないのでは勿体ない話です。折角ですから、色々と遊んでやろうと思っていますが、拙宅にあるレンズの約半数が焦点距離50mm代のいわゆる標準レンズです。もっと違った焦点距離のレンズも買えばいいと思うのですが、何分にも値段の安いレンズには直ぐに目が眩む方なので、こればかりはどうにもなりません。安物に直ぐなびいてしまうと言う買い方はレンズに限ったことでは無いですが、、、。
三脚は余り使わないですね。最大の理由は持ち運ぶのが面倒なのと、模型の車輌を屋内で撮影するような場合を除いては三脚なんか使わなくてもブレない程度の写真が撮れる自信があるからです。その昔に、安物の三脚にカメラを取り付けておいたら雲台諸共石畳の上に転落させたことがあるので、それ以来必要以上に使わないようにしていると言うこともありますけど、、、。
三脚使うことの最大の欠点は、機動性が著しく落ちると言う点です。手持ちで撮影していて反対側の被写体を撮影する、、、言い換えれば、山側の被写体を撮影してその次に海側の被写体を撮影、なんてことをする場合には、その場で一本足打法?的に向き直せば済むことですが、三脚にカメラを取り付けていたのでは三脚の廻りをグルっと廻らなければなりません。多分、4、5倍の時間が掛かるでしょう。1台の三脚に10台くらいカメラを取り付けて、一斉にモードラで撮影するとか言うことを考えるならば話は別ですが、そこまでする気はないもんなぁ。
反面、ズームレンズは好きで常用しています。これまた機動性の問題に起因することで、特に鉄道写真をやっていれば当たり前の話ですが、こちらがレンズ交換をしている間に相手の車輌が止まって待っていてくれるわけではない以上、ズームレンズを使いたくなるのは当然です。レンズの光学的な性能を如何に云々しても、レンズ交換している間に被写体が通り過ぎてしまって写っていないのでは何の意味もありません。
考え方を変えれば、お金に余裕があるならば単焦点のレンズを揃えて鉄道会社に1億円くらい支払って、10分とか20分とか自分の希望の場所に自分の希望の車輌を止めて撮影させてもらう交渉をしても宜しいでしょう。大赤字を抱えて青息吐息の鉄道だったら交渉の余地はある筈です。
以上、相変わらずの暴論ではありますが、これは単に私の撮影スタイルはこうなんだ、と言う話です。誰に意見されても考え方なんか絶対に変えないぞっ(^^;;)。
愚息が撮影した写真は、私が撮影した写真とそっくりで区別が付かない、のだそうです(家内談)。自分でも写真を見比べて、撮影場所と撮影日時を確認しても戸惑うようことが無いわけではありません。私自身は単なる鉄道好き、写真好きな素人に過ぎないので大したことを教えたわけではありませんが、(1)車輌の頭から尻尾まで切れないようにしてようにして、(2)車輌が傾かないようにしなきゃダメだよ、(3)引きが取れるように、なるべく複線の向こう側の車輌を撮影した方がいいからな、(4)側面がちに窓配置がちゃんと判るようにな、とまぁ、多少の示唆はしているわけです。結果として、愚息が撮影した写真は、私が撮影した写真と似てくるのは当然とも言えます。
1コマごとに批評していたのでは、批評される方としてもイヤになってくると思うのでそれはしませんが、流石に中学生ともなるとかなりしっかりした写真が撮影できるようになります。自分が同じ年齢だった頃に撮影した写真と比べると、多分、愚息が撮影した写真の方が間違いなく多少は上等なようです。そう言えば、私は親父からは完璧マニュアルのレンジファインダーのカメラで、自分のカンを頼りに露出を決める方法は教わりましたが、構図云々なんて教わった記憶が殆どありません。反面、私は愚息には露出の決め方やピント云々なんて教えない代わりに、上述の構図決定4原則?だけは教えた記憶があります。AF・AEのズームレンズ付き1眼レフを持たせているのだから、ピントや露出の講釈を垂れても余り意味は無いです、、、。
実は最近になって、友人のご子息と一緒に、子供たちだけで撮影に行くような機会があるので、そんな時には撮影してきた写真をありがたく当サイトで使わせてもらっています。私と一緒に出掛けた際には、私も同じような写真を撮影しているので借用には及びませんが、何時までも父親と一緒に写真撮影に行くとは限りません。人生前半で体力が上り調子の愚息と比べて、人生後半に差し掛かって体力が下り調子になりつつある私と比べれば、今後、撮影できる写真に開きがあることは容易に想像できます。恐らく当面は愚息の写真撮影量が質・量ともに著しく多くなり、その後は私が隠居すれば逆転し、再度逆転する頃には愚息の子供(=私の孫)の写真撮影量が増大することが予想されます、、、ジジ馬鹿ですな。
画素数の多いものほど正義、でも、大した理由ではありません。あきれ果てるようなボロレンズのカメラでは議論になりませんが、他の条件が同一だったら画素数は多いに越したことはありません。「サービス判程度までしか引き伸ばさないなら***万画素機で充分」と言うようなことを書くのは、単にライターの能力が欠如していて、それ以外に低画素機種の優位性を訴求する方法を知らないだけの話です。私は、ライターでは無いうえに貧乏なので、わざわざ低画素機の優位性を主張するには「安く買える」と言う以外の表現を知りません。真正面から本職のライターが「この機種の最大の特徴は値段が安いこと」なんて毎回書いていたら、その内、原稿依頼は来なくなるでしょうなぁ。
いずれにしても30万画素のカメラで撮影した写真を何等かの方法で500万画素のカメラで撮影したものと同等に変化させる、と言うような方法が無い以上、事情が許す限り高画素数のカメラで撮影する以外に方法がありません。幾らでも撮りなおすことが出来る被写体ならば日光カメラで撮影しようが、ベス単で撮影しようが、1000万画素のカメラで撮影しようが勝手でしょうが、お子さんの入学式や卒業式とか、今月限りで廃車になる車輌の撮影に行くのにわざわざ低画素数の機種を選ぶ必要は無い筈です。
何でこんなことを書いたかと言うと、小型軽量で高画素で高倍率光学ズームレンズ付きで安い、、、と言う、カメラメーカーの人が聴いたら「ふざけるな、この野郎」と言われそうな機種を物色しているところだからです。たいした大きさではないと言うものの、愛用中のディマージュ7は、やはり日常的に持ち運ぶにはいささか面倒です。現時点での最有力購入候補機種はリコーのキャプリオR1です。ま、最有力候補は1週間単位で変わりますので、本当にこの機種を買い求めるかどうかは定かではないですけど。
最近になってデジタルカメラの画素数なんざどうでも良い、と思うようになってきました。100万画素もあれば充分だ、と言う訳ことではなくて、普通に販売されているカメラで画素数を気にしなければならないほどの淋しいスペックの機種なんぞは販売されていませんから、今更画素数を比較の対象にしても無意味ではないかと思うようになってきました。
実は日常持ち歩き用にリコーのキャプリオR1と言う400万画素のカメラを使っているのですが、画質は酷いものです。以前に使っていたコダックのDC280Jと言う210万画素のカメラに逆立ちしても追い付きません。デザインは良いし小型軽量で日常的に持ち歩いても邪魔にならないのでその点だけは気に入っているのですが、それだけの話です。誰かから「リコーのカメラを買おうと思うのですがどうですか?」と尋ねられれば間違いなく「止めた方が良いでしょう」と応えると思います。
現用中のペンタックスの*istDSは610万画素、以前に使っていたミノルタのディマージュ7は524万画素、そしてリコーのキャプリオR1は400万画素ですから100万画素づつの違いでしかありませんが、実際に撮影した画像を見ると画素数の違い以上のものを感じます。恐らくはCCDの大きさの違いに伴うダイナミックレンジの相違がそのように感じさせているのだと思います。1画素辺りの受光面積を考えれば、*istDSのそれはキャプリオR1の数倍の面積になります。
逆の考え方をすれば、キャプリオR1は無理して400万画素なんかにせずに300万画素以下にしておけばそこそこの画質だったのではないかと思う訳です。家内と息子に買ってやったカメラはキャノン製とニコン製でキャプリオR1よりもCCDが大きめで、なおかつ画素数が少なめの300万画素程度、価格帯もキャプリオR1と同等の機種なのですが、どうやって見比べてもキャプリオR1よりも画質は良いです。画素数の増加に伴ってCCDも大型化していれば話は別ですが、CCDの面積を小さくして画素数を増やせばダイナミックレンジは狭くなるからその分は電子的に補正する、と言う手法は口で言うほど簡単ではなくて、満足する画質を得るためにはCCDを大きくせざるを得ないと言うのが実情ではないかと思う訳です。
我が愛機、*istDSはAPS-CサイズのCCDを使って610万画素なんですが、願わくばこのサイズのCCDを使うならば800万画素程度までに止めておいて、APS-CサイズのCCDを使った1000万画素の「*istDS-1000?」なんて奇抜なカメラを作ることだけは思い止まって貰いたい処です。暫く前に某S社がレンズ一体型1眼レフ風コンパクトデジカメで1000万画素の機種を発表したようですが、お願いだからペンタックス社にはこのCCDを使ったデジイチを作ることだけは思い止まって貰いたいと言うのが偽らざる心境です。開発中止になったと言う噂のあるライカ判サイズのCCDを使った上級機に1000万画素のCCDを載せると言うのであれば話は別ですがね。
自分でデジイチ持っているのにこんなことを書くのもなんですが、本気で「デジタル1眼レフなんざ要らねぇや」と思っています。デジイチが欲しかったから買ったのではなくて、画質の良いデジタルカメラを探したらデジイチだったということです。画質さえ良ければデジイチである必要は無い筈です。ファインダーで画像を確認するための反射鏡がある限りは、どんなことをしてもシャッターを切った際のブラックアウトは避けられないし、当然ながら1眼レフでは動画撮影も実質的には不可能、バリアングルディスプレイもほぼ実現できません。ツマミを切り換えるとアイレベル・ウェストレベルの使い分けが可能なファインダーを装備した、、、なんて言う奇抜なバリアングルファインダー?の銀塩1眼レフを40年近く前にリコーが売ってましたけど。
そんなに気に入らなかったらレンジファインダーのカメラで良いのか?と言うと、そう言う訳には行きません。まず、私のような粗忽な年寄り?にはAE・AFは不可欠です。1眼レフでもレンジファインダーでもどんなカメラでも構わないんですが、今からコバンザメ的にAFを実現するには他社製1眼レフ用のAFレンズを流用してやるのが一番簡単です。AF機構はレンズに内蔵しているのだから、カメラ側でこれを制御してやれば良いだけの話です。要するに、
と言うことです。カメラとしてだけ考えるから小型化、小型化、とお題目を唱えなければならない訳で、フォトビューワー兼用?だと考えれば、少しくらい大きくたって腹は立ちません。
所詮はコンパクトデジカメなのだから、ピント合わせから、構図を決めることから、一切合財液晶ディスプレイで済ませればよいことですから、EVFも光学ディスプレイも一切省略します。その代わり、3.0型くらいの大きな液晶ディスプレイにします。以下、思井月光学株式会社が開発する予定の画期的なスペックの一覧です。
受光素子 | APS-CサイズCCD |
---|---|
画素数 | 600万画素 |
ファインダー | 3.0型液晶バリアングル液晶ディスプレーのみ、光学ファインダー無し、EVF不要! |
動画機能 | 800×600で30fps程度 |
レンズ | 各社1眼レフ用AFレンズが使用可能、レンズ交換式、マウントはペンタックス用、ニコン用、キャノン用、ミノルタ用、ついでにシグマ用(^^;;)の5種類をご用意、但し、自社ブランドではレンズなんか発売しませんので、何でも好きなレンズを買ってください。 |
記録媒体 | CF/SDメモリカードのダブルスロット |
電源 | 単3ニッケル水素電池6本使用可能、液晶を大きくしたのでいささか大飯くらいです |
大きさ・重さ | O社E-300と同等以下 |
予想実売価格 | 税込み¥60000でポイント15%還元(笑) |
こんなカメラが発売されれば、E社のRD-1の売れ行きは一挙に止まり、O社のE-300はレンズキット込み¥29800の投売りが始まり、P社のDMC-LC1の改良型発売の計画は一挙に雲散霧消するでしょう。カメラマニアにはボロクソに叩かれそうな内容ですが、市場が我が社に味方してくれますから、来年度中には東証1部上場も夢ではありません。但し、間違っても「デジカメ」として売る訳には行きません。「デジカメ」と言う単語は三洋電機だったかの登録商標の筈ですから、あくまでも「デジカメ」ではなくて「デジタルカメラ」と真正面から名乗りを上げなければダメですね。
キャノンの「パワーショットA650IS」と言うカメラを買い求めたことは他のコンテンツに書きましたが、恐れていた?通り、拙宅唯一のデジイチであるペンタックスの*istDSを使う機会が激減しています。画質は、、、幾ら普及価格帯の旧型機種とは言え、間違いなく*istDSの方が宜しいです。このサイトに上梓するようにサイズを小さくすれば判らないんじゃ無いかと言うと、、、判ります。一目見ただけで、パワーショットで撮影したのか、*istDSで撮影したのか、判然とします。私はどのカメラで撮影する場合でも、必ず「最高解像度・最低圧縮率でjpg保存」としてますが、同じ条件で比較しようが何をしようが、画質の差は歴然としていて*istDSの圧勝です。
もっとも圧勝するのは当たり前の話で、パワーショットA650ISの買値は*istDS本体の買値のやっと2/3程度です。この上更に、*istDSの方には税込80000円近い金額で買った広角ズームレンズだとか、f2.8通しの標準ズームレンズだとか、パワーショットA650ISの本体1台分よりも高額なレンズを取り付けて撮影するのだから画質に大差が無かったら泣けてきます。価格だけで品物の性能を判断することは出来ませんが、価格は品物の内容を評価する際の格好の指標とはなり得ます。
当然ながら拙宅比最高性能(笑)の*istDSにしたところで、他の高性能なカメラと比べれば足元にも及ばない筈です。例えばキャノンのEOS-1D系だとか、マミヤのZDだとか、実売価格が100万円を前後するようなカメラと比べれば、比べる前から勝敗は明らかです。それでも値段なりに応分の画質や機能が得られればそれで不満は無いわけで、*istDSとパワーショットA650ISの画質、機能、などを比較すると、両者の差異は受け入れ得る範囲内だと割り切ることが出来ます。要は割り切れるか割り切れないかと言うことで、掛かった費用の多少を考えれば、支払った金額なりの性能ならばパワーショットA650ISが見劣りしても納得できると言うことです。
そのようなわけで、画質に差が付こうがどうしようが、毎日持ち歩くカメラとしてはパワーショットA650ISの方に軍配が上がります。「気合いの入った撮影行」とかでしたらデジイチを担いで行くことは苦痛ではないですが、私がコンパクトデジカメを買う理由はあくまでも日常的に、通勤途中に写真撮影をすることが目的です。色々と小細工は弄しているので電車もバスも、ほぼ確実に座ることは出来るんですが、それでも嵩張るデジイチを持って毎日電車・バスで通勤するのはいささか苦痛です。
パワーショットA650ISにしたところで最近の薄いカメラに比べると大型で、重くて、厚ぼったくて、と不満はあります。それでも1/1.8型なり1/1.7型なりの受光素子は譲れないところです。単3電池が使えないデジカメも使いたくないので、これも大型化、重量化の大要因であるとしても「仕方がないから我慢するかぁ〜」と割り切る原動力となります。割り切れてしまいさえすれば、「デジタル1眼レフなんざ要らねぇや」と言う暴言を吐ける境地に解脱できる?と言うことです。
それでは「どの程度の“画質の差”だったら我慢できるのか」と言うと、これは微妙な話です。所謂「ブツ撮り」とでも言うように、自宅で余り制約無く撮影したような場合は、やはりパワーショットA650ISで撮影した写真はなんとなく気に入りません。*istDSの方が画質が宜しいと判っているならばそちらを使えば済むことなのに、敢えてパワーショットA650ISで撮影すると言うのは、率直に言って横着に過ぎません。「横着したなぁ」と言う精神的なバイアスが掛かった状態で自分の撮影した写真を見れば、拙い点が目立つのは当然です。反面、外出先で偶然見掛けた世にも珍しい車輌を偶然にも撮影できれば、かなりの確率で良い写真に見えてきます。これは当然ですし、私の通常のメラの使い方を勘案すると、「外出先で偶然見掛けた世にも珍しい車輌」を撮影する機会に恵まれるのはパワーショットA650ISの方である確率が高いです。なんだ、結局は画質に無関係じゃないか(笑)。
今まで散々に「デジタル1眼レフなんざ要らねぇや」と暴言を吐き続けてきましたが、ようやくレンズ交換可能で、1眼方式で、充分に大きな受光素子を持ったカメラが発売になりそうです。2008年(平成20年)8月5日にニュースリリースが発表された「マイクロフォーサーズ」と言うヤツです。1眼方式は撮影用レンズがファインダーと共用できる優れた方式ですが、そのためには従来はレフレックス方式にしなければならなかったわけでして、あれは必要悪以外の何者でもないわけです。1眼方式を実現するために1眼「レフ」方式にしてあっただけで、フランジバックが短いために「レフ」ではない1眼デジカメにしかならない(=1眼“レフ”にしないで済む)マイクロフォーサーズの規格は、個人的には願ってもない方式だと思っています。
マイクロフォーサーズ規格はあくまでもコンパクトデジカメの延長線上にあるものと認識しています。デジイチの市場占有率が20%にも満たないで、重い、大きい、不格好、とか言う理由でデジイチを敬遠してコンデジを買う人の数は予想以上に多いようです。鉄っちゃんとカメ小(カメラ小僧)だけがカメラユーザーだと思っているととんでもない勘違いをしてしまいそうですが、考えてみれば知人・友人・同僚のなかで、デジイチを持っている人は鉄っちゃんと写真関係の本職の人以外では皆無です。そう言った状況の中で、コンパクトデジカメのユーザーを取り込むことが出来て、しかもこの種の量販価格帯の品物に強そうなパナソニックが陣営に加わっていると言うことを考えると、マイクロフォーサーズ規格の前途は比較的明るいんじゃないかと思います。
私の場合、デジイチを使っている理由の第一は画質が良いこと、第二はレンズが交換できることです。ライカ判換算で20mm〜500mm相当程度の25倍光学ズームレンズとかが付いているカメラで、せめて1/1.8型以上の大きさの受光素子が載っているカメラがそこそこの価格で売られていれば飛びつくかも知れませんが、どう考えても25倍光学ズームでまともな画質のレンズなんて私の存命中に発売されそうにないような気がしますから、面倒だけどレンズ交換できると言うことは必須条件です。要するに、私が欲しいのはライカCLE・ミノルタCLEみたいなカメラで、超広角レンズも、超望遠レンズも、普通に明るい単焦点レンズも、高倍率ズームレンズも、そこそこの価格で入手できるカメラシステムと言うことです。ペンFデジタルとか、オート110デジタルとかでも構わないんですが、画質が良くて、使い勝手が良ければデジイチと言う方式に拘泥する必要性は何もないわけです。
本音を言えば既存のレンズ資産を生かすことが出来るという点でペンタックスのKマウントレンズが使えるレンズ交換式のコンパクトデジカメが出て来てくれればそれでも良いんですが、ペンタックスの現状を考えるとそんなものが出て来る可能性は未来永劫無さそうだし、フランジバックが45mmもあるようなカメラのレンズを使えば巨大なコンパクトデジカメ?しか出来そうには無い、、、そんなことを考え併せると次の購入候補機種はパナソニックかオリンパスのマイクロフォーサーズ規格の機種に自動的に決まってしまいそうな気がします。
企業規模が小さいせいもあるのでしょうが、何回モデルチェンジをしても焼き直し新製品しか出て来ないと言うか、焼き直し程度のものしか出せないのでは? こう書くと「お前はペンタックスユーザーなのに辛口じゃないか」と批判を受けそうですが、事実がその通りなんだから仕方が無い。ペンタックスが3回モデルチェンジをしたとすれば、そのうちの2回は単なる焼き直しなんで無意味ですって、あ〜あ、本当のこと書いちゃったよ(笑)。愚息のカメラも含めて、拙宅はペンタックスのデジイチでシステム化?してしまったので、今更どうしようもない、だから仕方が無いから今後も使い続けるつもりではいますが、今から新規に買うのであれば間違ってもペンタックスとニコンだけは買わないと思います。
K10だったかの宣伝で「画質革命」とか言う文言を使っていますが、あのカメラで画質革命って、、、それは無いだろうと思うわけです。画質革命と言う言葉は645デジタルまで使わずに待っていて欲しかったと思います。コンパクトデジカメも、最広角側が未だにライカ判換算で35mm程度の画角のレンズを付けたカメラしか出してこないし、28mm相当の画角のレンズが付いたカメラなんてごく一部です。「画質革命」と言うのであれば、コンパクトデジカメにAPS-CサイズのCCDを載せるとか、そう言う機種が欲しいです。
知人から「ペンタックスのカメラを買おうと思うけどどうでしょう?」と尋ねられたら、、、「止めなさい」とは言わないけれど、巧く話を逸らせて他社製品を薦めます。まともな新製品が出て来ないカメラメーカーのユーザーは寂しい思いをします。レンズメーカーが対応マウントのレンズを出してくれないカメラメーカーのユーザーは悲しい思いをします。余りにも気分が落ち込んでゆくので、ペンタックスの株は持っていたけれど売り飛ばしてしまいました。
私自身でキャノン製品を使った経験は、最近になってパワーショットA650ISと言うカメラを買ってからのことに過ぎないですからごく僅かですが、間違いなく優れたメーカーだし、優秀な製品を数多く出していることは疑う余地がありません。話がいきなり古くなってしまいますが、キャノン7に50mmf0.95なんてレンズを付けた組み合わせは、もうこれ以上銀塩カメラは進歩する必要が無いんじゃないか(オイオイ)と思わせるような究極の組み合わせとも言えます。企画を立案する能力の点でも、その企画を具体化する技術力、資金力の点でも、現時点でキャノンは日本のみならず世界中を見渡しても最上位にあることは疑う余地が無いように思います。
それでは何が気に入らないかと言うと、一番売れているカメラメーカーであると言う点が気に入らない(笑)、次に気に入らない点は我がペンタックスよりも品種が豊富で食指を動かされる製品が多くて実際にキャノン製品を買ってしまわざるを得ない状況に遭遇させられるわけで、キャノン製品を買うと何となくペンタックス革命党の闘士である私がキャノン帝国の軍門に下ったような気分になるからです。気に入らなければ買わなければいいだろうと言われればそれまでなんですが、メーカー不問でカメラを物色していると気が付けばキャノン製品に行き着いてしまうわけで、判官贔屓の私としては多いに気に入らないわけです。無いものねだりの裏返しみたいなものですね。
その昔に、フジカST-701と言うカメラを買おうかと思っていたことがあります。普通のTTLの1眼レフで、プラクチカマウントです。要するに、私の親父が持っていたペンタックスSPのレンズを拝借するからには、プラクチカマウントのカメラでなければ困るわけです。生憎、貧乏中学生の悲しい処で新品のフジカST-701なんてカメラには手が届かないので、中古のマミヤ500DTLと言うカメラに落ち着いてしまいましたが、、、。要するにこのメーカーは、以前は旭光学(ペンタックス)になびいてプラクチカマウントのカメラを製造販売していたのですが、フジカが裏切ったのか、ペンタックスが見捨てられたのか、今ではニコンのカメラを焼き直したデジイチを販売しています。
最近になってフジフィルムのカメラを意識し始めたのは、キャノンのパワーショットA650ISを買って、このカメラが結構気に入っているからです。高級コンパクトデジカメの性能と言うのはバカに出来ないものがあるので、それだったらパワーショットA650ISに止まらずに、もう1台くらい予備機があった方が好都合だし、そう思って目を付けたのがS9100と言うカメラです。フジフィルム風に表現すれば「ネオ1眼レフ」でして、「ネオ1眼レフ」なる表現は無い物ねだりみたいで貧乏ったらしいとも言えますが、レンズ交換をしないで済む分だけ使い勝手が良いとも言えます。逆説的に考えれば、レンズ交換が出来ない分だけ使い勝手が悪いとも言えるわけです。ま、この辺りは考え方次第です。
自分が持ち歩くカメラが小型・軽量でなくても構わないのであれば、このくらい大きいカメラも悪くはありません。私は既に日常持ち歩き用にパワーショットA650ISを持っていますから、もう一台のコンパクトデジカメは、大柄なカメラでも余り支障はありません。だけど、コンデジ売り場でこのカメラを見掛けると、びっくりするくらいに大きいですよ。
私自身のカメラの使い方を考えると、単3電池、バリアングル液晶、ライブビュー機能は譲れない点ですが、S9100だったらこの3要素は揃っています。強いて気に入らない点を上げると、今となっては前時代的なXDピクチャーカード+コンパクトフラッシュと言うメディアを使う点と、流石に「ネオ1眼レフ」を名乗るだけあって、巨大です。恐らくは、オリンパスの大抵のフォーサーズ規格の1眼レフカメラよりも大きそうです。大きさの問題は、恐らくはこのシリーズ用に既にダイキャストの金型を作ってしまっているのでしょうから如何にもならないのでしょうが、今年の末にS9200と言う後継機種でも発表されて、SDメモリカードが使えるようになっていて、更に60000円以下の金額で販売されるようであれば、食指は大いに動かされそうです。出てこないだろうな(笑)。
中級以下のカメラ専業のメーカーです。特に好きなメーカーという訳でもないのですが、過去に2台ほどリコーのコンパクト・デジカメを使ったことがあります。1眼レフは、銀塩カメラの時代にはプラクチカマウントとかKマウントとか、要するにペンタックス(旭光学)と互換性のあるマウントを装備したカメラを販売していましたが、デジイチは作っていません。銀塩1眼レフにしても普及価格帯のモノばかりですが、それでもこの会社の最大のヒット作は「オートハーフ」だった筈ですから、メーカーとしての特性は自ずと知れようというものです。
恐らく高級機種、高額機種は不向きだと思うのですが、そのせいもあってか突然変異的にGRだとかGRデジタルなんてカメラが出た途端に、見ている方が恥ずかしくなるような力み過ぎた専用サイトが立ち上がります。それでも、どんな機種でも専用リチゥムイオン電池以外に普通の単3やら単4やらのアルカリ電池などが使えるようにしてあるのは、大きな美点です。はっきり言えば売れてないから専用電池を使わなくても(買ってもらえなくても)カメラを動作させるようにしてあるのだと思います。大量に売れるメーカーの製品だったら販売店も専用電池の在庫を持ってくれましょうが、そうでなければ恐らく販売店にそっぽを向かれます。
同程度のスペックのカメラ同士での比較でキャノンやニコンの製品の3割高、4割高の売価設定が普通、と言う印象を受けます。欲しいかどうかと言うことならGX-8やGX-100は欲しい機種の1つではある(あった)のですが、大手カメラ量販店の売価がGX-100で税込60000円を超えているようではちょっと、、、コンパクトデジカメの中ではハイエンドと呼ばれるキャノンのパワーショットG9でも、そんな売価は付かない筈です。それではそこまでの金額を支払って買うだけのアドバンテージがGX-100にあるとも思えません。コンバージョンレンズを使わなくても広角側の画角がライカ判換算で24mm相当と言うのは大きな美点ですが、キャノンがGX-100を作ったら間違いなく税込実売50000円以下には出来ると思うので、あいにく財布を開くわけにはゆきません。
もう一つ気に入らない点は「スライディングレンズシステム」と言う奴です。完全沈胴式のズームレンズで高い倍率を実現するためには単純に沈胴しただけでは完全沈胴にはならないので、レンズ収納時にズームレンズの何群かを光軸からずらして収納しようと言うものです。これを実現するために相当に苦労しているらしいですが、光学精度を低下させるようなリスクを犯してまでそんな奇妙な仕掛けをする価値があるかどうか、スライディングレンズシステムにした結果として何mmカメラ本体を薄くできるのか、その結果としてどれだけ売り上げ向上に貢献するのか、、、この会社は自らが努力するべき方向を勘違いしていると思える節が多々あります。
小学校高学年にもなると「サンタクロースなんていないよ」と言う子供が増えてきますが、愚息は今でもサンタクロースの存在を信じています。サンタクロースが存在することは「科学的に」証明できるので、当然と言えば当然の話です。以下、サンタクロースの存在を「科学的に」証明します。
例えばクリスマスの朝に、枕元に欲しかったNゲージのセット(~~;;)が置いてあったとします。然しながらその品物は、お父さんが買ってきたわけではない、お母さんでもない、お祖父ちゃんでもお祖母ちゃんでも家族の誰かが買ってきたわけでもない、、、とすれば、サンタさんが持ってきてくれたという以外の可能性がありません。サンタさんが本当にいないのだとすれば、そのプレゼントを置いて言ってくれたのは誰なのか?と言うことが問題となります。
人類社会の暗黙の了解として、クリスマス前後にサンタクロース氏が夜中に無断で他人の家の中に入り込むことは「煙突から入る」と言う条件を満たせば、無条件で承認されています。そのサンタさん以外の人間がクリスマス前後の夜中に立ち入ってプレゼントを置いていったとすれば、その品物はかなり疑わしい存在です。いわゆる小包爆弾の可能性もありますから、直ちに警察に通報した方が宜しいでしょう。間違ってもその品物を開けて遊んだりしてはなりません。クリスマスの朝の枕元に置いてあるプレゼントが間違い無く疑わしくないと言う確証があるのならば、そして同様にその品物を家族の誰かが買ってきたのではないとすれば、その品物はサンタさんが届けてくれたのにほぼ違いないと断定することは極めて科学的な解釈です。
別の言い方をすると「サンタさんなんかいないよ」と言うお子様に、ご家族の誰かがサンタさんのふりをしてコッソリ枕元にプレゼントを置いたりすることは、上述の「科学的な」証明を否定することに繋がります。また「サンタさんなんかいないよ」と言うお子さんがどのような根拠に基づいてご自分の見解を開陳されたのかは判りませんが、お子さんの見解を、ひいてはお子さんの人格をも否定することになります。従って「サンタさんなんかいないよ」とのたまうお子さんの枕元に、ご家族の誰かが買ってきた偽装クリスマスプレゼントなんぞを置かないことこそが、真の意味でのお子様に対する愛情表現と言うべきでしょう。
あくまでも原則論ですが、許可をもらって車庫内に立ち入ると言う事はしないようにしています。「(許可をもらわずに)無許可で突入する」と言う話ではなくて、許可を受けたにしても他人の職場には極力立ち入らないようにしているから、と言う事です。自分でも経験がありますが、就業時間中の自分の職場に部外者に入り込まれると言う事は極めて鬱陶しいです。ですから、鉄道側の好意には甘え無いようにしています。
それでも敷地外で撮影していたら手招きされて「まぁ、良かったら機関車の運転台に入ってみなさい」と言われたのでお言葉に甘えたと言う事はあります。その代わりに、金沢文庫の東急車輛のように「敷地内無断撮影禁止」と明確な表示がない限りは、車庫の外からだったら勝手に撮影させてもらってます。
何処に書いたか忘れましたが、小型のデジカメの鏡筒は概ね細いので、柵の隙間からカメラの鏡筒だけは突っ込めますから、敷地内で撮影したような写真は苦労せずに撮る事ができてしまいます。以前使っていたマミヤプレス用の250mmのレンズだなんて、電信柱をブツ切りにしたようなレンズでは考えられない話です。
これは逆説的ですが、車庫内の車輌を撮影するために敷地内に入ってしまうと、引きが取れないので撮影しにくいと言う事もあります。これは勝手な言い分ですが、車庫の周囲の柵はセキュリティー上問題の無い範囲で粗めにしておいて、敷地堺から線路数本分離れた場所に順光になるように車輌を停車させて「*月*日は**型を撮影好適場所に出しておきます、撮影料金は**円」なんて看板でも立てておけば、入場許可を求めに来る人間の数は愕然と減るでしょう。
でも本音を言うと、事務所に行って許可を貰うのは結構手間が掛かって面倒なので、許可を貰わずに撮影しても支障の無い場所でカメラを構えている、と言う事なんです。横着な話ですな。
「入場許可を受けた」と言いますか、抽選に当たって親一人子一人の組み合わせで見学できることになりましたので、ありがたく参加させていただきました。競争倍率は5倍か6倍くらいだったようで、クジ運の宜しくない私としては相当の大当たりです。上掲の文章で「敷地内に入ってしまうと、引きが取れないので撮影しにくい」と書きましたが、こいつばかりは抗いようの無い事実です。だから親子見学会に備えて?ペンタックスの12〜24mmのズームレンズを新しく買いました。随分と気合の入った話です。
内容は予想通りと言いますか、「鉄オタ」的なお父さんが子供を隠れ蓑にして車庫見学にやって来た人が多いです(私も含めて、です)。その上抽選で人数制限をやっているのですからゆったり、のんびり、ほのぼのした見学会です。いや〜、のどかで良いものです。子供がマルタイの実演に夢中になっている間に、ED10の撮影に熱中しているお父さんは、決して私一人ではありませんでした。車庫見学は、やはりこのようなゆとりのある雰囲気が良いですね。人数無制限にしておくと悪い意味での鉄オタ的な人種ばかり集まって来て殺伐たる雰囲気になったとか言う話は耳にしたり目にしたりすることが多いですが、今回の催しはその種の雰囲気とは無縁でした。
構内で見ることのできた車輌を列記しますと、神中(じんちゅう)鉄道時代の3号機関車(2-6-2のタンク機)とハ20と言う2軸客車、トフ400、モハ6021(と言うアルミ車体の試作車)+もう1輌の旧6000系の電車、17m級戦災復旧国電を出自とするモニ2000の3連、ED10型が4輌全部、国土交通省の認可が未だおりていないので本線に出せない改造車2連(=モヤ700型)、なんて処でしょうか。
私は神中鉄道の3号機関車が目当てで出掛けたようなものですから、これを拝むことができただけでもほぼ満足なんですが、やはり撮影することを前提に保存用の上屋を作って収納している訳ではないので、撮影するにはどうしても上屋の支柱が邪魔になります。こんな立派な上屋を作らなくても建物の横に線路を敷いて、でっかいヒサシでもさし掛けておいてやれば充分に雨風は凌げるし撮影にも好適だし建設費も安くて済む、と思うのですが如何なものでしょうか。
それは兎も角、ざっと親子250名くらいを相手の無償の見学会に、一体何人の人材を集めたのか、それに掛かる経費は幾らぐらいなのか、相模鉄道さんの負担は決して小さいものではないと思いますが、最後まで充分に堪能させていただきました。末筆ながら関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
「赤字ローカル線を廃止して、路線バスに置き換え」と言うのは以前は良く聞く話でしたが、今ではその路線バス自体も赤字になってしまって、廃止になる路線が続発しているようです。多くの場合は自家用車の普及で乗客が少なくなって、路線バスですら経営が成り立たなくなっているようです。
その一方で地下鉄に追われて廃止や本数減を迫られる路線バスもあります。都営地下鉄の大江戸線が開通したおかげで山手線内では、あらゆる場所で徒歩10分以内に何らかの鉄道の駅が存在すると言う状態になったようですが、その結果として路線の重複・近接する都営バスは廃止や本数減になっています。もっとも、地下鉄と都営バスとでは駅間距離が違う、駅数(停留所数)が違う、更には地下鉄の駅に出入りするには延々と階段やエスカレーター・エレベータで移動しなければなりませんから、地下鉄が開通したからと言って自動的に路線バスが廃止されたのでは利用者としては堪ったものではありません。
実は通勤に都営バスを使いはじめて10年近くになります。一時は地下鉄利用だったこともあるのですが、今ではバスに乗って某私鉄の駅まで出て電車に乗り換え、更に某ターミナル駅から都営バスに乗り換えて勤務先最寄のバス停で降りると言う通勤方法です。この都営バスが、ダイヤ改定のたびに本数が減ります。10年前に比べると半減とは言いませんが、体感的には2/3程度の本数になってしまったようです。バス1台辺りの乗客数も以前の2/3程度でしか無いようですから、合計すると10年間で需要は半分以下になってしまったのではないかと思います。決して山間僻地を走る路線ではなくて、始発のターミナル駅は全部のホームに電車が一度に止めると、最大限度で120輌程止めることが出来る程度の規模の駅です。それでも乗客は減る一方のようです。多分、この都営バスの路線は20年後には存在しない(=廃止されている)のではないかと予想しています。
JR西の可部線でしたでしょうか、末端区間で試験的に本数を増やして乗客が増えなければ廃止も止む無し、とやったら乗客数に変化は無くてやはり廃止になってしまったようですが、同じ実験をやったらどれだけの都営バスが廃止になりますことやら。どの乗り物を使うかということは或る程度習慣化しますので、2時間間隔だった鉄道が1時間間隔になったら乗客が移って来るのか、10分間隔のバスが5分間隔になったからといって別の乗り物から移ってくるのか、と言うとその可能性は余り高いとは言えそうにありません。本数が2倍になったからと言って乗客数は2倍になんかは絶対にならず、反面、本数を半減させたら乗客数は半分以下になってしまうと思います。
実は都営ではないのですが、拙宅の近所で公営地下鉄の工事をやっています。上述の「今ではバスに乗って某私鉄の駅まで出て電車に乗り換え」のバスと路線がほぼ完璧に重複します。このバスは現在工事中の公営地下鉄とは全く別の私企業の経営するバスですので地下鉄開通=路線バス廃止とはならんと思いますが、私は恐らくは地下鉄通勤にはならないと思います。理由は簡単で、拙宅最寄のバス停は歩いて5分くらいの場所に在りますが、最寄の駅に行くには最低でも10分近くは歩かなければならないので不便だからです。
更に、最近のバス会社は全線定期券を大抵は発行していると思いますが、地下鉄では余りその手のものは期待できないからです。通勤に路線バスに乗り続けているのも、今までは路線限定でしか利用できなかった定期券と全く同じ金額で全線定期券が買えるようになったからと言うのが最大の理由です。しかも主流は持参人式になりつつありますから、家族であっても知人友人同僚であっても、他人と定期券の貸し借りが合法的に出来ます。それだったら多少は余分に時間が掛かっても、自分が持っている定期券だけで乗ることが出来る乗り物に傾いてしまおうと言うものです。通勤とは全く無関係な区間であっても、通勤に使っている定期券が使えるですから、こんな都合の良い話はありません。
もう一つ、私が上述の都営バスに乗り続けている理由に「夕方は渋滞に巻き込まれてしまって通常よりも余分に時間が掛かるから」と言うものがあります。何のことは無い、余分に時間が掛かるとその間に充分な睡眠時間が確保できて好都合だからです。しかも不人気路線?で乗客が減る一方なので2人分の座席を1人で占領していても顰蹙を買うことは先ず有り得ません。座席が一杯になるなんてことは、私が利用している時間帯に関しては極めて稀なことだからです。
1年ぶりに似たようなことを書きます。実は2005年の3月28日付けで通勤に使っている路線バスダイヤ改正がありまして、またしても本数が減りました。今回は全体的には3割減くらいです。昼間の本数はかなり減ったものの、朝夕のラッシュ時の運行間隔が短くなりました。正確に言うと本数が増えたのではなくて、夕方以降の運転間隔が平均化しただけで、閑散路線であることに変わりはありません。
その代わり?に朝は本数が減っています。私は始発のバスに乗るのですが、現状では2本目のバスとの間は20分開いています。改正以降は2本目のバスとの間は32分開くことになります。このバス、沿線には(余り評判の宜しくない)大学の付属病院が在ったり、小中高一貫校が在ったりするので、通院や通学の需要がかなりあります。果たして、そんなに簡単に運行時刻を変えてしまって支障が無いものかどうか、他人事ながら少々心配です。
私自身としては「ダイヤを変えられてしまうと、時刻を覚え直すのが面倒だ」と言う以上の影響はありません。強いて言えば上述の、始発と2本目のバスの間隔が開いてしまうと、途中のバス停で降りて24時間営業のスーパーマーケットで買い物をして、と言うような乗り方をする上では少々不便になった反面、夕方帰宅時の本数は実質的に増えたような状態ですので、改正以降も当然ながらこのバスに乗り続けるつもりではいます。
ごく当たり前の話です。バスの床面をどんなに下げても、道路面と同じ高さになんかできるわけがありません。そんなシャコタンではまともに路上を走ることができません。低床のプラットホームでも作れば話は別ですが、専用道路を走るのでもない限りバス停にプラットホームを作るなどと言うことは実現は不可能に近いです。高速バス的な運用をするならば不可能ではないと思いますが、それだったら床面を下げるのではなくと高床にしても差し支えないわけです。従って、どんなに工夫をしたところで、路面から乗り降りする普通の路線バスでは必ず1段だけは段差が残ります。
なんでこんなことを書いたかと言うと、ノンステップバスは乗り降りするのが辛いと思うからです。大雑把に車体の前半分位は超低床ですからこの部分に乗るだけならば良いですが、それより後ろの方に行くと極めて乗り降りが面倒になります。後輪周辺はエンジンやらミッションやらの装置を収納するために床面が高くなりますが、前半分の床面が低いことが災いして車輌後半部分の段差が却って大きくなっているからです。
ワンステップバスと言うのか、都営バス風に表現すれば「らくらくステップバス」と言うのがありまして、要は出入り口部分に1段だけはステップが残るものの、それ以外の車内は全くのバリアフリーです。全くのバリアフリーなんぞには程遠いですが、車内の床面全体を見回した場合には、ワンステップバスの方が遥かにバリアフリーに近い状態です。ワンステップバスだと路面からの段差が1段、車内に入ってからの段差が1段、合計で2段に過ぎません。下手なノンステップバスだと車内に3段くらいの段差があります。
結局はノンステップバスと言うのは一部を超低床化するために、しわよせを受けた残余部分に極端なバリアを発生させただけに過ぎません。バスと言う乗り物1輌辺りのバリアの総量?を考えると、ノンステップバスよりもワンステップバスの方が余程少なくて済んでいるんじゃないかと思うわけです。「ノンステップバスの方が車椅子などでの乗り降りは楽じゃないか」と言うと、多分、ワンステップバスと比較しても大差は無いと思います。ノンステップバスにした処で、スロープ板を出さない限りはまともに乗り降りはできないからで、それならばリフト付きのワンステップバスとなんら代わるところはありません。
拙宅付近を走っている東急バスの内、或る路線の担当営業所が変わります。東急は子会社の東急トランセへ移管されている路線がかなりあるのですが、今回の変更は子会社への移管や営業所の統廃合とかではなくて、単純に営業所同士での担当路線の見直しと言うことのようです。
路線が1本しかない鉄道と言うのは別に珍しくもなんともありませんが、路線バス会社の場合は1本しか路線を持っていないと言うことは先ず考えられません。中には所属営業所から全く懸け離れた場所を走る路線があっても不思議はありません。実は今回所属営業所が変更になった路線は変更前も変更後も、所属営業所とは全く離れた場所を通っている路線です。従って、所属営業所からは何らかの方法でバスを回送してやる必要があります。
無神経で脳天気で経営状態の宜しいバス会社でしたら何も考えずに回送バスを走らせるだけですが、普通の感覚の持ち主が経営しているバス会社でしたら客を乗せない回送バスなんて無駄以外の何物でもないことは考えなくても判る筈です。送り込みと言うのか、回送序でに乗客を拾って走る路線と言うのは需要の割にはバスの本数が多いので乗客には好都合ですし、空っぽのバスを走らせるよりは2人でも3人でも乗客があった方が悪くは無いことは明白です。件の路線バスは今回の営業所の移管で、回送バスが走ってくる方向が180度逆転しました。お陰で、拙宅付近のバスの本数は回送していた分が無くなったので、時間帯によっては大幅に本数が減りました。恐らくは別の区間では回送バスが激増したりもしているのだと思います。
これとは別の路線で、拙宅の北側にバイパスのような広い道路ができました。この道路が開通したお陰で拙宅北側を走る路線バスの経路が変更になりました。今までは山裾の狭い道を走っていたのですが、広いバイパスの方を走りようになり、序でに全然別の系統の回送バスも広いバイパスを通るようになり、回送バスも旅客営業するので本数が激増しました。時間帯によっては一挙に3倍くらい増えたような記憶があります。オマケにこのバイパスには羽田空港に行くバスまで走るようになりました。拙宅の近所に羽田空港行きのバスのバス停は無いので直接の利益は何も無いですが、、、。
最後は都営バスの話ですが、新橋駅に橋63系統の大久保駅行き、と言うバスが以前はあったのですが今では行き先が小滝橋(おたきばし)車庫行きに変更になっています。営業区間が停留所2つ分ほど延長されています。これは元来、大久保駅に路線バスが折り返せるような施設なんか最初から何も無くて、大久保駅まで旅客営業した後はそのまま小滝橋車庫まで回送して方向転換して、再度回送で大久保駅まで戻ってくると言う運用だったのを回送区間も含めて旅客営業するようにしたと言うことのようです。
その昔に二子玉川園駅=横浜駅間の東急バスが走っていた頃に、二子玉川園駅を出る最終バスは新開橋と言う第3京浜の港北インターを出たところで打ち切りになってました。冒頭に書いた所管営業所が変更になる路線バスの変更前と同じ営業所の所属であることは社番を見れば一目瞭然なので、運転手さんに「(回送序でなんだろうから)営業所まで乗せて欲しい」旨交渉したことがあります。路線バスに乗るのに終点より先まで乗せていってくれ、と言うのですから随分と大胆な要求ですが、「このバスは営業所まで帰るんですよね?」と言う前提で話を持ち掛けたのだから断られることも無いだろうと思ったら、案の定、断られませんでした。しかも「新開橋」と言うバス停から営業所までは同じ東急バスの別の路線は通っていたので、無許可営業でも何でもなくて充分合法的な話です。問題は運賃ですが「えー、判らないなぁ、**円くらいでどうですか」と言われて運転手さんの言い値で運賃を支払って乗りました。幾ら支払ったか覚えていないことにしておきますが、妥当な金額だと感じたことは確かです。後にも先にも、路線バスに乗る際に、乗車区間の一方的な延長交渉だとか、値段交渉をしたのはこれが最初で最後だと思います。
今年もまた路線バス本数が減る季節、じゃなかったダイヤ改正の時期が過ぎました。通勤に使っている都営バスがまたしても本数が減り、しかも始発が15分ほど遅くなり、最終便が40分近く早く出てしまうようになりました。簡単に言ってしまえば従来の最終バスは廃止され、最終の1本前だった便が新しく最終便となりました。全体的に言えば、従来比1割減くらいでしょうか。
いずれにしても、始発がこんなに大幅に遅くなってしまったのでは、バス停での待ち時間が30分近くになってしまうので、出勤時に都営バスを使うのを止めて地下鉄利用に変えました。帰宅時は多少の時間の変更はあるものの、相変わらず都営バス利用のままなので、結果として私が都営バスに乗車する回数は半減になりました。それでも最終バスが早くなってしまった関係上、私が帰宅時に乗るバスは最終バスの2本前とか3本前とかの便です。別に、夜中まで仕事をしているわけでもなんでもないですが、この調子で本数が減って行くと、退勤時間を早くしたとしても、やがては毎日最終バスに乗って帰るようになるかもしれません。願わくば、私が定年で会社を辞めるくらいまでは、この路線が廃止になりませんように。
拙宅至近の場所で地下鉄の工事をしていて、まもなく開通です。現在では通勤のために、東急線の最寄り駅に出るために、東急バスに乗っています。駅まで、歩いて歩けないこともないし、若い頃はバス代を惜しんで歩いたこともあったのですが、十分に嫌になるくらいの距離は離れているので最近ではすっかりバス通勤です。「路線バスの営業所が変わると」の項目に書いた「拙宅の北側のバイパスのような広い道路」の直下に、件の地下鉄が走ります。市営地下鉄なので極力市道の直下を走るように建設したみたいですが、さぁ、すんなり地下鉄利用に切り替えるか、、、と言うと若干の思案があります。
まず、所要時間ですが、単純に乗車している時間だけを考えると地下鉄の方が短時間で済みます。その代わりに、現在は最寄りバス停まで5分も掛からないのですが、地下鉄の最寄り駅までは10分前後は掛かりそうです。駅での乗り換えも、現状では駅を出たら道路の向こう側のバス停に行かなければならないし、信号待ちをしている時に限ってガラ空きのバスに眼前を走り去られてしまいます。地下鉄が開通すれば、同じ駅の構内での乗り換えなので、一旦構外へ出る必要はありません。地下鉄の方が本数が多いし、、、。現時点での勝手な想像ですが、所要時間は出勤時に5分程度短縮、帰宅時に20分程度は短縮されそうな気がします。なんで往復でそんなに所要時間が違うのかというと、私は座れたにしても混雑した車輌は嫌いなので、帰宅時は時間調整をしたりして1、2本は見送ったりしているからです。同じ距離を乗車しても、地下鉄とバスでは距離の感じ方が違います。埼京線で渋谷=池袋間はたった2駅なので混んでいても座れなくても我慢しますが、同じ区間を池86系統の都営バスに乗るのであれば、順調に走っても20分やそこらでは金輪際終点までたどり着くことは無理なので意地でも座りたくなります。
更に、運賃は地下鉄だと乗った距離に応じて運賃を支払わなければなりませんが、東急バスだったら全線定期券を買ってしまえばどれだけ乗っても運賃は変わりません。微妙なところですが、拙宅から東急線の最寄り駅までだと地下鉄利用の方が僅かに支出が増えます。東急バスに限らず、最近の均一料金の路線バスの通勤定期は大抵は全線定期券になってしまうようなので、こう言うことにしかなりません。拙宅の在る辺りは運賃と所要時間とを比較したり、最寄りバス停までの距離と最寄り駅までの距離を考え併せると、少々悩みたくなるような位置と言えます。駅からの距離がもっと離れれば、所要時間の短さを評価して地下鉄にしようか、運賃の安さを評価してバス利用にしようか、もっと悩みは深くなります。
一番嬉しい点は本数が増えるのと同時に、始発が現状の東急バスよりも30分ほど早くなり、最終が90分ほど遅くなる点です。深夜バスを含めれば東急バスはもっと遅い時間帯(25時代)まであるのですが、それでも26時代に渋谷駅からやってくる深夜高速バスの受け皿はないし、なによりも「深夜バス」と言う発想自体が客を馬鹿にしています。自社の路線の最寄り駅から歩けないような場所に集中して住宅を分譲し、その住宅地までの路線バスの最終便を早い時間に走らせてしまえば、それ以降のバスは全て深夜バスになりますから2倍の運賃を集金できます。拙宅付近にやってくる深夜バスは最寄り駅を23時代頃から走り始めるのですが、この時点で電車は普通に運行しているし、「深夜電車」などと言う料金設定は無いわけです。いわゆる「深夜時間帯」になるとバス事業の従業員にはたっぷり深夜勤務手当がついて、鉄道事業の従業員には深夜勤務手当が一切付かないと言うことは無いはずです。つまり、「深夜電車」の設定が無い以上は「深夜バス」と言う概念が可笑しいし、勘ぐれば、深夜割増運賃を集金するために、普通の“深夜”ではないバスを早い時間帯に終わらせてしまい、それ以降のバスを「深夜バスだ」と言い張れば運賃は幾らでも吹っ掛けることができます。こんなふざけたバスとも、もう直ぐオサラバです。
鉄道が新しく走るようになるとバス路線の改変が行われるのは普通ですが、この点では拙宅周辺としては44年ぶりの激震です。44年前というのは東急が田園都市線を開通させた時のことなんですが、それまでは小田急線の柿生駅と東横線の綱島駅を直結するかなり走行距離の長い路線バスがあったものの、田園都市線が丁度中間辺りを横切るように割り込んできたために路線が分断されました。今回の市営地下鉄は既存のバス路線に並行するような走り方をするので、路線分断は無い代わりに途中の新設駅までの折り返し便とか、駅構内に乗り入れる運行とかが設定されるようです。都営地下鉄大江戸線が開通した際に並行する都営バスの路線を廃止してしまったら非難囂々で、廃止した数ヶ月後には昼間限定で復活したりしていますが、今回は地下鉄とバスの経営母体が違うとはいうものの、余り極端な路線の改変は止めて貰いたいというのが正直なところです。夜行高速バスに食われっぱなしで廃止されるような寝台列車は兎も角も、普通の路線バスと普通の地下鉄とでは駅なりバス停なりの間隔が違うのは当たり前の話なんで、ちゃんと棲み分けて貰いたいものです。
今年も、いつもと同じような戯言を書く時期になりました。件の都営バスの件なんですが、またしてもダイヤ改訂がありまして日中に「1時間に1本しか来ない」時間帯が現れました。等間隔で運転されている路線ではないのですが、バス停の時刻表に1時間あたり1つしか数字(時刻)が書かれていない新しい時刻表を見てしまうと、些か衝撃的です。以前にも書きましたが「決して山間僻地を走る路線ではなくて、始発のターミナル駅は全部のホームに電車が一度に止めると、最大限度で120輌程止めることが出来る程度の規模の駅」を発着する路線です。もう少し具体的に書くとJR山手線の某駅を発着する路線で、これ以外にも複数の民鉄が乗り入れてくる駅ですから、決して寂れているわけではありません。全鉄道併せて1日辺りの乗降客が200万人を越えるような駅は、普通には「寂れている」とは言いません。
要するに寂れているのは、この都営バスの路線だけです。以前には同じ程度に寂れている別の路線バスもあったのですが、こちらは既に廃止になりました。当然ながら?これも都営バスです。都営地下鉄大江戸線が開通したことで、山手線内はあらゆる場所から徒歩10分以内の場所に必ず電車の駅が在るという状態になったらしいのですから、極論を言えばこの路線バスは無くなってしまってもそれほど致命的ではありません。但し、全く同じ経路を走る電車の路線は無いので、その点では些か不便になります。全ての路線バスが電車と同じ経路を走っているのでは無いからには、当然乗り換えが増える経路が多くなります。現実に、この路線バスは始発が繰り下がってしまって不便なので東京メトロの路線を乗り継いで出勤していますが、率直言って面倒です。
こちらの利用環境はなにも変わっていないにも拘わらず路線バスの方が勝手にダイヤを変えてしまうから、それに応じてこちらが利用の仕方を変えなければならないわけで、ダイヤ改訂と言うものは余程本数が増えるとか言うことでもない限りは迷惑に感じることが多いです。1割増便程度だったらダイヤは弄らないでおいてくれた方がありがたいように感じるのは、利用者にとってはごく普通の感情ではないかと思います。
それでも退勤時には、恐らく今まで通りにこの都営バスを利用すると思います。現実にダイヤ改訂後はバスの発車時刻とかも変わるのですが、変わってしまう以上は仕方がないからバスに併せて退勤時間を変えるつもりでいます。そこまで路線バスにこだわるのは、このバスに乗る場合は始発バス停からほぼ全線を乗り通す形になるので、睡眠時間が確保できるし間違いなく座れるからです。1時間に1本だろうが2時間に1本だろうが、自分がバス停に行ってから5分以内にバスが来てくれるのであれば、それは5分間隔で運転されている路線と同じ待ち時間になります。この先何回もこの路線バスの事を書くとは思いますが、私が仕事をリタイアしてこのバスの沿線と縁が切れるようになるまでは、3時間間隔での運転になっても構わないから、何とか路線だけは残存して貰いたいものだと祈るばかりです。
押入れの改装をして収容力を向上させて、、、とまぁ、この辺りはまさにその通りなんですが、もう一つの思惑があります。実は押入れ内部を全面的にウォークインクローゼット化するのではなくて、一部は中段を残して、その部分にレイアウトの一部を作ろうかと思ってました。ただ、正直な処、いささか行き詰まり気味です。
私の書斎の北側は、東側から押入れが1800mm幅、作り付け洋服箪笥が900mm幅、物置が900mm幅、と言う並び方をしています。そして、この3つの区画は石膏ボードによって仕切られています。この内の押入れと作り付け洋服箪笥には私の書斎内部から出入りできるのですが、物置には建物の外側からしか出入りできません。物置自体は階段の真下にあるので屋根裏部屋のような妙な形状になっているのですが、この辺りは取って付けたような寸法的に苦しい増築をした結果ですので止むを得ない処です。
白状すると、押入れをウォークインクローゼット化することは全面的に止めてしまい、その代わりに3区画の間を全てブチ抜きにして、作り付け洋服箪笥(900mm幅)と物置(900mm幅)を一体化したウォークインクローゼットにしようと考え始めました。押入れの床面のベニヤ板を張り替えて27mm厚相当のベニヤ板にしてみると、実に堅牢で良い感じです。次々に家財を放り込んでしまうと、なんと言うか、なんでも飲み込んでくれます。これって、一種の快感みたいなものですね。しかも我が書斎内部を見回すと、今まで室内に山積みにしていたガラクタの多くを押し入れ内に放り込んだのでかなりすっきりしています。この爽快感を知ってしまうと、中段を撤去する際に再びガラクタが屋内に散逸するのかと想像するだけで嫌になってきてしまいます。
もう一つ、大雑把ですが押入れの中段は約畳1枚分くらいの面積があるわけですから、折角既に存在しているものなのだからこれをこのまま活用して、この中段にGゲージのエンドレスが敷設できないかと思っているわけです。勿論、単純に線路を敷設してしまったら押入れの収容能力は大幅に減少してしまいますから、線路の上に堅牢なベニヤ板を敷設して半地下?的な構造にして、その上に家財を載せることができるようにしようかと言う話です。私のきわめて私的な感覚では厚さが9mmとか12mmとかのベニヤ板からは「堅牢な」印象は全く受けませんから、使う材料は21mm厚とかの材料となります。またしてもトンでもないバリケードもどきのような代物ができあがりそうで少々不安ではありますが、、、。
もっとも、何をどう言い包めた処で、線路敷設工事をしている間は押入れの中段に入れてある家財は再度部屋の中に引っ張り出して保管せざるを得ないと言う事実には変わりはありません。やれやれ。
前回の作業?からざっと2年半が経過していますから、やはり私は間違いなく怠け者です。それでも今月に入って急展開を迎えました。それと言うのも5月初頭の、いわゆるゴールデンウィークの連休で一挙に階段下の物置部分の床を張りました。その後も作業を続け「作り付け洋服箪笥が900mm幅、物置が900mm幅」の間にあった仕切りを撤去しました。
更に、「作り付け洋服箪笥」の部分の床板も張り直しました。従来は物置部分は屋外から出入りして、作り付け洋服箪笥の部分は屋内からしか出入りできなかったのですが、途中の障壁を撤去したために結果としては私の書斎には北側に出入り口が1箇所追加出来たこととなります。
結局は従来からの1800mm幅の押入れ部分の隣に、新規に約1800mm幅の変な形状のクローゼットが発生したと言うことです。従来からの押し入れの方は内幅が約1800mmでほぼ同じ開口幅を持ちますが、新しくクローゼット化した場所の方は内幅が約1800mmあることは同じながら開口幅は半分の900mm程度でしかありません。この辺りは隣の部屋の構造物との位置関係もあって、余程の大工事を覚悟しない限りはどうにもなりません。素人のDIYでは今回やった程度までが限界かなぁ、と内心思っています。技術的な問題もさることながら、或る程度集中して作業を連続できるだけの日程が確保できないから、と言うのが最大の理由です。
床板の板厚は、前回の押し入れ部分の作業では2枚重ねにして27mmにしましたが、今回は15mmで手を打ちました。その代わりに前回は根太の上に2×4材を固定してその上に床板を張ったものを、今回は4×4材を固定してから床板を張っています。根太の上に載せた4×4材と15mm厚ベニヤ板の買値やら、一緒に使った金物やらの買値を勘案すると、材料費の坪単価は30000円を僅かに切りますから安いものです。
独自ドメインを取得しまして、「g-gauge.jp」と言うものです。現在、この文章を読んでいただいているのも、この新しい「g-gauge.jp」と言うドメイン傘下のファイル、と言うことになります。鉄道模型のゲージ名の付いたドメイン名などと言うとはいささか公的な色彩の強いものですから、これを自分で取得することにいささかのためらいが無かった訳ではありません。然しながらドメイン名は早い者勝ちなので、鉄道模型に無関係の第3者に取得されてしまえばそれっきりの話です。余り無責任なサイト運営をしなければ宜しかろうと勝手に納得して、思い切って「g-gauge.jp」を取得してしまいました。
それでは「g-gauge.com」とか「g-gauge.net」などはどうかと言うと、この種のドメインは既にアメリカの模型見本市会社?が取得しているようです。「模型見本市会社」と言うのも変な日本語ですが、アメリカでは鉄道模型ショウの類を専門に開催する業者が各社競い合っていて、全米各地を巡業しているようです。サーカス団や劇団***が巡業して回るのと同じような感覚なんでしょう。NMRAのような団体が開催する場合もありましょうが、NMRAの場合は開催地を定めて1年に1回、1ヶ所でしか開催しない筈ですから、見本市会社の開催する模型ショウとは意味合いが違います。日本の模型ショウは鉄模連やNゲージ工業会などの業界団体や、JAMのような愛好者団体が開催する場合がほぼ全てであって、見本市興行を専門とする会社が運営すると言うことは無かったかと記憶しています。
前述の見本市会社は世界中のドメイン名を抑えてしまおうとか言う邪心は無いようで、私が取得する際には「g-gauge.jp」ドメインを始めとする地域的などメイン名を片っ端から押さえてしまうということはしていなかったようです。だから私が取得できたと言うことであるんですが、ドメイン名と言うのは、それ自体を商業取引の対象になっている場合がありますし、じっさいにそれを商売にしている企業や個人があります。また、冒頭にも書いたように早い者勝ちの原則ですから、今の時点で自分が取得できなかったら不本意な結果になるかもしれません。
以下、又聞きですのでもしかしたら誤りかもしれませんので、眉にたっぷりツバを付けてお読みください。最初は「matsuzakaya.com」の話です。有名な百貨店の松坂屋のドメイン名は「matsuzakaya.co.jp」です。ドットコムの方はエロっぽいポータルサイトが取得してしまったので松坂屋百貨店の方はドットシーオー・ドットジェーピーの方で甘んじるしか方法は無いようです。
もう一つは「jal.com」の方で、以前は日本航空とは全く無関係の個人のサイトだったらしいですが、これに対して日本航空がドメイン名明け渡し訴訟をやったら、思わしくない結果だったらしいです。理由は、当初のこのドメイン名の持ち主のイニシャルがJALだったらしく、裁判所が正当な所有権を認めたようです。現在では「jal.com」は日本航空のサイトになっていますから、最終的には幾許かの金銭が動いて解決したのではないかと思います。
この2番目の例で行くと、埼玉高速鉄道や芝山鉄道の略称はSRですから「佐藤隆一さん」や「佐々木良助さん」が自分のイニシャルであるからとしてこれらの略称をドメイン名として先んじて取得してしまえば、電鉄会社が取得しようとしても後の祭りと言うことになります。もしかするとこの両社は両方ともがSRと言う略称を使っているために、紳士協定的にSRを使ったドメイン名は取得しないと言うことになっているのかもしれません。因みに、www.sr.comを使っているのは「 Data Systems Technology Networks 」と言う企業で、埼玉高速鉄道とも芝山鉄道とも無関係らしき会社のようです。
話は突然変わりますが、「Gゲージ」と入力してGoogleなどで検索すると、鉄道模型に関連したサイトと一緒に、液体の流量を測定するような装置を製造・販売している企業のサイトがかなりヒットします。ガラス製の容器?を使った測定器を、そちらの業界ではGゲージという名前で呼ぶのかもしれません。狭い場所の何らかの測定をする装置をNゲージ(ナロウゲージ)と呼ぶのか、非常に高い出力の測定をする装置をHOゲージ(ハイ・アウトプット・ゲージ)と呼ぶのかどうかは知りませんが、この種の測定器メーカーが「g-gauge.org」「n-gauge.com」「ho-gauge.net」などのドメイン名を取得する可能性は充分にあるわけです。
「g-gauge.jp」は私が既に取得して使っているので、これらのゲージ関連製品を取り扱っている企業が取得しようとしても後の祭りですがNゲージやHOゲージに非常に熱心な方が「n-gauge.com」「ho-gauge.net」などのドメイン名を取得したくても、善意の?第3者が既に取得していなければ希望のドメイン名を取得できるし、他人に押さえられてしまっていれば後の祭り、と言うだけの話です。
なんでこんなに「後の祭り」と繰り返すかと言うと、我が勤務先のドメイン名を取得する際に苦い経験があるからです。その昔の私の上司はコンピュータ・アレルギーの重症患者でして、コンピュータやネットの話になるとトンでもない拒否反応を示すわけです。我が勤務先の英文標記はアルファベット4文字なので、たとえば「www.****.com」とか「www.****.co.jp」とやりたかった訳ですが、これらのドメイン名が取得できる時点では上述のコンピュータ・アレルギーの上司の拒否にあって取得しなかった、後に社長の指示で取得しようとしたら既に手遅れだった、と言うことです。お陰で「www.****corporation.com」と言う、妙に長ったらしいドメイン名になってしまいました。但し、アメリカの企業などではこの種の異様に長いドメインを使っている場合が多いですから、決して荒唐無稽と言うわけでもありません。間違いなく長ったらしいことに相違は無いですが。
私は、JRの有料の特急が嫌いです。理由は、あれは運賃自体を値上げすると周囲の抵抗が大きい為に、有料の特急を設定して「特急料金」と言う名目で実質的に運賃を値上げしたのと同じような結果をもたらす為にやっている欺瞞のようなものだからです。例えば、料金不要の普通列車を2時間おきに走らせておいて、その間に有料の特急を20分間隔とかで走らせれば乗客はほぼ自動的に特急に乗りますから、当然ながら自動的に特急料金を集金できます。簡単な仕組みですな。
上の文章は極論か?と言うと、別に極論でもなんでもなくて単なる事実です。急行を片っ端から止めてしまった上で特急と称して走らせているのはJRの現状ですから、そのことからすれば私の書いた文章は単に現実を文章化しただけに過ぎません。大体、普通の急行が存在するからそれ以外に“特別”急行が存在するのであって、特急しか存在しないのならば特急自体は単なる急行に過ぎません。実際に東京駅から千葉県の銚子駅までたったの120kmを2時間近く掛かって走る電車が、なんで特急なんでしょうか。東京駅から静岡県の三島駅までも凡そ120kmですが、こっちは普通電車で2時間ちょっとで走ります。要は、総武線沿線の人は完璧にバカにされているけれども、東海道線沿線の住民に対して特急料金を吹っ掛けるだけの度胸はないと言うことですね、JRと言う企業体は。
此処までは単なるツカミです。先日、息子と二人で鹿島鉄道の撮影に行った際に、往復とも特急は使わないで普通列車に乗りました。特急料金なんか金輪際払いたくないからではありますが、それ以前に普段から有料の特急なんか乗ったことがないものだから見事に特急料金の計算を間違えました。何をどう勘違いしたのか上野駅から鹿島鉄道の始発駅である常磐線の石岡まで、特急料金は自由席で¥2820だと思い込んでいたのです。この金額、実は上野駅から同じ常磐線で日立駅までの通常期の指定席の特急料金です。親子で往復すると特急料金だけで¥8000を超える(と思い込んでいた)ので「冗談じゃねぇや」と思って特急には乗らなかったのですが、上野=石岡間の自由席の特急料金だったら当然こんな金額にはなりません。いや〜、物知らずって恥ずかしいですね。従って、この文章は多分に腹いせに書き殴っています。
グリーン車って、結構好きです。特急の普通車と各駅停車のグリーン車とどちらを選ぶかと言われれば、間違いなく各駅のグリーン車にします。理由は、拙宅周辺ではJR東日本のデイタイムグリーン券が使えるので1乗車辺りのグリーン料金は¥500で済むのと、やはり、普通車よりもグリーン車の方が乗客の出入りが少なくて静かで快適だからです。「急ぐ時でも特急に乗らないのか」と言われれば、「急ぐような旅行は好きじゃない」とお答えしておきましょう。京浜急行の特急だったら安心して乗れますが、事故連発、故障連発のJRなんざ、急ぐ時には怖くて使えませんな。
東海道線と横須賀線の普通列車にはグリーン車が以前から連結されていますが、今年(2004年)の夏からは東北線や高崎線の普通列車にも連結されるそうです。多分、湘南新宿ラインと称して横浜以西まで乗り入れてくる列車だけが対象で、序でにデイタイムグリーン券の値上げも画策しているんじゃないかと思うと気に入らないのですが、この話を知った時から楽しみにしています。4扉ロングシートの電車に乗るのも、自分の感覚としては1時間ちょっとが限界で、それ以上は嫌になってしまって恐らくは出掛けること自体を思いとどまってしまいそうです。
普通車との決定的な車体構造の相違点は、グリーン車は独立したベスチビュール(いわゆるデッキ)を持っているので、普通列車で駅ごとに扉の開閉が行われるにしても、その煩わしさを感じなくて済む点は非常にありがたいことです。それともう一つは座席固定のボックス席では無いので、見ず知らずの他人と膝を突き合わせる煩わしさからも解放されます。座席固定のボックス席であっても現役のサロ37やサロ45に乗ることが出来るのであれば多少の煩わしさは我慢しますけど、、、。普通に1時間以上連続して乗車する乗り物としては、最近の生活水準を勘案すれば多少作りはチャチであっても回転式のリクライニングシート程度は装備されていて当たり前です。そう考えたらJRの6扉車なんざ、終戦直後の戦災復旧車と何一つ変わるところはありません。あんな車に乗れるか、ってんだ、べら棒めっ。
2004年10月16日のダイヤ改正で、東北線と高崎線の普通電車にもグリーン車が連結されるようになりました。前回の予想は一部外れ、一部当りで、湘南新宿ラインとして東海道線・横須賀線に乗り入れない電車にも連結されるようになりました。但し、従来から2等車最大15連の編成の中に、どんなに車体幅が広くて輸送力が大きくなったとは言え、普通車を2輌減らしてグリーン車2輌に置き換えると言うのは、ちょっとどうかと思います。
それは兎も角、デイタイムグリーン券は値上げではなくて廃止になり、その一方で平日料金とホリデー料金の2本立て、更には乗車前に駅でグリーン券を買い求める場合の事前料金よりも、乗車後に車内で買い求めた場合の車内料金を¥250高くしたり、いろいろと考えるものですな。私自身としては値上がりしたこと自体は気に入りませんが、従来のデイタイムグリーン券は4枚セットでしか販売しないのと、有効期限がたった1ヶ月しかなくて使い難かったので、、、ホリデー料金+事前料金で51km以上乗車するのであれば1乗車¥750ですから、これならまぁいいか、と思っています。
でもって実際に乗ってみましたが、、、盛況です。その昔に横須賀線の電車が総武線に乗り入れるようになった際に「千葉県民はグリーン車なんか乗らないから、総武線の区間だけは大赤字」などと真顔で知ったかぶりをする人がいましたが、流石に今回は「埼玉県民はグリーン車に乗らない」「栃木県民はグリーン車に乗らない」「群馬県民はグリーン車に乗らない」なんてバカなことを冗談にでも言い出す人はいなかったようです。
処で、湘南新宿ラインと言うのは、(1)高崎線の電車が池袋・新宿・渋谷経由で東海道線に乗り入れる、(2)東北線の電車が池袋・新宿・渋谷経由で横須賀線に乗り入れる、と言うことです。拙宅は東海道線・横須賀線の沿線と言えなくも無い場所に在るので、従来よりも乗り換え回数が減ると言う点では非常に便利になりました。従来は高崎線・東北線に乗るためには一旦山手線の駅まで出てから上野に行き、そこで乗り換えなければなりませんでしたから手間が掛かりましたが、今度からは山手線の分の手間?が掛からなくなったので随分と時間が短縮できるようになりました。在来線の特急や新幹線などは従来通り上野発着、東京発着ですが、湘南新宿ラインの電車だと拙宅の近くまで来てくれるので差が縮まっています。
ごく大雑把な計算をしただけですが、高崎→渋谷間などだと、在来線の特急と湘南新宿ラインの電車では精々20分とか30分程度とかの差しか無いようです。高崎から上野行きの特急に乗ってきて渋谷まで出て来るためには、上野駅なりで乗り換えに10分くらい掛かってその後に30分近く山手線の電車に乗らなければなりませんが、湘南新宿ラインだったら最初から乗り換え自体がありませんから快適です。前回も書いた通り4扉ロングシートの電車に1時間以上も連続して乗りたくは無いので、湘南新宿ラインだったら迷わず¥750払ってグリーン車に乗りますが、在来線の特急だと普通車でも運賃以外に¥1810なりの金額を支払う必要があります。結局は¥1000は余分に払わなくてはならない上に、その結果として短縮できる時間はごく微々たるものですから、ビンボボな私としてはどの電車に乗るかは自動的に決まってしまおうと言うものです。
銚子電気鉄道の撮影に行くために、浜松町から犬吠埼京成ホテル行きの高速バスの乗ってみました。午前7:30に浜松町を出発して午前10:05には犬吠埼に到着する下り便、乗ったのが平日の午前中ですからガラガラです。別に変わった処の無い単なる高速バスですから、使う車輌も単なる高速バス用のハイデッカーの車輌です。ハイデッカー車と言うのは床下に荷物置き場を確保するために床面を高くしてありますから、見晴らしだけは良いですがその代わりに乗り降りは不便だし、当然ながら重心が高くなって多少なりとも高速走行時の走行安定性は損なわれるでしょうから、決してありがたいものではありません。
更にこのバス、「単なる高速バス用のハイデッカーの車輌」と書いた通り、単なる4列席40人乗り程度の車輌ですから居住性はたかが知れています。もっとも、同じ路線に3列席30人乗りとかの車輌を使ったのでは、恐らく運賃は相当高く付くことになるでしょう。それを承知でこのバスに乗ったのは、あくまでも運賃が安いと言う点に魅力を感じたからです。普段からJRの東名高速バスとか小田急の箱根高速バスは乗る機会が比較的多いのですが、これらのバスと大した違いはありません。決定的な違いは乗車時間が長いと言う点だけでして、全く同じ車種だとしても乗車時間が長い分だけ犬吠埼へ行くバスの方が辛い、と言うことになります。
実際に乗車してみて、やはり40人乗りのバスは辛いです。体感的には1時間が限度かなぁ。私は単なる背が高くて恰幅が良い、、、言い換えればデブなだけで決して足は長くは無い方なのですが、それでもやはり辛かったです。いわゆる「エコノミークラス症候群」と言う言葉が頭をよぎる程度に窮屈でした。帰りも高速バスに乗るつもりだったのですが、あの窮屈さを考えると嫌になってしまい、丁度銚子駅に入線していた183系の特急に迷わず飛び乗ってしまいました。
乗った途端に余りにも車内がボロっちいので後悔し、発車直前だったので自動券売機で最低区間だけ買って車内で精算したら(バスに比べると)とんでもない高い金額でしたので更に後悔しましたが、それでもやはり往復ともに高速バスに乗るというのは多少の血行障害の兆候のある私としては余りやりたくはありません。それでも運賃の安さに目がくらんで、今後も片道は高速バスにして、浮かせた運賃を一挙に帰り道は豪華にグリーン車に乗るとか、そんな使い方をするんじゃないかと思っています。
水間鉄道が会社更生法の適用を申請したそうですが、業績不振の原因は本業の不調のみならず、バブル期の不動産投資が裏目に出たからだそうです。何のことは無い、経営陣に先見の明が無くて図に乗って泡踊りしたから会社が潰れ掛かっているだけのことで、もう少しはっきり書いてしまえば、この会社の経営陣はバカで間抜け、と言うだけのことです。こんなバカな奴らの下で働かなければならない従業員は迷惑もいい処ですし、沿線住民にとっても迷惑な話です。まともな状態のときは誰も褒めてくれないのに、会社が危難に陥ると途端にボロクソに書かれてしまう経営者と言う仕事も、随分と哀れな仕事ですな。
なんで急に水間鉄道の話かと言うと、実は東急出身の車輌が走っている最南端がこの鉄道だからです。車種は旧7000系ばかりなので趣味的には余り面白くは無いのですが、東急沿線に住んでいる人間としては、元東急の車輌が走っていると聞けば乗りに行きたい、見に行きたい、撮影しに行きたい、と言うことになるのは当然のことです。
この鉄道がこの先どうなるのかは判りませんが、以下、私の勝手な予想です。先ず路線が接している南海が救済合併する可能性は無さそうです。貴志川線を放り出して岡山電気軌道に押し付けておきながら水間鉄道を併呑するのでは、社会的な合意は得られないように思います。資金援助の可能性はあるかと思います。残る可能性は地元自治体の資金援助、第3セクター化、大口債券者の債権放棄、なんて言う道筋しか残っていないような気がします。幾ら短い路線とは言っても、野上電鉄のように会社解散などと言うことになってしまっては無念に過ぎます。
生れつき判官贔屓なので、どうも最大派閥に迎合することができない損な体質をしております。10年以上前だったら最大派閥はNヨCの「98」+「一太郎」、今だったら「ウィンドウズ」+「ワード」でしょうか。勿論、それらと無縁で過ごせるほどの潔さは持ち合わせていないので、悪口を言いながらも使い続けていたわけです。但し、素直に「98」+「一太郎」にしてしまっては沽券に拘わる?ので「98」+「松」+「桐」でした。今では「ウィンドウズMe」にサンの「スター・スイート」を組み合わせて使っています。何でもNヨCが商標権を抑えてしまったので、日本を始めとするアジア圏では本来の「スター・オフィス」と言う名前が使えないとかですので、昔は強硬な反NヨC派だった私向きです。
10年以上前だったら意地でDOS/V、今だったら意地でリナックスですね。何処をどう考えても最大派閥に迎合していた方が楽には違い無いですし、こう言う選択をすると苦労することは目に見えているのですが、何故かそれができないのだから仕方がありません。まぁ、そんなことができるくらいだったらGゲージに手を出したりすることも無いとは思いますが。そのような訳で、AT互換機に手を出したのはかなり早い方です。CPUはAMD製のi286互換の石でクロックは10MHzだった、と書けば、どの程度早い時期に手を出していたかはお判りいただけるかと思います。
勿論、Macと言う選択肢もあったわけですが、あれはちょっと格好が良過ぎてダメです。私はAT互換機のように、もっと泥臭くて出鱈目なアーキテクチャの方が好きです。群雄割拠しているリナックスも、なんとなく泥臭い感じがして好きになりつつあります。要はウィンドウズからは足を洗いたいわけですが、Macの路線に乗り換えない、今更何処を探してもAmigaもAtaliも売っていないとなると、後はAT互換機でリナックス走らせるしか選択肢は残らないわけです。
色々とディストリビューションの違うものも試してみたのですが、現状ではワイン・リナックスを細々と使い始めました。それも、カーネル2.4とカーネル2.2が同梱されているのですが、何故か私の自作コンピュータではカーネル2.2の方でないと立ち上がることができません。カーネル2.4だとブードローダがLANカードを認識する処で、考え込んだままで立ち往生してしまってそれっきり、どうにも先に進みません。何もしないで放っておくとカーネル2.4の方で立ち上がろうとするものの結局は玉砕となってしまうので、意図的にカーネル2.2を立ち上げなければなりませんから、ちょっと面倒な話です。ただ、生憎ながらこの問題を解決できるだけのスキルが私にはありませんので、現状では多少の不便を我慢して使い続けるしかありません。
現状では慣れの問題やソフトの問題もあって、リナックスは(私にとっては)実用には程遠い状態です。画像処理を考えないのならばPC-DOSかDR-DOSと言う方法もあります。実は、PC-DOSの方はPC-DOS7の正規ユーザーだったりします。PC-DOS用の「松」も「桐」も持っているんだよなぁ。
圧縮ファイル形式としてのZIP、のことではなくて、リムーバブルの記録メディアとしてのZIPの話です。5、6年前の話ですが、判官贔屓の私としては当然の選択ながら、MOよりもZIPを選んだわけです。第1にZIPの装置はMOのそれに比べるとほぼ半値程度で売られていましたから、同じ金額を投資しても2倍充実させることができます。第2に私はネットワークとか通信とかは最大の鬼門なので、家庭内LANを四苦八苦して構築するよりも、家庭内の全てのコンピュータにZIPの装置を取り付けてしまった方が話が簡単だと考えたわけです。
1998年とか1999年頃のことでしょうか、ZIPの装置はかなり市中に出回っていました。内蔵用のIDEのものもさることながら、外付けでSCSIのものやAT互換機(≒ウィンドウズの使えるコンピュータ)のプリンタポートに繋いで使えるものなんかもありました。多分この頃が頂点で後は下り坂を転げ落ちるのみ、当初は100MBのものだけだったのが、250MBのものが発売されたりもしましたが、これは多分、滅亡前?に咲いた仇花だったのでしょう。
実は先日、ZIPのディスクを買いに拙宅近くの某駅の駅ビル内に入っているA電器量販店に行きました。この店、実は通勤の際に電車=バスの乗り換えの際の通路に当たるような場所にあるので最低でも毎週2回程度は覗いている店なので少しでも展示内容が変われば気が付く筈だとおもっていたのですが、何時の間にかZIPディスクが姿を消していたことには気が付かず探したところ、、、全くありませんでした。かつてZIPディスクが置かれていた場所には、同じアイオーメガの製品ながらClick!のディスクが置いてありました。A電器で数年前にZIPの装置を売っているのを見掛けた記憶はあるのですが、Click!の装置を売っている場面に遭遇した記憶は全くありません。この状態でメディアだけ置いてあっても、はたして売れるのでしょうか?
止む無く別の日にもっと規模の大きなBカメラ量販店に行って探したところ、売り場の中でも最も客の手が届きそうにも無いところに細々と売られておりました。以前はアイオーメガ以外のブランドのZIPのディスクもあった筈なのですが、今ではアイオーメガ製品のみがごく僅かな数量だけ、磁気テープなどと一緒に売られていました。商品の回転率、売上高としては磁気テープ並でしかなくなってしまったと言うことなんでしょう。
ところで家庭内LANの話ですが、拙宅はCATV回線を使ってインターネットに繋いでいますのでCATV回線→ケーブルモデム→ハブ→各コンピュータ、と言う配線方法をしており、ハブと各コンピュータ間はLANケーブルで接続しています。然しながら、家庭内LANが機能しておりません。理由は判りませんが何処をどうやっても同じハブに接続してある別のコンピュータとファイルを共有する、と言ったLAN的な操作ができません。出来ないものは出来ないのだから、こればかりはどうにもなりません。
そのようなわけで、拙宅のZIPの代替装置はカートリッジ入りのDVD-RAMとなっています。既に私と家内のコンピュータにはこのメディアの読み書きが出来る装置を取り付けてありますし、DVDレコーダーも松下製なのでカートリッジ入りのDVD-RAMの読み書きができます。ZIP時代に比べると容量も飛躍的に大きいし、格段の進歩ですが、やはりカートリッジ入りのDVD-RAMはややマイナーな存在です。何を選ぶときにでも、いささかマイナーな品物を選んでしまうのは私の体質であるようです。
「空手チョップ」は力道山の得意技だったと思いますが、チョッパ制御と言うのも空手チョップと似たような動作原理です。つまり、力道山のように比較的ゆったりした間隔でチョップするとモーターはゆっくり回転し、北斗の拳でしたか、アチョ・アチョ・アチョと言う頻繁な間隔でチョップするとモーターは早く回る、、、これがチョッパ制御の最も正しい理解方法です、って、本当かなぁ。
それは兎も角、チョッパ制御ではサイリスタやらトライアックやらと言った制御整流素子を使って波形を変えます。ゆったりした間隔でチョップするような波形にしたり、頻繁な間隔でチョップするような波形にしたりすると、モーターの回転速度が遅くなったり早くなったりすると言うことです。
実物で先鞭をつけたのは東京メトロ千代田線の6000系だったと思います。模型の世界ではTMSの1968年の夏頃に出た号にサイリスタ制御で超低速運転をするためのパワーパックを自作する、と言うような記事が出たと思いますが、実はそれよりもずっと前に半波制御、脈流制御などが紹介されていますので、基本的な考え方は終戦直後には既に確立されていたと考えて宜しいでしょう。サイリスタ制御は半波制御を電子的、かつ科学的にしたようなものと考えても、それ程大きな誤りは無いと思います。
これらの制御方法に共通して言えることは、出力波形を加工してしまうことであり、単なる直流でないことは当然ですが、同時に正弦波の交流でもなければ、三角波でもないし方形波でもない、半波整流した正弦波の一部を切り落としたような奇怪な波形にしてしまおうと言うことです。率直に言ってしまえばこれらの波形は汚い、どうしようもない波形です。
それでも実害が無ければ我慢できようかと言うものですが、この種の汚い波形を通すと機器類はしばしば唸り音を発生します。「ACコントローラ」などと称してトライアック制御で半田鏝の温度を変える装置がありますが、アレを使うと半田鏝は終始「ビー」と言うような小さな唸り音を発生します。それで平気な方は宜しいでしょうが、私はあの種の連続音は嫌いなので我慢がなりません。コンピュータのケースに使ってあるファンの音も耳障りには違いないですが音程が低いようでこちらはかなり我慢できようと言うものです。大体、ファンの音のうるさいコンピュータは離れた場所に設置する余地はありますが、唸ってうるさい半田鏝を手元から離してしまったのでは作業ができません。
元々、脈流制御や半波制御が流行したのは、その当時は模型の出来が悪くてその種の波形に小細工をするような手段を採らなければ車輌を低速で安定して走らせることが出来なかったからです。普通の全波直流でも支障無く低速運転が出来る程度に車輌の性能が向上した今となっては、サイリスタを使うにせよ、トライアックを使うにせよ、チョッパ制御的な操作をする必要性は雲散霧消したと思います。それでもこの種の制御方法に何等かの利点があるとすれば、機器が安くて済むことです。例えば、交流電圧を連続的に変えようとするとスライドトランスを使うことになりますが、スライドトランスは率直に言って高額なのでどうしても価格の安いトライアック類に目が移ることになります。
NWSL(ノース・ウエスト・ショート・ライン)のカタログによるとサイリスタやらトライアックやらと言った、波形を弄くって速度制御するようなパワーパックを使うと、モーターの電機子が「メルトダウンする可能性がある」そうです。このカタログは確か、スリーマイルズ島だったかの原子力発電所で炉心がメルトダウンしちゃった(=溶けちゃった)直後だったのでこのような表現をしたのだと思います。実際に電機子が溶けるほどの発熱があるとは考えにくいですが、この種の波形を弄くるような装置を使って運転すると、程度の差はあれ間違いなくモーターの発熱は多くなりますし、モーター自体の騒音も大きくなります。
また、NMRA規格準拠のDCCではデコーダーを搭載しないアナログ仕様の車輌を1編成だけは運転できる機能が必ずある筈です。これも大幅に波形を弄った脈流の一種を使っていると考えられますが、これをやると相当にモーターが発熱しますし、車輌は唸り音を発します。サイリスタやトライアックで測度制御する以上に症状?が悪化します。私自身では試したことはありませんが、知人から聞いた話ではデコーダーを搭載しないアナログ仕様のコアレスモーターの車輌をDCCのコマンドコンソールで運転すると、一瞬で焼き切れてしまう場合もあるそうです。
「そんなに波形を加工することを嫌っていたら、スイッチング・レギュレータなんか使えないじゃないか」と言われるとまさにその通りで、この辺りから表現が穏やかにならざるをえないのですが、元来、半波制御や脈流運転と言うものは車輌の不備をごまかすために考案されたものです。なにが不備かと言えば、ボギー台車で絶縁側の車輪から集電しないような車輌を作っておいて「集電不良だ」とか言い出す方が間違っています。小型のBタンク機などで集電不良が懸念されるならば、最初からレールを擦るシュウを取り付けておけば済むことですが、日本の模型メーカーはレールを擦るシュウなんて絶対に取り付けようとしませんね。どうも半波制御もサイリスタ制御も、この種のチョッパ制御的な発想と言うのは本質から意図的に目を背けて余計なことをしているような気がする、これが私がチョッパ制御を好まない所以です。
結構、利用しています。売り買いの比率は、、、まぁ、ほぼ拮抗していますかな。素人同士の取引が大部分でしょうから、妙に過大な期待をしなければ、こんな便利なものはありません。逆に、相手が業者である場合は、オークションでの取引以降、折に触れて買い物をしている場合もあります。単なるWEB通販の場合では相手の業態が判らなくて最初は不安が伴いますが、ヤフオクでの取引の場合は「評価」がある程度の目安となります。
但し、この「評価」なるものも全面的に丸呑みするわけには行きません。中には自作自演もあるでしょうし、単に良い・悪いだけではなくて、寧ろ「悪い」の評価を受けた際の対応如何によっては、「悪い」が皆無の場合よりも安心できる場合もあります。かく言う私も奇人変人の類に引っ掛かって「非常に悪い」の評価は受けています。相手も多分、私のことを奇人変人だと思い込んでいるんでしょうが、、、。極論すればヤフオクで違法出品物の取り引きをやらかしたとしても、取り引き内容が誠実でありさえすれば「非常に良い」出品者となります。
多分、こんな出品物は無いでしょうが「日本向け核弾頭搭載ミサイル、入金確認出来次第、ご希望の都市を殲滅します」なんてものがあったとして、入金を確認したその日のうちにミサイルを飛ばして、ちゃんと指定した都市が全滅すれば出品者は「非常に良い」の評価を受けることになります。命中精度が低くて予定した都市の隣の村に着弾しちゃったら「非常に悪い」の評価は避けられませんな。
素人が出品するオークションは、一種の電子蚤の市、電子フリーマーケット?じゃないかと思うわけです。売りたい一心で、誰もが自分なりに誠意を持って商品を陳列して、一所懸命説明しようとするわけです。素人とは言っても、誰もがそれなりに通暁した分野と言うのは何かしらあるわけです。例えば、私は模型屋を経営しているわけではないし模型屋に勤務しているわけでもありませんが、多少は詳しいつもりです。当然ながら自動車業界には無関係でも自動車に詳しい人、書画骨董の業界には無関係でも焼き物や掛け軸に詳しい人など、他人様の知識の片鱗などを拝見することは楽しいことです。
もう一つ、この種のフリーマーケット的なものの楽しさは、中古市場にも出回らないような古い品物、希少製品が多数出回っていることです。ちょっとやそっと珍しいからと言って直ぐに「激レア」と言う奇怪な表示をして出品したがる可笑しな人は最近では少なくなったようですが、希少性の高い品物は一向に減る気配がありません。この種のものを探し回るのも素人が出品するオークションならではの楽しさでしょう。
序でに、私が「激レア」と言う表現を嫌うのは、その種の軽佻浮薄な表現をする出品者の品物は、往々にして希少でもなんでもなく、単にその出品者が市場の現状を知らずに自分で勝手に希少性が高いと思い込んでいるだけの場合が多いからです。比率としては「激レア」と言う表示があって本当に希少性の高い品物の比率は、私の体感としては5%にも満たないように思います。出品分野によっては本当に希少性の高い品物の多くに「激レア」と言う表示がされているのかもしれないですが、私自身としては画像が添付されていないものと、「激レア」の表示があるものは最初から全く相手にするつもりがありません。あくまでも私の主観ですが、その種の出品物を相手にすることは時間の無駄だと思っているからです。
楽しいことばかりではなくて、面倒くさいことも間々あるんですが、ね。
「ebayの商品に、日本語で入札できる」と言うアレです。自分の支払うつもりのある最高額を入れておけば、その金額になるまで自動的に金額が跳ね上がっていってくれる辺りはヤフオクと同様です。明確に違う点は入札金額がドル建てである点と、落札した品物は出品者から直接送られてくるのではなくて、セカイモンの配送センターのような場所で一旦受け入れて、その後にこちら向けに発送されてくる、この2点です。実際には出品者との直接取引も出来るのかも知れないですが、その場合は普通に個人輸入するような訳には行かないでしょうからやはり面倒です。これは想像ですが、ebayに出品する際に「海外発送はセカイモンに委ねる」とか何とか言うオプションは選択できるようになっているのではないかと思います。こちらとしてはその種の「セカイモンがお届け」とか言う表示がある品物にだけ入札しています。上述の「セカイモンの配送センターのような場所」云々の話は、こちらの「セカイモンがお届け」とか言う表示がある品物の話で、飛行機マークのアイコンが添えられています。
掛かる経費は?と言えば、、、日本国内に限定したヤフオクなどに比べればかなり割高になります。一旦セカイモンの配送センターのような場所まで出品者が送る経費と、セカイモン自体の中間マージン、更に日本国内での異様に高額なヤマト運輸の配送料が加算されますから結構な金額になります。1ドルの外為相場が150円くらいのつもりでやっていれば間違いは無いようです。所要時間は、、、この辺りは出品者にも拠るのでしょうが、1週間では届かない場合が多いようです。ヤフオクだったらとうの昔に堪忍袋の緒が切れて、出品者に対して「非常に悪い」の評価をしている頃ですが、こちらは余計な経由地があるのでそう簡単な話にはなりません。FAQでの説明に拠れば、最大で21日程度は掛かる可能性はあるようで、かなり気長に待ってやる必要はあります。
個人輸入も同様ですが、こちらは個人輸入と言う行為をやりたくて行っているのではなくて、日本国内では余りにも市場規模が小さくて自分の欲しい品物が売られていないから、その不満を解消するための手段として個人輸入で外国の模型屋さんから買い付けている訳です。野菜を買うためには八百屋さんに出掛けるのは当たり前で、自分の買いたい品物を売っている店に出向きます。電球を買うために八百屋さんに行ったり、野菜を買いに電気屋さんに行かない以上、当然のことです。もっとも、千葉市内の某所には八百屋さんの店舗の奥で店開きをしている模型屋さんが現実に存在しますから世の中は複雑ですが、私の買いたい品物を売っている模型屋さんが日本国内には無いけれども、デンバー市内には在る(=カブースホビーズです)からそちらへ注文する、飛行機に乗って毎度買い物しに行くことでも出来ないので個人輸入をすると言うことであり、ヤフオクに出てこない品物がセカイモンには出回っているので入札する、と言うことです。
現実に、日本でのGゲージ市場と言うのはかなり規模が小さいです。私みたいに声の大きい奴(笑)が自分のサイトの中で好き勝手に書きまくっているから多少は賑やかそうに見えるだけであって、Gゲージの市場規模はNゲージのそれに比べれば比較のしようが無いくらい小規模な市場に過ぎません。このことはネットオークション市場においても同様なので、自分の欲しい品物が日本国内で出回らないならば、売っている場所まで出向いて買い物する以外に入手する方法はありません。元来、日本国内ではアメリカ型の鉄道模型はヨーロッパ型、特にドイツ型に比べると市場規模が小さい筈ですし、それに輪を掛けて市場規模が小さいGゲージの世界の中で、その上更に絶版モノや既に存在しない企業の製品が欲しいと言う二重苦、三重苦のような状況が不満ならば、個人輸入をするかアメリカのネットオークションで買い付けるか、これ以外の選択は実質的には無いとも言えます。
以前にebayが日本に進出していた頃にはかなり注目を集めていたようですが、やがて撤退の止む無きに至りました。ネットオークションに関してはヤフージャパンに先見の明がありいち早く市場を制圧してしまっていたのに対し、後からのこのこやって来たebayが「外国ではこちらが主流です」と言おうが何をしようが、圧倒的なヤフージャパンのオークション市場の前には余計な弁解をすればするほど見苦しい言い訳にしか聞こえなくなる訳で早めに撤退したことは正解であったように思います。その後に水面下でどのような話し合いがあったのかは定かではありませんが、ヤフージャパンのIDを取得していれば、そのIDとパスワードを使ってセカイモンに入札できる、要するに「ヤフーのID=ebayのID」と言うちょっとびっくりするような組み合わせが出来上がりました。喧嘩しても勝ち目がないと覚ったebayが、割り切ってヤフーの軍門に下る代わりに実利を取ったと言うことでしょうか?。
別に哲学的な話とかではなくて、もっと低次元な話です。例えば、私が今乗っている自動車は平成2年登録のトヨタのカリブですが、この車が出た頃にはリトラクタブル式のヘッドライト流行っていました。リトラクタブル式だとパッシングする時に相当な時間差が発生するので危険だから?とか言う理由で、道路運送車輌法?だったかを改正して、フォグランプなどの補助灯類でパッシングしても良いことになったとかならないとか、と言う話を耳にしたことがあります。真相の程は知りませんが、、、。
さて私のカリブですが、この車は絶対にリトラクタブルライトが故障しません。ごく単純な話ですが、リトラクタブルライトではないのですから故障する理由がありません。1台¥1000万の車だろうが¥1億の車だろうが、リトラクタブルライトを装着したからには、リトラクタブル機構が故障する可能性は絶対にゼロにはならない筈です。然しながら、リトラクタブルライトではないのですから、私のカリブはリトラクタブルライトに伴う故障は絶対にあり得ません。
凡そ世の中には絶対的な善とか、絶対悪と言うものは存在しないと思います。絶対に勝てる戦争と言うものも、、、多分無いでしょう。そんな都合の良いものがあれば、ディエン・ビエン・フーでフランスは尻尾を巻いて逃げ帰ったりしないでしょうし、今頃は大東亜帝国が世界中に100も200も存在していそうです。
それは兎も角、故障する可能性を「絶対的に」排除できない機構を敢えて自分の自動車には欲しくなかったのと、ポルシェ以外の車でリトラクタブルライトが格好良いと思わなかったので、結局はリトラクタブルライトでは無い自動車を選んだような次第です。そこまで絶対性に拘るならば、いっそのことブレーキの無い車に乗れば良いんですよね。ブレーキさえ取り付けなければブレーキ関係の故障が発生する可能性は絶対的にゼロになりますから。「そんな車で出掛けたら生還できる可能性も絶対的にゼロじゃないか」と言うと、そんなことは無くて100%無事故で済ますことができます。私はブレーキの付いていない車に乗るつもりは毛頭無いからです。
乗用車の6ヶ月点検は義務ではなくなった筈です。商用車の方は今でも義務だったと思いますが、、、。それでもディーラーからは私のカリブの「点検のお勧め」のような案内はがきが来ますので放置しておいたら、、、勤務先に担当営業マン氏から電話が掛かって来ました。
実は、わが勤務先の商用車全部(=2輌)と私のカリブは同じディーラーの同じ営業所の同じ営業マン氏から買い求めた車輌です。代替わり?はしたものの現在も3輌とも1人の営業マン氏が担当です。買った当時の営業マン氏から数えて3人目の人ですが、合計3輌とも高年式車だと言うことは先方は先刻承知しているせいもあってか、結構熱心です。推奨点検なんてのは電話でも掛かってきて勧められれば断るつもりはなくて、その代わりに電話も掛かってこないのならばこちらから話を持ち出すつもりは毛頭ありませんでした。「来る者は拒まず、去る者は追わず」ですね。
普段から面識のある相手ですから、電話が掛かってきた時に世間話的にちょっと聞いてみました。お勧めコースだと1輌辺り¥3150の売上にしかならない話ですが、、、。
営「あ、はがき届きました?。」
私「届きましたけど、6ヶ月は法定じゃなかったですよね。」
営「そうです、乗用車は法定じゃないです。宜しかったら点検、如何でしょうかねぇ。」
私「ふーん、別にこの程度だったら付き合いますよ。」
営「ありがとうございます!」
私「でも¥3150でしょ、こんな金額でわざわざ電話してたんじゃ面倒じゃないですか?」
営「いや〜、はがきが届いてちょっと経った頃に電話するように言われてまして、、、。」
と言うことです。日常的に自動車通勤ではありませんので日程を決めて勤務先まで持って行く、つまり、点検を頼む日のみは自動車通勤にすると言う話にしました。自動車で出勤すると、本来ならば支払わないで済む筈のガソリン代が掛かってきますからこちらとしてはそれなりの負担になりますので、その代わり?に引き取りも納車もそちらでやって、と言う程度の条件は出します。ま、これはユーザー側の要求としては十分通るだろうと思っていたらやっぱり通りました。その代わりに値引き交渉とかは一切しません。
私、他人から値切り交渉をされるのは大嫌いなので、他人に値引き交渉をするようなことも一切しません。アラブ世界式にお互いにとんでもない金額を提示しあっておいてから話し合いで落とし所を探り合う、なんて取り引きはどうも向いていないみたいです。
結局、点検に出した日には帰宅途中にドイトに立ち寄ってウッドデッキ用のWRC材をまとめて買い込みました。休みの日の午前中に買いに行ったりすると実質的に半日潰れてしまいますが、帰宅途中に買い物するのであれば時間の無駄はごく僅かです。まぁ、怪我の功名みたいな話でした。
別に偉そうなことを言い出すつもりはありませんが、単に私は視力が余り宜しくないので「文字の小さくて読みにくいサイト」「背景がうるさくて文字が読みにくいサイト」「背景と文字色のコントラストが低くて読みにくいサイト」は読みません。何処かからのリンクをたどってたどり着いても、読まずに別のサイトへ直ぐに移動してしまいます。これは理屈でもなんでもなくて「読めないから読まない」、ただそれだけです。
インターネットの世界はお若い方が多いからかもしれないですが、私のように中年に差し掛かっている以上の視力の持ち主?よりも高齢の人だったら、まず考えられないような色使いのサイトが結構あります。お若くて視力の宜しい、サイトをお作りになっているご本人にとっては読みにくくも何とも無いのだと思いますが、私の場合は「読みにくいからダメだこりゃ」と諦めて立ち去らざるを得ないサイトは相当数になります。私のサイトは「屁理屈が多すぎて読む気にならない」と言う方が相当数いらっしゃるんじゃないかと思いますが、「読みにくいから読む気にならない」と言う方は相当少ないのではないかと思うのですが如何でしょうか。
今、この文章を書くために向かい合っているのは17インチのCRT(=ブラウン管式のディスプレイ)ですが、インターネット・エクスプローラで閲覧した場合の解像度は800×600、文字サイズは「大」です。経験上、これよりも解像度が高かったり文字サイズが小さい場合には多少間延びするかもしれないけれども、デザインが崩れるようなことは無いはずです。暫く前までは多少のミエもあって文字サイズは「中」でやっていたのですが、無理して頑張っても無意味なので自分が快適でいられる環境でやっています。
此処から先は話がちょっと偉そう?になりますが、cgiやjavaを多用して、頼みもしないのに勝手に絵が動くサイトとかは余り好きではありません。それは、ウェブ・アクセシビリティに繋がらないからであって、私のようにそろそろ老眼の掛け声が聞こえて来るような年齢の人間には決してありがたいものではないからです。必要以上に動き回るアニメーションが鬱陶しいし、肝心の情報にたどり着くまでに延々と待たされるような思いをすることは不愉快ですから買い物を止めた通販サイト、なんてのは幾らもあります。
HTMLの技巧に凝ってもウェブ・アクセシビリティに何の注意も払わないのでは、みすみす客を逃すだけではないかと思います。若い人向けの通販サイトでは顧客の視力に期待できる?でしょうからそれでも良いかもしれないですが、最近の可処分所得の多いであろう高齢者を相手に金をぶったくる商売をするつもりだったら、逃がさなくて良い客を逃がす結果に終わってしまうと思いますが如何なものでしょうか。
因みに最近見た某社のサイト、アクセスすると延々とイントロ画面を見せられます。「skip」と言う文字は入れてありますが、ホームページの作成を依頼した業者がウェブ・アクセシビリティの概念も理解できないくせに技巧に走りたがるからなのか、「視力の宜しくない人は解像度を下げる」と言うことが全く理解できないようです。おかげで800×600なんて年寄り向け解像度では画面の下に隠れてしまって「skip」にたどり着くことすらできません。大体、スキップされても構わないようなイントロ画面ならば、最初から作らなければ良いだろうし、こんな低解像度でコンピュータを使っている人間は「来るな」と言うことなんでしょう。もっとも、文字の間違いも多いし商品説明も曖昧なので「もう1回見てみよう」と言う気にはとってもならないようなサイトでした。
歳を取ると新しい機械に触れることはどうも苦手になるものです。この話をすると私の同僚とかは「仕事増やしたくないから、逃げる口実にしているんだろう」とか「コンピュータを自分で組むことができて、どうして機械が苦手なんだ」と鋭い指摘をしてくれますが、それでも苦手なものは苦手なんだから仕方がありません。
実は7月下旬と8月上旬に、息子と2人で撮影に出掛けました。7月は日立電鉄、8月は静岡鉄道で、どちらもかなり遠い場所ですから往復とも特急の指定席を使うようになります。「有料の特急は嫌いだ」とかなんとか言っておいて、今頃になって勝手な話ですな。それは兎も角、目的はあくまでも鉄道の写真撮影ですから晴れてくれなくては困るので「間違い無く晴れるだろう、少なくとも雨は降らないだろう」と踏ん切りが付くまで乗車券の手配をするわけには行きません。雨の降った日の風情のある写真を撮るのが目的ならば宜しいでしょうが、生憎、その種の写真は私の趣味ではありません。床下まで、ちゃんと光線の回った写真を撮ることが目的だからです。
当然、乗車券の手配をするのは実際に乗車する直前の、7月下旬なり、8月上旬なり、と言うことですが、この時期にJRのみどりの窓口に行くと途方も無く混んでます。窓口は70人待ち、80人待ち、と言う状態です。処が、指定席自動券売機の方はどんどん人が流れてゆきます。実は指定席の自動販売機と言うものを使った経験が無くて、どうも不安が先に立ってしまうので可能であれば使わずに済ませたかったのですが、この調子では一体どれだけの時間窓口で待ち続けたら希望の乗車券を入手できるのか定かでありません。案内係りの尾根遺産も居ることは居るので、仕方が無いから思い切って券売機で買い求めることにしました。
知らないとは恐ろしいことですが、グループ旅行の場合は一緒の席を発券すると言う素晴らしい機能?が、指定席の券売機にはあったのですね。いや〜、これを知らなかったと言うか、あの種の券売機は空席を無作為に販売して行くのだと思い込んでいたものですから今まで食わず嫌いを決め込んでいたのですが、親子で離れ離れの席に座るなんて理不尽なことが無いような機能は、ちゃんと用意されていたようです。「そんなこと、当たり前じゃないか」と言われそうですが、食わず嫌いとは恐ろしいもの、知らないとは悲しいものです。
但し、説明係の尾根遺産が居ると言っても、その人は機械の操作の説明はできても、少々突っ込んだ質問をされるとさすがに戸惑ってました。自動券売機を操作していた女性客2人連れが「“スーパーあずさ”と“あずさ”はどう違うんですか?」と尋ねたら「車輌が違います」と答えてました。鉄ヲタが相手だったらその答えでも良いでしょうが、「スーパーあずさの方が停車駅が少ないので多少は所要時間が短くて、南小谷まで行くのはスーパーあずさだけです」とでも答えれば良さそうですが、余程忙しそうだったので妙な答えを口走ってしまったのでしょう。
小学生・中学生くらいだと駅撮りやっている少年は時々見掛けますね。私自身も時々やってますし、そんなにバカにしたものでもありません。なんと言っても複線のホームの向かい側に止まっている列車だと「そこそこの」引きは取れるし、何よりも駅のホームに降り立ってからの移動時間がゼロと言うのがありがたい話です。昔は親父と一緒に出掛ける時には駅撮り、自分だけで出掛ける時は踏み切り撮り?でした。親が一緒ならば、電車に乗って駅に入っても自分の財布は痛まないからです。
例えばの話ですが、「のぞみ」が時速300km/hで走ったとして、これをブレ無いように撮影するのは至難の業ですが、止まるか徐行するかしていれば別に何の苦労も無く撮影できる話です。車輌工場や車庫の敷地などと言うのはそう簡単に入ることができる場所ではないし、駅撮りは撮り鉄の有益な手法の一つであることに相違はありません。
但し、複線ホームの向かい側に停車中の車輌が被写体では、本音を言うと「充分な」引きが取り切れません。できることならば小田急の和泉多摩川、狛江、喜多見附近のように、複々線の外側にホームが在って中央に通過線が配置されていると、向かい側のホームにの列車は駅に止まっているのだし十分に引きが取れて撮影し易くて好都合です。東武伊勢崎線の小菅、五反野、梅島辺りは外側が通過線で中央に各駅停車用のホームが入っていますから、撮り鉄には大した効能がありません。小田急の方が駅撮り鉄っちゃんには好都合か?
暫く前に伊予鉄道の撮影に行きました。拙宅の所在地は関東地方某所なので普通に考えれば羽田=松山間は飛行機利用となります。実は私、お目に掛かったことのある方はご存じでしょうが、前後左右方向の寸法が大きい体型(いわゆるデブ)をしているので、当然ながらJALのクラスJ利用となります。鉄道の場合は基本的にはグリーン車を使う必要があります(と、勝手に自分では思いこんでいます)。JALのサイトで空席状況を調べたところ、充分なクラスJの空席があることが判ったので、某A旅行代理店に出向いて宿泊込みの旅行プランの申し込みをしますが、空席が殆どありません。要するに、一般客向けに定価販売する座席の在庫はたっぷり残っているけれど、旅行代理店向けに卸売りした分の在庫は殆ど捌けてしまっていると言うことです。提携している他の旅行代理店の空席も判るのだそうで、某B旅行代理店の分も、某C旅行代理店の分も、殆ど空席が残っていません。エコノミークラスのみ各旅行代理店の持ち分がパラパラと残っているようですが、エコノミークラスになんか乗りたくありません。
結局は少々余分に時間は掛かるものの、往復共に全部グリーン車の乗り継ぎで旅行の手配を依頼しました。「ホントに列車の乗り継ぎでいいんですか?」と言う顔はされましたが、こっちは鉄分目的の旅行なので何処吹く風です。金額面で言うと、定価で往復エコノミークラスの飛行機で行って帰ってくるだけの代金よりも、2泊3日の宿泊付きでグリーン車の乗り継ぎにした方が気休め程度に安いです。鉄分の多い人の旅行にはグリーン車以外の選択肢はなかろうなぁ、と言うことですね。
それは兎も角旅行当日、新幹線に乗って岡山に向かいます。新大阪を出た辺りで「予讃線は強風で運休」と言う情報が流れてげんなりします。それでも岡山で乗り換えた予讃線の松山行き“だった筈”の特急は定刻通りに発車するのですが、行き先は川之江行きに変更になっています。この時点で地理不案内の私は「川之江」なんて駅が何県の駅なのかも知らなかったのですが、要するに愛媛県に入って最初の駅だったんですね。この周辺には8連の特急を折り返しさせる施設がある駅は、恐らくは川之江、新居浜、松山など、一部の駅に限られるようです。今治でも折り返し出来るかも知れないですが、、、。従って、1駅間だけを運休させる必要があったとしても、前後5駅なり、10駅なり、15駅なりを纏めて運休にしないと折り返し運転することが出来ないと言うことみたいです。
岡山を発車する前に車掌氏に川之江以遠の運行の見込みについて尋ねますが「今の時点では判りかねますが、強風が治まれば川之江以遠まで運転する可能性はありますから、川之江で再度駅員に聞いてみてください」と言う話でした。しかしながらこの「強風が治まれば云々」の話は真っ赤な嘘であったことが直ぐに判ります。それと言うのも、岡山発車時に乗務していた車掌氏はJR西の社員で、この人は30分も乗務しないうちにJR四国の車掌氏と交代しますから、当たらず障らずのことを言って置けば、乗務員交代と称して逃げて行けるわけですから話の内容は調子の良いことでしかないわけです。川之江に着くと、私が乗っていた列車は直ぐに折り返し岡山行きにする準備が始まります。要するに、強風が原因で運休するからと言って、折り返し列車の手配の関係もありますから、強風が治まっても直ちに運行再開することは出来ないわけです。今回の予讃線の一件は、強風が治まってから運行再開に至るまでに4〜5時間程度の時間は必要だったみたいです。
話は川之江駅に戻りますが、新居浜以遠は運転していると言うことなので、駅前から代行バスに乗って新居浜まで向かいます。しかしながらこのバスは川之江=新居浜間はノンストップですから途中駅の乗客は無視、特急以外の乗客も無視です。乗車時にキップの確認もしないのだから大雑把な話ですが、それでも悠然と最後部に乗り込んで新居浜に向かいます。同じ条件下であっても、列車の長さが違うのだから特急と普通列車では運休区間が違って当然、普通列車の方が列車が短いので運休区間も短くて済みます。従って、特急に関しては川之江=新居浜間が運休しましたが、普通列車は川之江よりももう少し先まで運転しており、新居浜よりももう少し手前から運転していると言うことになります。
新居浜に着くと、本来乗車する予定だった列車よりも1時間後の列車が止まって待っていますので何とも奇妙な感覚ですが、問題が一つ。私が買った切符は、いわゆるパック旅行のキップですから乗車変更は一切出来ません。荒天で運休の際のみ例外的に乗変可能とも書いてありません。荒天は私の責任ではありませんが、鉄道側にも責任があるわけでもありません。事情が事情ですから車掌氏に例外措置を認めてくれるように交渉して、乗変不可のキップで乗変可能にしてしまおうというわけで、通り掛かった車掌氏に話を仕掛かると「あ、結構ですよ、そのままお好きな席に座ってください」と言う話で、交渉の余地なんか全く無い?ままに交渉は終わってしまいます(笑)。そりゃそうでしょうな、岡山発車の時点で定員18名のグリーン車室に元々3人しか乗っていないわけですから、何処に座ろうが構わないのは当然です。そんなわけで新居浜から私が乗った松山行きの区間特急は、結果的に半室自由席グリーン車を連結すると言う、特急としてはちょっと珍しい状況で1時間遅れで無事に松山に到着したような次第です。
今度はその2日後、松山からの帰途にやはり予讃線の特急に乗りますが今度もこの特急が遅延します。どこだかの区間で踏切事故だったかの影響で途中駅で5分遅れ、岡山到着の時点で2分遅れですが、これでゴネる乗客がやっぱりいるんですねぇ。元々岡山駅での新幹線への乗り継ぎ時間を5分しか見込まない切符を手配しちゃっていたらしいのですが、「乗り遅れたらどうしてくれるんだ」とかなんとか泣き言を言っているわけですが、最初からそんな切符を手配する方が間違っているとしか思えませんな。大体、そんな短時間じゃ駅撮りする時間が無いじゃないか!!。私は岡山駅での駅撮りも旅行目的の一つだったので、往復共に乗り換えには1時間以上の余裕は見てありますから特急が2分遅れたからと言って、痛くも痒くもありません。
その後の駅構内での案内に拠れば、私が岡山まで乗ってきた特急の2本後の列車は、本来ならば指定席アリ・半室グリーン車連結の5連でやって来る筈なんですが、どうやら全席自由席・全車普通車の3連だったようです。岡山=宇多津=松山間の5連の「しおかぜ」と、高松=宇多津=松山間の3連の「いしづち」の2本を、宇多津=松山間のみ併結して8連で運転するのですが、踏切事故だったかの関係で3連の「いしづち」の編成を「しおかぜ」用に使ったらしいです。指定席料金分だけは払い戻し対象になるのでしょうが、いや〜、大混雑の普通車なんかに乗らないで済んで良かった良かった。
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