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最終更新: 2009/08/19 06:29

18日の衆議院議員選挙公示を前に6党の党首が日本記者クラブで激論交わす

衆議院議員選挙は、いよいよ18日に公示され、選挙戦が正式にスタートする。
17日は、6党の党首が日本記者クラブに集結し、激論を交わした。
自民党の麻生首相は「最も訴えたいことは、責任力です」と述べた。
民主党の鳩山代表は「チェンジで日本をよみがえらせようではありませんか」と語った。
公明党の太田代表は「ぶれない政策とやり抜く力を」と話した。
共産党の志位委員長は「国民が主人公の日本を」と述べた。
社民党の福島党首は「命を大切にする政治を」と語った
国民新党の綿貫代表は「郵政民営化見直しこそ」と話した。
衆院選公示を目前に控え、6党の党首が激論を交わした。
鳩山代表は、消費税について麻生首相を攻撃した。
鳩山代表は「景気が回復する兆しが出てきたと、そのようなお話がありました。国民の皆さま方の実感とは、まるでかけ離れている現実であるにもかかわらず、景気が例えば2%回復したという状況になれば、本当に麻生総理は消費税増税されるんでしょうか」とただした。
麻生首相は「間違いなく1年3カ月ぶりに経済指標は上がった。プラス3%台まで持ってきた。まだ、道半ばだと思っておりますので」と答えた。
鳩山代表は「麻生総理、わたしの質問にまったくお答えになっておられないんでありまして、イエスかノーかでお答えを願いたいと」と述べた。
麻生首相は「答弁をよく理解しておられないと思います」と応じた。
2度追及するものの、かみ合わない討論。
一方、太田代表は、献金問題が取りざたされた鳩山代表に揺さぶりをかけた。
太田代表は「秘書が虚偽記載など法律違反をした場合、監督責任のある国会議員も公民権停止、政界退場、これが大事だ。この法改正には、鳩山代表は賛成か反対か」とただした。
鳩山代表は「政治をクリーンにするということは、大変いい話だと思っておりますので、前向きに政治とお金の問題に関して議論することは、正しいと思います」と答えた。
また、民主党について、志位委員長は「(民主党には)良いことには協力、悪いことにはきっぱり反対の立場で、現実政治を前に動かすためにがんばるつもりです」と述べた。
福島党首は「社民党と民主党は、政党が違いますから、考え方が違うところもあります。しかし、だからこそ、社民党の存在が重要」と語った。
こうした中、麻生首相は、民主党が鹿児島の集会で、2つの日本の国旗を加工して民主党の旗として掲示していたことを突如、指摘した。
麻生首相は「わたしには、とても悲しく、これは許し難い行為である」と述べた。
これに対し、鳩山代表は「そんなこと、けしからんことをやった人間がいるとすれば、そのことに対して大変、申し訳ない」と釈明した。
この様子は、ウェブサイトにも掲載されていたが、削除された。
一方、自民党が舛添厚労相に、比例代表東京ブロック1位での衆院選出馬を打診していたことがわかった。
参議院議員の舛添厚労相は「とにかくそういう話があったんで、それはお断りしますということです」と述べ、衆院選へのくら替え出馬をきっぱりと否定した。
また、この東京ブロックの比例名簿をめぐっては、猪口元少子化担当相が比例名簿下位での記載を打診され、衆院選の出馬辞退を決めた。
猪口元少子化担当相は「このたび出馬がかなわないことになりました」、「当然ながら重要なことですので、(電話で)相談報告ということを行っておりました」、「小泉総理のお言葉として...」と述べた。
小泉首相は「わたしの言うことも聞いてくれないので残念だ。しかし、人生いろいろ、総裁もいろいろだから仕方がない。自民党候補が当選できるようにがんばってくれ」と述べたという。
自民党の比例名簿は、重複立候補を増やし、復活当選を重視している。
一方、民主党は現在、最終調整を進めている。
政権交代を懸けた総選挙は、いよいよ18日、公示を迎える。

(08/18 00:34)

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