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秋桜☆akisakuの日記

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昭和の思い出2:平和とは
[ カテゴリ未分類 ]    


昭和というのは激動の時代でありました。

終戦を境にして、天と地がひっくり返ったような感じがしたものでございます。

天皇陛下が人間宣言をなされてから、たくさんの方々が皇居や日本各地で自決なされました。

軍人さんが多かったと記憶しておりますが、民間人やご婦人なども含めて400名以上の自決者があったと報道されておりました。

多くの部下を戦地で失った上官が、自らの不徳を償うために自決するというケースが多かったように思われます。

終戦後に自決した軍人さんは戦死扱いにならず、靖国神社にもまつられず、遺族に恩給すらも出なかったのでございます。

それにもかかわらず、終戦の年は連日のように自決者のニュースが報道されていたのでございます。

中には、奥様とともに自ら命を絶つ軍人さんも少なくありませんでした。

世間では美談として報道されておりました。

私はそれが納得できませんでした。

もともと殿方が始めた戦争でございます。

女は子を産み、育てる生き物でございます。

人の命を奪うのではなく、人に命を与える生き物でございます。

勝手に戦争を始め、最愛の二人の兄さまを奪い、そのうえ殿方の都合で奥様まで道連れにする必要があるのでしょうか?

私はずっと激しい憤りを感じておりました。

殿方という生き物は、きっと生命の尊さというものが分かっていないにちがいないと感じておりました。

もう1つ別のお話しでございます。

終戦近くのある日、集団疎開で一人の若い女性の面倒を両親が見ることになりました。

前年の東京大空襲で焼け出された17歳の娘さんでした。

抜けるように白い肌、小鹿のような細い足、若い頃の吉永小百合さんを彷彿とさせる美少女でございました。

ところが、その顔半分は、大空襲のときの火傷で見るも無残にただれておりました。

彼女のご両親は目の前で焼死し、小さい弟さんは避難先の隅田川で「熱い熱い」と泣き叫びながら溺れ死んだといいます。

私は当時18歳でしたので、「齢も近いし話し相手によかろう」と両親が引き取ってまいったのでございます。

私が「お芋食べる?」といってもかぶりをふるばかりです。

結局、その夜は、一言も口をきかないまま、床の準備をして横に寝ました。

私はなんとなく姉妹が出来たような気がして嬉しかったのですが、そのまま寝入ってしまいました。

思えば、なんであのときにもっと声をかけてやれなかったのかと、今でも心が痛むのでございます。

翌朝少し寝坊した私は、彼女の姿が見えないのでどうしたのかしら、と思っていると父が血相を変えて飛び込んでまいりました。

「川だ!あの子が見つかった!」

彼女は近くの川に投身したのです。

見つかったときはわずかに息があったそうですが、医師の手当ての甲斐なく、息を引き取ってしまったそうです。

医師によると、彼女は「これでやっと家族に会える」と微笑むようにつぶやいて息を引き取ったとのことです。

私はショックで泣くことも忘れ、呆然としておりました。

戦争は、あまりにも簡単に人の人生を丸ごと奪ってしまいます。

当時、人の死というのは日常茶飯事でございました。

人の命が風船のように軽かった時代でございます。

私の親友は、米軍の機銃掃射で空からあられのような砲弾を受けて亡くなりました。

その顔は原型をとどめていなかったそうです。16歳になったばかりでした。

私は、わずか16歳の少女を飛行機で追いかけ回して殺してしまう米兵が憎くて憎くてたまりませんでした。

兄が海軍に志願したのも、幼馴染だった彼女の敵討ちという心持があったのかもしれません。

ですが今思いますと、すべては戦時中という異常な時代の中での話しでございました。

日本も、アメリカも、ドイツも、イタリアも、戦争に参加した全ての国が狂っていたのでございます。

正義の戦いなどはこの世に存在しません。

終戦後60年以上経って、日本は平和になったように見えます。

ですが平成に至っても、私の眼には戦争はまだ続いているように見えてなりません。

年間自殺者数は3万人をゆうに超え、1日100人もの人が亡くなっております。

自殺未遂の方々、および遺族が自殺を公開しないケースを含めると、おそらく年間10万人以上は自殺を図っているのではないかと思われます。

これまで数千人の相談者とお会いしてきました。

一人ひとりの心の中をそっとのぞかせて頂きますと、そこには様々な形の戦争が続いておりました。

時代は変わり、環境は変わり、ビジネスや家庭の有り様が変わっても、いまだに多くの方々は、何か得体の知れぬものと戦い続けております。

そして、傷つき、疲れ果て、あげくのはてに自ら命を絶とうという人があとをたちません。

昭和の大戦は経済戦争に受け継がれ、いまだに多くの日本人は戦っているのでございます。

その意味で、戦争はまだ続いているのでございます。

形が領土であれ、石油であれ、金銭であれ、奪い合う競争社会はすべて本質的に戦争状態の国であると申せましょう。

経済が戦争であるということはほとんどの人は意識していないようでございます。

日本人は、どこかでそうした戦いの愚かさを知り、そろそろ世界との経済戦争をやめる必要があると感じ始めているのではないでしょうか。

それがこのたびの政局の転機に結びついているような気がしてなりません。

私が自分の心の中に平和を見い出すことが出来たのは、ひとえに主人のおかげでございます。

長々ととりとめもなく書いてまいりました。

お伝えしたいことはただ1つでございます。

皆様、どうぞ最後の1分1秒まで大切に生きてくださいませ。




最終更新日  2009.08.07 00:01:08



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