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いつも拙いブログにお越し頂き有難うございます。 皆様の貴重なお時間を割いて、年寄りのたわごとにおつきあい頂き恐悦至極でございます。 この年齢になりますと、毎年のように知人・友人との永遠の別れがあるものでございます。 そのたびに、失ってみて初めて分かる有り難さというものを痛感してまいりました。 「みなさんに明日が来ることは奇跡です。それを知っているだけで日常は幸せなことだらけであふれています」 この言葉は「余命一ヶ月の花嫁」で有名な長島千恵さんの言葉でございます。 すべての人は今日を生きているのでございます。 まだ来ぬ明日は永遠に追いつかぬ幻と申せましょう。 ですが明日が来れば、明日は今日になります。 過去の思い出に生きるのでもなく、明日の幻の中に生きるのでもございません。 今日生きていること自体が奇跡と申せましょう。 家に帰ったときに「ただいま」という風習は古来から日本にありました。 神道ではこれを『中今の思想』と呼んでおります。 これは今日一日、只今のその時を大切にして生きていくという教えでございます。 「ただいま」という言葉は、日々生かされている喜びに感謝する言霊なのでございます。 世の中には幸せなこともあれば、つらいこともございます。 短い人生が不幸なのではございません。 長く生きることだけが幸せなのではございません。 すべては変化するものでありましょう。 出会いがあり、別れがあり、生があり、死がある…。 そうした変化の中でも、生きている瞬間そのものが奇跡なのでございます。 それを知っているだけで日常は幸せであふれてまいります。 皆様の人生は、コンピュータのブログ文字の中にあるのではございません。 どうぞ二度とは戻らない、皆様の貴重な日々の一瞬一瞬を大切にされますよう。
最終更新日
2009.07.19 09:03:40
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