クラス別ではミニバン、車種別ではハイエースの盗難割合が高まる
【 車両盗難 】ミニバンとハイエースの盗難割合が増加!
【車上ねらい】今回調査ではじめてカーナビ盗難被害の高額化が判明!
〜第9回 自動車盗難事故実態調査 結果発表〜
【No.07-047】
(2008.3.25)
社団法人 日本損害保険協会(会長 江頭 敏明)では、自動車盗難の防止対策に取り組んでおり、損害保険会社が2007年11月に保険金を支払った事案(車両盗難825件、車上ねらい3,138件)を対象に自動車盗難事故実態調査を実施しました。
本調査は2000年以降実施しており、今回が第9回目の結果公表となります。
車両盗難(調査総数 825件)
ミニバンと軽自動車の盗難被害が増加傾向に
ミニバンと軽自動車のクラスの被害が年々増加しており、今年はハイエースの被害が拡大したため、特にミニバンの増加が顕著でした。一方で、RV車の被害は減少傾向にあります。
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車種別ではハイエースの被害がランドクルーザーを超える
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一方、本年度の調査では、ハイエースが最も被害に遭い、16.2%を占めました。イモビライザの装着が盗難台数に影響している可能性があります。
ハイエースも海外で人気が高い車種といわれており、最近ではハイエースを狙った窃盗団も検挙されています。
車上ねらい(調査総数 3,138件)
カーナビ盗難の9割は1件あたり被害が10万円を超える
今回の調査では、カーナビ1件あたりの被害額を新たに調査しました。20万円を超える被害は約6割に達し、10万円を超える被害は9割を超えています。調査結果では、純正品、後付・市販品ともに10〜30万円の被害に集中しており、被害は高額になっていることが判明しました。
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カーナビの被害は依然増加傾向に
車上ねらいの被害品の内訳では、カーナビがもっとも被害が多くなっており、全体の4割に達しました。
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愛車とカーナビを盗難から守るために、以下の点に気をつけましょう。
●車両盗難防止のポイント
・防犯対策の施されている駐車場の利用
・市販の盗難防止装置の活用
●カーナビ盗難防止のポイント
・車外からカーナビが見えないようにカバーをかける
・持ち運びができるタイプのカーナビは、駐車時は自宅に持ち帰る
・カーナビを取り付ける際には盗難防止対策を施した特殊なネジを使用して、取り去りを困難にする
詳しくはPDFファイルをご覧ください。