ロンドン(CNN) 2003年9月にイラク南部バスラで、英陸軍ランカシャー連隊に拘束されていたイラク人ホテル従業員が死亡した事件の審問再開を前に、英兵がイラク人拘留者らを虐待している場面とされる映像が存在することが17日分かった。
映像は約1分間で、ランカシャー連隊のペイン伍長が、白いプラスチックの手錠で両手を縛られ、頭巾を被せられた拘留者らに対し、壁に寄りかかって座るような姿勢を取り、縛られた腕を前に伸ばすよう、声を荒げながら命令している。拘留者らが次々に体勢を崩して床に倒れると、同伍長はうめき声を上げている1人に向かって「起きろ」と繰り返し怒鳴る。
映像は先月13日の審問で証拠として提示されたが、今月17日まで存在が公表されていなかったもよう。死亡したホテル従業員が映っているかは不明。英政府は1972年、拘留者に対するこうした過酷な扱いを禁止しており、ペイン伍長は06年9月の軍法会議で、民間人に対する非人道的扱いの罪状を認めた。
事件の審問は来月16日に再開される。