岡山放送局

2009年8月17日 18時13分更新

美作市ごみ処理が課題

今月9日台風9号に伴う大雨の影響で、大きな被害を受けた美作市では1週間がすぎた今でも災害で出た大量のゴミの処理が課題となっていて、市の職員などがゴミの分別作業などに追われています。

美作市竹田の産業団地の空きスペースには水害に伴って出たゴミを集めるための特設の集積場が設けられ膨大な量のゴミが集められています。
市によりますと、きょうまでに集積場に集められたゴミの量は3000トン以上に上ると見られると言うことです。
きょうは市の職員ら、およそ40人がでて市内から運ばれてきたゴミの積み降ろしを行ったほか、燃えるゴミや家電製品、それに流木など細かくに分別する作業に追われていました。
しかし、美作市によりますと分類し終わったゴミを今後、どうやって処理するかなど方針は決まっていないと言うことです。
作業を行っていた職員は「においがきつく、とても暑いので大変です。想像以上の量で驚いていますがやるしかありません」と話していました。
一方、美作市内では土砂崩れのおそれがあるなどとして依然として4世帯に避難指示が出ていてこのうちの3世帯8人がきょう、市が用意した住宅に入居しました。
住民たちはきのう一時帰宅した際に持ち出した食器を段ボールから取り出したり、布団などを押し入れにしまったりして生活の準備していました。

避難指示を受けて今月13日から市内の集会所で生活してきた山本里枝さんは「安心して眠れる場所にこれてとても嬉しいです。ただ自宅に帰る事が本当にできるのか不安でなりません。出来ることなら早く家に帰りたいです」と話していました。