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【続・民主党解剖】政権前夜(6)「わが世の春」待つ日教組 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:民主党解剖
北朝鮮に親しみ
7月25日、宮崎市のホテルで開かれた自民党の会合。首相補佐官(拉致問題担当)の中山恭子は北朝鮮問題にからめ、こんな事実を明らかにした。
「政府が独自の制裁措置をかけたとき、元日教組委員長が議長を務めるグループから首相あてに、『日本が北朝鮮に制裁措置を加えるのはけしからん、直ちに制裁措置をやめるべきだ』という要望書が届いた。びっくりした」
中山が紹介したのは元日教組委員長、槙枝元文が議長である「朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会」が昨年12月、首相の麻生太郎と外相の中曽根弘文あてに送った文書だ。
槙枝は日教組委員長を12年間も務め、“ミスター日教組”といわれた。最も尊敬する人物として故金日成主席の名前をあげ、平成3年には北朝鮮から親善勲章第1級を授与されている。
北朝鮮寄りの姿勢は、槙枝だけではなく、今も日教組の政策に受け継がれている。今回大会で採択された議案には「『日朝国交正常化連絡会』とともに、国交正常化にむけ…」とある。
日教組が連携をうたう連絡会は、今年4月5日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて「ロケット」と主張する。また、発射直後の4月9日には外務省を訪れ、対北制裁措置の即時解除を求めてもいる。
日教組は以前に比べイデオロギー色が薄まったとされるが、やはり根っこは変わらぬままだ。そして民主党には輿石をはじめ、8人の「日教組議員」がおり、うち3人が「次の内閣」閣僚に名を連ねている。
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