「新日本、G1クライマックス」(16日、両国国技館)
全勝で初のV舞台に進んだ中邑真輔だったが、土壇場で暗転した。「一度もはずされたことがなかった」という無敵のボマイェを真壁に両腕でブロックされて動揺。流れも一変して勝利を逃した。8連勝の完全Vなら06年の天山以来の快挙だったが、幻になった。準決勝でIWGP王者・棚橋に2月の借りを返したのは収穫で「信念だけは貫いた」と、自らに言い聞かせた。