(CNN) ミャンマー(ビルマ)を初訪問したジム・ウェッブ米上院議員(民主党)は15日、首都ネピドーで、米要人として初めて同国軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長と会談した。ウェッブ議員は、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏の自宅に侵入したとして、先日重労働7年の判決を受けた米国人男性ジョン・イエトー被告の釈放を要求し、認められた。
ウェッブ議員はこの日、最大都市ヤンゴンで軍政側の許可を受け、自宅軟禁中のスー・チー氏とも1時間近く面会した。同議員は16日にイエトー被告とともに、軍用機でタイの首都バンコクに移動する。
イエトー被告の妻ベティさんはCNNに対し、夫の釈放についてまだ正式に通知されていないと語った。
ウェッブ議員は、米上院外交委員会の東アジア太平洋小委員会で委員長を務めている。米国務省の代表ではなく上院議員としての今回の訪問については、米国がミャンマーに取ってきた強硬姿勢の変化を示唆するとの見方もある。