新日本のG1クライマックス決勝トーナメントが16日、東京・両国国技館で行われた。真壁刀義(36)が、優勝決定戦で中邑真輔(29)をキングコングニードロップで撃破。6度目の出場で悲願の初制覇となった。試合後にはIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(32)に挑戦状をたたきつけた。
大流血戦の末、真壁が闘魂マット最強の称号を手に入れた。準決勝で杉浦貴(ノア)を退けた代償として、額がパックリと割れ、決勝はテーピングを巻いて臨んだが、中邑にはがされると顔は真っ赤に。相手の腕ひしぎ逆十字で負傷した右腕の痛みを乗り越え、最後はトップロープから必殺のキングコングニードロップを食らわせた。「今年はどうしても負けられなかった。今は最高の気分で、おれは最強」と豪語。棚橋への挑戦権もゲットし、笑いが止まらなかった。