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自民党参院議員の舛添要一厚労相(60)が、党の東京都連などから衆院選の比例代表東京ブロック1位での立候補を打診されていたことが16日、分かった。第45回衆院選の公示2日前に明らかになった“サプライズくら替え構想”だが、舛添氏は「一体何を考えているんだ」と激怒。くら替えを明確に拒否したことを明かした。
舛添氏は怒っていた。「出馬の意向は毛頭ない。公示2日前に衆院へのくら替えを打診するとは、党幹部たちに『一体何を考えているんだ』と言いたい」とプンプン。「人のことを将棋の駒ぐらいにしか思っていないのか。まさに『貧すれば鈍する』だ」とまくし立てた。
舛添氏によると、衆院へのくら替え打診は「16日朝に、党のある方から突然」だったという。さすがに「それは無理があると思います」と返答。時間をかけた根回しでサプライズを仕掛けるでもなく、遊説で東京を離れている間に話を進められた手法に「計算が感じられない」とガッカリした。
自民党の一部には、党候補の象徴として知名度が高い舛添氏を擁立することで東京ブロックの集票力を高め、比例代表の獲得議席を増やしたいとの思惑が以前からあった。都内の25小選挙区へのてこ入れの意味合いもあり、比例代表に加え、東京18区で民主党の菅直人代表代行との激突を期待する声があったのも事実だ。
確かに舛添氏は「首相待望論」がささやかれ続ける、求心力のある存在。しかし「私が支持されてきたのは、政局に脇目もふらず、大臣として年金、インフルエンザに対応してきたからこそ」と分析する。「国民も私のくら替えを望んでいない」とも語った。
さらに、自身に“おんぶにだっこ”の姿勢にも警鐘を鳴らす。民主有利が伝えられ、自民党に逆風が吹く今だからこそ「候補者全員がどぶ板選挙を歩き回り、政策の正しさを正々堂々と訴えるべき。私が東京比例に立つことで勝負は決まらない」。応援依頼が250件も殺到する異常人気の中「私だって遊説ですでに1万人と握手して手首を痛めた」と告白した。
比例東京ブロックは定数17。自民党は2005年の前回選挙で、国際政治学者の猪口邦子前衆院議員を名簿1位に登載、小泉旋風が吹き、首都圏で大勝した。今回は大逆風の中、舛添氏という“最終兵器”にも振られてしまった形。舛添氏は「衆院解散前も『麻生降ろし』の動きがあったが、また今回の話が出て、自民党が国民に失望されてしまうのではないか」と心配している。
(2009年8月17日06時01分 スポーツ報知)
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