札幌市北区の投資会社「オール・イン」が金融庁に無登録のまま、「外国為替証拠金取引(FX取引)で資金を運用し、月20%を配当する」などとの触れ込みで、全国の会員から巨額の資金を集めていたことが分かった。同社は会員に対し、全国の約2万人から約100億円の資金を集めたと主張しているが、実際には昨年秋ごろから配当は途絶えており、会員の返金請求にも応じておらず、一部の会員が民事訴訟を起こしている。道警は近く、金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で、同社本社や全国の関連施設を家宅捜索する方針。
オール・インの広報担当者は19日、金融庁に登録していないことや出資した会員の多くから苦情が寄せられていることを認めた。
毎日新聞 2009年7月20日 0時04分(最終更新 7月20日 0時37分)