2009年8月17日 8時21分更新
東京では、今年になって万引きや傷害などの刑法犯罪で、検挙や補導された中学生が急増し、上半期としては、この10年間で最も多くなったことがわかりました。
特に万引きで検挙・補導された中学生は去年と比べて60パーセント以上も増え、警視庁は対策を強化する方針です。
警視庁によりますと、今年に入って6月までの半年間に東京都内で万引きや傷害などの刑法犯罪で、検挙や補導された少年は4908人で、去年の同じ時期より14パーセント増えています。
このうち、中学生は1985人にのぼり、去年と比べて34パーセント増え、上半期としてはこの10年間で最も多くなっています。犯罪別では、万引きで検挙・補導された中学生が1023人と去年よりおよそ65パーセントも増加しているのが目立っています。
中には「ゲーム感覚だった」「捕まったのは運が悪かった」などと供述する中学生もいて「万引きが犯罪だ」という認識が薄いケースが多いということです。
警視庁少年育成課の嶋村義昭管理官は「万引きはその後、別の犯罪につながる入り口いわゆる”ゲートウェイ犯罪”とも言われているがゲーム感覚で行う少年が多く規範意識の低下がうかがえる。夏休みを迎えたこの時期は開放的な気分になりがちで対策を強化していきたい」と話しています。
警視庁は万引きで検挙された中学生らの動機や背景について調査を進め、具体的な対策の検討を急ぐことにしています。