試合後の会見を、うつむいて引き揚げる菅山かおる（右）・小泉栄子ペア＝神奈川・鵠沼海岸
「ビーチバレージャパン第３日」（１５日、神奈川県藤沢市鵠沼海岸）
女子の敗者復活１回戦に出場した菅山かおる（３０）＝ＷＩＮＤＳ＝と小泉栄子（３５）＝フリー＝の暫定ペアは、保立沙織（２５）＝フリー、山田寿子（３２）＝ＦＯＶＡ＝組にストレート負けし敗退が決まった。２回戦に臨んだ浅尾美和（２３）、西堀健実（２７）＝ともにエスワン＝組は第１シードの浦田聖子（２８）＝ＭＤＩ、楠原千秋（３３）＝フリー＝組に１-２で惜敗。敗者復活２回戦で勝ち、１６日の準決勝進出を決めた。
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敗戦の瞬間を、菅山は伏し目がちに迎えた。「勝ちにこだわる」と宣言して臨んだが、初戦敗退、そして敗者復活１回戦も敗退。１セットも奪えない２連敗で“かおる姫”は姿を消すことになった。
「今年、勝てていない」と落胆した。連盟主催大会では５月５日以降、７連敗。今大会も練習わずか２日の小泉との暫定ペアでは難しかった。
順風満帆ではない。６月に溝江とのペアを結成からわずか２カ月で解消。以来、暫定ペアを探しながら大会に出場する“流浪の姫”状態だ。小泉は「これだけの強打の選手は少ない」と評価しつつも「もっと経験を積まないと。ビーチは経験のスポーツ」とバッサリ。
次戦は菅山にとって今季最終戦となるＪＢＶグランドスラム（９月１９日開幕、福井）だ。「最後にいい試合をして今年を締めくくりたい」と強がるしかなかった。