愛猫福(オス20歳)が一生を終え、夕方6時過ぎに未来に向かって旅立ちました。
タロットカードの”死”は何かが終わることで、また新しく始められるのだという意味を持つと言います。
19年前初めてうちの庭にやってきた時、足が不自由な子でした。
それをすぐ手術してもらったんですが、骨の手術はその後長く痛みが残るものだったみたいで、誰もわかってくれない〜というような表情をする子でした。
手術してよかったのかどうか悩んだ時期もありました。
でも何年かしたら誰よりも早く走リ、飛び上がっていました。そして高齢になってからもそれは続きました。
でもそれ以外にも、ガン体質で何度も手術をして、それでも20歳まで生きぬいた福でした。
最期は神様とご先祖様に必死でお願いしました。
苦しくありませんように、苦しくありませんようにと。そしてありがとうと。
よく頑張った分、神様が御褒美をくださいますよと言いきかせて送り出しました。
でも今しばらくはまだ我が家にいます。
お花を抱かせるように箱に詰めて、好きだったお刺身を供えました。
明後日霊園からお迎えが来るまで一緒です。
でもやはり…
覚悟していたとはいえ想像以上の悲しみが襲ってきて、何をどうしたらいいのか今はまだ落ち着きません。
しばらく時間をください。
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J様
その後を知らせてくださって本当にありがとうございました。
あなたもまだまだお辛い時なのに、福のことを思ってくださって…。
温かいお言葉が心に沁みこみました。福にも伝えました。ありがとう。
今お線香をあげてお話したところです。
全然余計な御世話なんかじゃないですよ。私と母以外構ってくれる人もいなかった福がこうしてブログを通して、あなたに言葉をいただけるだけでも彼は喜んでいると思います。
今の私はお通夜特有の妙な元気があります。
福のことと家族のことを、できるだけたくさんやっています。
でも仕事のことはだめです。今は全然だめです。私は弱いと思います。こういう時だめです。しばらく考えないことにします。
忘れません。すべて。家族ってすごい存在ですよね。こんな時はいつにもまして思い知らされます。
小さくて弱い存在の偉大さを。こっちこそが支えられてるんだってことを。
何が言いたいんだかわからないんですが、一緒に暮らしてる家族がどんなに大事かって、つくづくね…。
私などが言わなくたって、あなたはよくご存知でしたよね。
あなたの愛する・・ちゃんと福が虹の橋で会えますように。
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・e・様
お久しぶりですね。のぞいてくださったんですね。私もよく訪問させていただいていますよ。
とても美形のお子さんだったんですね。
福と遊んでくださるように私も祈ってます。
お言葉をかけてくださって、気持ちが和らぎました。
ありがとう、ありがとう。
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サンタ様
本当にたった一匹の猫に対して、心を震わすようなお言葉をいただきました。
そうですね、その曲のように福は私の心に何かを残したんですね。
それが福が生きたってことなんですよね。
孤独な私は支えられ、変化したんだと思いますから。
だから福がいなくなったことがこんなに悲しいんですよね。
悲しくていいんですよね。
福もそんな風に言われて本当にうれしいことでしょう。さっき話しました…。
本当にありがとう。
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ほんわか様
またほんわかさせに来てくださいましたね。
いや、今夜はちょっとしんみりと…でしょうか?
いえいえ、違うのですよ。私はそれほどのことを福にしてあげられなかったんですよ。
最低限の義務しか果たせなかったんです。
だからちょっと罪悪感を感じて余計辛いんだと思います。
福はそれほど幸せだと感じてなかったと思います。
私ができたことと言えば、猫たちにおなかのすく思いをさせなかったというくらいです。
だから福は食べ物をねだるということでしか、甘えることができなかったようです。
食べ物のときだけ、一所懸命体をぶつけてきました。
こうするのは食べ物がほしいからだけなんだよ、別に甘えてるわけじゃないんだよ、と言ってるようでした。
甘え方が不器用な子でした。
でもさっきサンタ様に返信したように、その不器用な心の叫びが私の中に強く残りました。
福を愛してるのだと今しみじみ思います。
私もまた不器用な愛ではありますが。
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ほんわか様
大雨って、あの先日の大雨のことですか?
それは本当に大変でしたね。いえいえ、今でも大変なのでしょうね。
そんな時なのに、私の猫のことでありがたいお言葉をかけてくださるなんて
本当になんといっていいかわかりません。
あなたの温かさにはいつも頭が下がる思いをしています。
私と来たら自分の悲しみばかりで何も見えなくなって…ごめんなさい。
どうぞご無理なさいませんように。
本当にありがとうございました。
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h様
ケータイ銀の鬼をお読みくださって本当に嬉しいです、ありがとうございます。
そうなんですよ、全然終わってないんですよ。その一巻の終わりであると受け止めていただけますか?
猫、そうなんです。25歳の時からずっと飼っています。でもずいぶん旅立ってしまって、あと4匹になりました。
自分もトシですし、もうその子たちを世話するのが精一杯だろうなと思います。
最後まで愛し、責任を果たします。
意識は死とともに消えるけど、無意識は残るというのが私の考えです。
育てた子たちとは、いつの日か姿形を変えてまた会えると信じています。
でもその代はそれがすべて。
悔いのないように育てたいと思いながらも未熟な自分…です。