Hatena::Diary

とくめー雑記(ハーレム万歳) このページをアンテナに追加

MCリンクハーレム小説リンクの情報管理人「とくめー」による、美少女文庫・二次元文庫のレビューなど
レビューのインデックスはこちら。連載企画「ハーレム系作品史」の一覧もあります。毎月のアフィの収支報告はこちら。  

2009-08-13

8月12日近況

| はてなブックマーク - 8月12日近況 - とくめー雑記(ハーレム万歳)


夏です。金も気力もありません。

体力以上に気力の回復に時間を費やす……というか、なにもしないでいても気力が萎えていくのが、夏のつらいところです。

それでもどうにか詰みを崩しまして――ま、れびうでもやりますか。ラノベの。


もっと! 陰からマモル!

| はてなブックマーク - もっと! 陰からマモル! - とくめー雑記(ハーレム万歳)


もっと!陰からマモル! (MF文庫 J あ 1-16) (MF文庫J)


おとなりを守り続けて400年。お隣さんで幼馴染のドジっ娘を、しょうもない危機や刺客から守り続ける運命を背負った陰守マモルと、性格にいろいろと問題のある美少女たちの、とってもMF文庫らしいしょうもないラブコメディ『陰からマモル!』。

いちおー12冊で完結ということになっておりましたが、延長戦がスタートです。ま、とくに代わり映えのしないエピソードが繰り返される短編コメディですから、復活でも打ち切りでもあまり不思議なことはないのですが。

第二期シリーズスタート! となったら新キャラ登場はお約束。出てくるのはマモルそっくりの裏陰守、おまえには忍の任務があっていいなあ!(うらやましいかぁ?)

なんかアニメ版のラストエピソードがそんな話があったような気がするが、それだけ誰でも思いつくベタなお約束ということ。ただしこっちの裏陰守は妹を名乗る遠縁の美少女だ!

ほか、いつものように伊賀甲賀がどつき合う話、中学の修学旅行京都奈良に向かい現地の忍者さんに狙われる話……


災害は来るし、景気は悪いし、社会の文明度は日々後退していくし、予想より悪いことはあっても嬉しいサプライズなんてない世の中に生きていると、あるべきものがあるべきところに収まるベタな話がなによりの励みだったりするのです。

2009-08-11

仕事しろ!

| はてなブックマーク - 仕事しろ! - とくめー雑記(ハーレム万歳)


二次元文庫の特典目当てに遠出して専門店までいったけど、9日発売の今月の二次元文庫がまだ入荷していなかった!

2店行って2店とも。まともに仕事しろよキルタイム! 絵師といい作家といい素人集めてモノにするのが仕事の会社だろうに、会社自体がプロ意識ないとかどういうことだ。

ったく。さくら水産で酒食らって帰って来た。80円のマグロあら煮は正義。

匿名匿名 2009/08/12 10:27 キルタイムは予定通り出荷しています。
なので、問題があるのは物量が多いからといって裁くのに時間がかかりすぎてる取次ぎや運送業者のほうでは?9日は日曜なので入荷がもともとありませんし、「書籍」なのであくまでも予定です。場所によっては日にちがずれます。

それでほかの事まであげつらって出版社を責めるのはあまりに可哀想ですよ。

匿名匿名 2009/08/12 11:15 464 :名無しさん@ピンキー [↓] :2009/08/12(水) 09:39:44 ID:l0/bLdnl
とくめー雑記ってとこでアホが咆えてた。

>二次元文庫の特典目当てに遠出して専門店までいったけど、9日発売の今月の二次元文庫がまだ入荷していなかった!
>2店行って2店とも。まともに仕事しろよキルタイム!

僻地か売れたか、それとも本屋がまだ出してないのかじゃねーのかこれ。
ハーレム批評の大家を自称できるような人は頭のデキも自分中心ですね。

466 :名無しさん@ピンキー [↓] :2009/08/12(水) 10:20:09 ID:a9mcFRKG
>464
本が出版社から直接入荷されると思ってるバカってw
さすがわかつきにおべっか使って調子に乗ってるアホ。無様だな

FXMCFXMC 2009/08/12 12:05 取次・運送要因なら、特定レーベルだけ遅れたりしませんよぉ。わざわざ山手線の駅まで出向いてるのに、地域事情を持ち出されても。
サイト掲載のキャンペーン店2店なので、原因の最有力候補は“特典絡み”かと。小さい会社が○○プレゼントなんてやりだすと、数がどうした輸送がどうしたで現場がどうしたで、いろいろと悲惨なことになりやすく。
漫画の初回限定版みたいにきちんとセットにしてしまった場合ですら、予約で売り切れとか問題続出だっていうのに。小冊子が2冊に1冊とか3冊に1冊とか5冊に1冊とか……。さらに1冊だけ13日発売とか、もうね。3冊買って3冊同じ小冊子がついてきても困るけど。

FXMCFXMC 2009/08/12 12:06 わーい、有名税だ有名税だー(笑

FXMCFXMC 2009/08/12 12:09 予定通りなのは特典も含めての話なんですかねえ(だいたい、その予定自体が既に延びている)。
二次元文庫のスレ見てきたけど、特典の中身の話ってなかったですよね。

とあるサイトからとあるサイトから 2009/08/12 23:26 とあるニュースサイトから飛んできました。
あんな小さな出版社が問屋通さずに書店に直送するなんて珍説、ではなく新説をブログで書かれるなんてすごいですね。
「特典絡み」という説も面白いですね。どこの書店か晒してもらえないでしょうか?
これからもちょくちょくウォッチさせてもらいます。

通りすがり通りすがり 2009/08/12 23:30 二次元がやってるかどうか知らないけど、パ○ダイム社とかやってる弱小出版社はあるよ<書店直送

さらしあげさらしあげ 2009/08/13 02:42 某サイトから飛んできますた。
記念カキコ
仕事しろ!仕事しろ!仕事しろ!

(^∀^)ノ(^∀^)ノ 2009/08/14 18:12 何をコソコソ怒っているんですか。らしくない。このブログでの威勢の良さをそのままに、貴殿らしく、本屋で大きな声出して、「私は、個人的な趣味で、かわいらしい少女たちが表紙に踊る小説を収集し、個人的な趣味でそれらを批評するブログを私費で運営している者です!
その私が欲してやまないブツが、この書店には入荷されておりません!
責任者呼んでこい!」
と一喝なさったらいかがですか?

サンジミチサンジミチ 2009/08/14 22:16 微妙に気になって、書店の流通事情について軽く勉強してきた。
取次(問屋)の大きな意義として、多数の出版社と多数の書店がそれぞれ直接取引をするのが困難なため、それを総括し簡略化する意味がある。
大雑把に言えば、各出版社は多数の書店に本をばら蒔くのに、書店は様々な出版社の本を揃えるのに有利なシステムだ。
だが、キルタイムの場合は事情が違う。
キルタイムは、特にポルノ作品で、尚且つ漫画・アニメに近しいジャンルに特化した出版社である。
その為、元から購買層が狭く、取扱ってもらう書店も少数の、メロンやたちばな等の専門店だけで概ね十分と考えられる。
これより、キルタイムに関しては問屋の必要性が希薄という結論が導かれる。
よって、キルタイム社の経営規模等が小さい事は、キルタイム社が書店への直送を行なっている事を否定する根拠にはならない。
また、直送説を補強する要素として、特定の店舗でのみ出版社主催のキャンペーンが行われる事より、出版社と書店との繋がりがある事が類推される。
勿論これだけで直送の証拠にはなり得ないが、少なくとも出版社と書店の間での直接交渉があった事は明白であろう。




wikiでちょろっと調べただけでもこれくらい推論できるんだが、わざわざ余所様から来て騒いでる人は何を考えてるんでしょうか?
何か異論があれば、後学の為にじっくり説明してくれ。

2009-08-07

『ToLoveる 危ないガールズトーク』

| はてなブックマーク - 『ToLoveる 危ないガールズトーク』 - とくめー雑記(ハーレム万歳)


わかつき女史から著者献本いただきました。

ToLoveる』のノベライズ『ToLoveる 危ないガールズトーク』

名前がカタカナになってる。いよいよ七変化だなあ。


ToLoveる』自体は、すごーくわかりやすい作品なんだけれど、この作品を取り巻く「政治的・歴史的状況」というのはちっとも単純でない。なにしろ、この作品、週刊少年ジャンプに掲載されているくせに、自覚的に『うる星やつら』を踏襲しているのだ。

サンデー誌上には富士鷹先生と弟子たちが「ジャンプっぽい漫画」で拠点を築いているので、ジャンプ誌上に「サンデーっぽい漫画」があることは不思議でもなんでもないのだけれど。

伝統的に、三大少年誌には「ラブコメ枠」「お色気枠」というのがある。ジャンプでいえば、典型例が桂正和、ほかには『きまぐれオレンジロード』とか『地獄先生ぬーべー』とかが思い浮かぶかな。マガジンでは『BOYS BE』+赤松健+もう1、2作って時代が長く続いていた。そういう作品群が、90年代美少女(ゲーム)ブーム以降の諸々の変化に対応する形で発展したのが「萌え漫画枠」。バトル漫画マンセー少年漫画読みからは低俗な侵入者扱いされるけど、少年誌の歴史と伝統にちゃんと則ったものなのですよ。

ジャンプ誌上における「葉鍵的な学園ラブコメ」の初の成功作である『ToLoveる』のノベライズを、「葉鍵的な学園ラブコメ」を官能小説に持ち込んだわかつき女史がやるというのは、集英社さん、歴史というものがよくわかっている。身も蓋もないストレートな人事にとくめーさん脱帽だ。(ま、西尾維新に『DEATH NOTE』書かせた人たちだから)


中に入ってるエピソードは5つ。


その1.春菜とリサミオがカラオケボックスで胸をむにゅむにゅする話。ジュブナイルポルノと較べるとエチはもちろん控えめなんだけれど、男の子の窃視願望をくすぐるとこが原作読者層にはよさげな感じ。

その3.古手川唯が宇宙の薬を間違えて飲んでエッチなことを――寸止め。いかにも『ToLoveる』にありそうな話。

この2つはいかにも『ToLoveる』らしく、しかもわかつき女史らしいエロコメディ。そして矢吹先生の鉛筆タッチのイラストがついている。矢吹先生は絵師としては一流だなあ。


その2.ヤミと美柑がタイヤキ作りに奔走する話。ヤミは地球では基本役立たずさんなので、家事万能の美柑ががんばる。これを読んで気づいたのは、リトと美柑の兄妹が、実はけっこうハイスペックだということ。その設定に嫌味を感じないのは、原作の長谷見沙貴の優れたバランス感覚によるものなんだろう(知の欠けた先生だけなら主人公スゲーに走りかねない。あるいは他誌競合作の赤松・畑と較べるべきか)

その4.沙姫お嬢様が御門先生の病院で働く話。沙姫お嬢様! ライバルでございってな登場しながら、ツンデレポジションを唯・ヤミに取られ、ザスティンに興味があるよな素振りを見せたのが人気的にも出番的にも致命傷になって完全にヒロインレースから脱落しちゃった沙姫お嬢様! リトもララも欠片も出てこないところで(ああ、サブキャラ!)オリキャラの異星人幼女と心温まるエピソードを。

どちらも、ごくごく普通に善意と友情の「ちょっといい話」。ジャンプというより、ガンガン作品(『月天』や『藍蘭島』あたり)にありそうなお話。原作『ToLoveる』でも、えちぃばかりじゃなくて、こういう話があってもいいんじゃないかなあ。単行本1冊に1話くらいの率で。それより多くはいらないw


その5は御門先生とお静ちゃんの茶飲み話。

毒にも薬にもならないトーク。って、それをいえば、ほかの4話もそんなもの。だいたい『ToLoveる』自体が、毒にも薬にもならないラブでエッチなコメディ作品なわけで。

お色気シーンは分量少な目、ストーリーもありがちというほかないんだけど、ああ『ToLoveる』だなあ、というノベライズ。「こんなの○○じゃねえっ」が最低のノベライズだとすれば、それから程遠いことは間違いない(でも、最高のノベライズかといったら絶対に違う)

ちなみに挿絵はカラー折込表裏+10P+SDキャラ等。これだけでも損はしない感じかと。胸がむにゅむにゅ。“プロ”のわかつき女史より張り切ってる矢吹先生は漢だぜ! 知は欠けてるけどな!


ああ、そうだ、新刊買わないと。

2009-08-05

8月現況

| はてなブックマーク - 8月現況 - とくめー雑記(ハーレム万歳)


ええ、今年も夏は更新グダグダですね。

個人的には戦国時代ブームで、新書や学研の本を十数冊まとめて読んだり、三戦板の戦国いい話スレ・悪い話スレとかに入り浸ってました。

7月は二次元文庫も美少女文庫もわりかしいい感じで(鷹羽はえすかれでぶっ飛んでたけど)8月も期待度高い感じですが、更新とかできるかはわかりません。

2009-07-27

麻生ちゃんはバカではないが詰めが甘すぎる。

| はてなブックマーク - 麻生ちゃんはバカではないが詰めが甘すぎる。 - とくめー雑記(ハーレム万歳)


ええ、総選挙だそうですね。選挙管理内閣とか言われた麻生内閣ですが、なんだかんだで1年近く居座った上、選挙をちゃんと管理できないまま解散という形になってしまいました。昨年、麻生内閣ができた時、私は、麻生首相の最重要ポイントが経済通であるということで、その弱点は麻生派が弱小派閥だということだといいました。

私が「法務・財務・外務だけは、スタンドプレーに走りがちなアクの強い人材にやらせるとろくなことにならない」と言ったとおり、財務大臣(中川(酒))が大失態を見せ、そのほか閣僚には脚を引っ張られ続き。


あれからほぼ1年たって、世間様での麻生ちゃんの評価はダダ下がりです。

しかしながら、麻生ちゃんは世間で言われるほど無知でも無策でもないのです。ただ、「詰めが甘い」だけなのです。

続きを読む

(^O^)(^O^) 2009/08/14 18:34 どこで拾って来たか、外務に財務になんだぁ(笑)
付け焼き刃の蘊蓄をまぁ…
アクの無い政治家が官製に寄った事があるかよ、馬鹿
文句があるなら赤煉瓦に落書きでもして来いや小僧

2009-07-26

7月26日付雑記

| はてなブックマーク - 7月26日付雑記 - とくめー雑記(ハーレム万歳)


とくめーです。財布を落としました。

1週間しても出てこなかったのでロストで確定だと思います。

現金数千円の損害はいいとして、免許やキャッシュカードやクレジットカードの再発行で、ちまちま手間と出費が重なっていくと思うと鬱です。

っつーか、どうして消えるんでしょうね。届ける気がないなら拾うなよ。中に入ってる現金は、名前が書いてあるわけでなし、誰でも使えるわけだから消えてしまうのはわかるのですが。現金抜いたあと、免許やクレカの入った財布をゴミ箱とかに捨てるのは、一銭も得しないただの嫌がらせじゃないか。たしか一部のクレカは届けると報奨金があるんじゃなかったっけか? 駅のトイレにでも放置しといてくれれば、(現金抜いた奴の身は安全のまま)掃除のおばちゃん経由でちゃんと帰ってくるだろうに。

強欲は許せる、バカは死ね。


免許の更新にいくら、クレカの更新にいくら、と考えると鬱になるので、年始以来の家計簿は一時放棄にしました。

真面目に働いたご褒美がこれか。神はいるね、とびっきり愚劣で人の不幸を笑う最低の奴が。

OUTOUT 2009/07/30 01:35 財布を落とされたとは、本当に大変でしたね。
こういうことは、精神的、経済的にかなりのショックだと思います。
あまり気を落とさないで下さいね。

FXMCFXMC 2009/07/31 17:51 あれの再発行これの再発行で、時間と金の失血が断続的に来るんですよねー。
気力ダダ下がりですよ。せめてアフィリエイトで小銭でも稼ぎますか。

2009-07-19

7月19日付雑記

| はてなブックマーク - 7月19日付雑記 - とくめー雑記(ハーレム万歳)


今日はお休みだから保管庫更新して積みを崩すぞー。


六畳間の侵略者!?2 (HJ文庫) 血吸村へようこそ〈2〉 (電撃文庫)


美少女文庫より先に……健速『六畳間の侵略者!?』2巻(HJ文庫)と、阿智太郎『血吸村へようこそ』2巻(電撃文庫)。部屋がほしい女の子たち(主に人外)の話と、血がほしい女の子たち(全員吸血鬼)の話。

どちらも、確かな構成力を持ち才に溺れず、手を抜かず力を抜ける作家。たぶん歳も同じくらい。健速は、萌えから燃えまでなんでも器用にこなすけど、阿智さんはいつでもあんな感じってのが最大の違いか。

「箇条書きマジックの達人って、褒め言葉になると思いますか?」


こう、リストとか、比較対象表とか、箇条書きマジックとか、そういう情報の集積に、妙に執念燃やしちゃうんだよねえ。

また、ちょっと大き目のテーマひとつ考えてたりするし。ま、とりあえず保管庫か。



サイトはMC保管庫を更新。『血吸村へようこそ』2巻読了。『六畳間』より先に美少女文庫に手をつける。

6月分のオススメはなんか消去法的に『えむ×えむ』にしちゃったけど、今月は候補がいっぱいありすぎて困る。

ウェルダン穂積ウェルダン穂積 2009/07/24 10:46 >どちらも、確かな構成力を持ち才に溺れず、手を抜かず力を抜ける作家。たぶん歳も同じくらい。健速は、萌えから燃えまでなんでも器用にこなすけど、阿智さんはいつでもあんな感じってのが最大の違いか。


そうですか?

なるほど。
よくわかりました。

2009-07-18

性悪説を採用するならダブスタは抜きで

| はてなブックマーク - 性悪説を採用するならダブスタは抜きで - とくめー雑記(ハーレム万歳)


国際関係は性悪説で考えるべきだといって、合衆国政府や米軍や、中国政府や人民解放軍を危険視する人たち(それ自体は間違いではない)が、日本政府と自衛隊だけは性善説で考えているのは、きっと脳内に都合のいいダブスタフィルタが装着されてるのだろう。

合衆国政府や米軍がアメリカ国民にとって最大級のリスク要因であり、中国政府や人民解放軍が中華人民にとっての最大級のリスク要因であるように、日本政府と自衛隊は日本人にとって最大級のリスク要因である。

ゆえに、日本人は、市民として、国民として、このリスクをコントロールする権利を持ち、義務を負う。コントロールしそこねた際に起きる現象については、大日本帝国という実例がある。

かかる理屈が理解できない人は、脳内にダブスタフィルタが装着されているとしかいいようがない。


警察の度重なる冤罪事件を問題視し、社会やマスコミが弱者に厳しいなど非難する者たち(それ自体は間違いではない)が、ポルノ規制だけは弱者と人権を守るために用いられると考えているのは、やはり脳内に都合のいいダブスタフィルタが装着されているのだろう。

合衆国政府やFBI・CIAがアメリカ国民にとって最大級のリスク要因であり、中国政府や人民法院が中華人民にとって最大級のリスク要因であるように、日本政府と日本警察は日本人にとって最大級のリスク要因である。実際、大日本帝国政府と(特高)警察は、ねえ。政府や警察に「人権侵害」を規制するような権限を与えれば、それがたとえば「反政府活動」を規制するために用いられることは大いにありうる。そして、どこの国であれ、官憲は人権より秩序を優先する性向を持っている。こんにちは「反分裂国家法」社会。

ゆえに、日本人は、市民として、国民として、政府と警察というリスクをコントロールしなくてはならない。

かかる理屈が理解できない人は、脳内にダブスタフィルタが装着されているとしかいいようがない。


もちろん、政府や自衛隊や警察を監視するという野党やマスコミや市民団体もぜーんぶリスク要因だ。(信用できるからではなく、公権力を持っているわけでないから)政府や軍隊や警察よりリスクとしては小さいが、もちろんこれらのリスク要因も、それなりの方法でコントロールされなくてはならない(国家機構と民間団体では戦うにあたってのアプローチが異なる。国家に対しては革命という最終手段がありうる(→革命権)が、民間団体を武力で排除することは彼らが武装蜂起でも準備してない限り許されてはならない。逆にマスコミや市民団体への対抗言論のための新報道機関や新市民団体を作るのはよい手法だが、警察に対抗して第二警察を作ったら犯罪だ)

性悪説というのはそういうものだ。敵意や害意がなかろうが、その能力を警戒しなければならない。それが「味方」ということになっているものであっても。ダブルスタンダードは許されない。

2009-07-16

7月16日雑記

| はてなブックマーク - 7月16日雑記 - とくめー雑記(ハーレム万歳)


連休にはサイト更新予定。頑張る。毎年夏はばてるんだよなあ。

月末にはサクラ大戦の話ができるといいな。努力目標。

P-40P-40 2009/07/16 21:26 虚攻の戦士は最高です

FXMCFXMC 2009/07/16 22:40 資金と時間というリソースが限られてるので、中二病異能バトルモノは、萌えるヒロインが(できれば複数)いるものがかよほど腕のある作家さんのものしか読みません。
そして正直神野オキナが腕のある作家だとはとても。

2009-07-11

勘違いSS

| はてなブックマーク - 勘違いSS - とくめー雑記(ハーレム万歳)


か:勘違いSS(かんちがい――)<名・分類>


勘違い系SSともいう。

二次創作小説業界で、ここ数年ちょっと人気が出てきた作品形式。

平凡というかむしろ無能に近い主人公が、重要イベントに絶対突き当たってしまう間の悪さと、いまいちアテにならない特殊能力(ないことも多い)、ここ一番で冴え渡るクソ度胸とハッタリ、理不尽なほどの幸運というかむしろ悪運で、英傑悪党異能持ちなどが鎬を削る攻防戦を切り抜け、なんだか凄い立派な人物のような評価を受けてしまうような作品。

主人公は自身のなきに等しき能力に余る超人バトルに巻き込まれ、英雄悪役の皆様はどれほど能力を誇ろうとも誤解と偶然の積み重ねだけで蹂躙される、極めて「誰得」な惨状が愉快痛快。

かかる状況に決して呑み込まれることなくあくまで「ただの人間」であり続ける主人公の精神こそが真に最強といえるかもしれない。一般人なめんなーっ!!


代表作

・主人公原作知識持ちのトリップモノである『銀河英雄伝説』二次創作『銀凡伝』

・トリップモノでない純粋な悪運のみでの勘違いSSとしては『ネギま!』二次創作の『健介君は一般生徒です』など。


商業作では? 無責任一代ジャスティ・ウエキ・タイラー? 未来視の魔眼王*1川村ヒデオ?

ノン・ノン、運と誤解で高評価のヒーローの筆頭って言うたら、ラッキーマンに決まってるじゃないですか*2


無責任艦長タイラー DVD-BOXI~素敵に無敵! 出世の花道~ 戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス (スニーカー文庫) とっても!ラッキーマン 1 (集英社文庫 か 53-1)

*1:こんな三文字を見るとカイヤンワンとかルビが振りたくなるぞ。ベナレス様とコンビ参加なら魔人も化け物も一蹴だ! あのおじさん、八雲相手にすごく面倒見いいし(わざわざ八雲に合わせて日本語で喋ってくれるってだけでいい人ぶりが知れる)、主の意味不明な計画を主不在の状況下で忠実に遂行してくれるし、パートナーとして最高だと思うんだよね! 「えと。シヴァ様は"鬼"眼王です」

*2:でも『ラッキーマン』で一番熱いキャラはスーパースターマンだよね!

あんみつ胡桃院あんみつ胡桃院 2009/07/13 17:17 「漫画界最強は誰か」というテーマを永遠のエンドレス議論たらしめているのは、ひとえにラッキーマンの存在だと思うのです……

サンジミチサンジミチ 2009/07/13 19:09 林トモアキファンの俺が通りますよ。

通りすがり通りすがり 2009/07/14 01:14 林トモアキのファン集会があると聞いて

FXMCFXMC 2009/07/14 23:38 >ラッキーマン
スカウターの数値を競うような最強論争に全く意味があると思わないんですよね。
能力の絶対値より、状況への適性の方がずっと重要。海の上ではティラノサウルスなどイワシよりも無力(前足があれではまず泳げまい)。
とすると、「状況」自体をコントロールしてしまうラッキーマンの「幸運」は、かなり「不敗」に近い能力。

あと、キャラの比較で重要なのは「格」ですね。「ぼくのかんがえたチョーつよい主人公」の厨設定最強能力なんて誰も認めてくれない。ラッキーマンはこの点でちょっと弱いかもしれません。範馬刃牙くらいなら一蹴できても、お父様だとちょっと厳しい。悟空となるともう無理。格が違いすぎて。
相沢祐一や福沢祐巳や野原しんのすけと、夜神月を――って話もある意味この格の話だったり。東洋の奇跡を成し遂げた昭和の戦後民主主義を受け継ぐ者と、平成の失われた20年から生まれた新自由主義、どっちが格上だい? なんて話。

>林トモアキ
こう作品の話が出てくるだけでファンが盛り上がってしまうあたりが名前の挙がりにくいマイナー作家ですねえ(格低いなあ)。
魔王だ精霊だという開き直った中二病設定についてはあれこれ言わないでおくとして、この人も、お家騒動以降のスニーカーの作家らしく、技巧に逸る傾向が。加えてかなりのネタ志向。
「実力あるけど一般受けしないよね」っていうスニーカーにありがちな位置づけが確定しているような気がします。ま、それはそれでいいんでしょうね。