太陽を背に
彼女はそこにいた。
穢れてるはずの身体は
昼間の光に洗われても
それでも美しく濡れていたのだ。
一番恐ろしい事は
幾億の憎悪をその身に受けながらも
彼女は
この世界の全てを愛していた事か。
故に世界は終わるのだ。
『真約聖書 「黙示録」 第907458690098722章 序文』
今回クロウヘッドの餌食になっているのは下級の天使達です。
感情も生殖器ももたぬ無機質な天使達を
大量に運用することは対淫魔への最上の策略なのです。
竜をも食い殺す規格外の魔力を持つ怪物といえど所詮は淫魔。
快感を感じる根本となる心も神経もない
下級天使たちには得意の術も通用しないはず。
だったのですが・・・。
異変は戦闘後すぐに訪れました。
感情の無いはずの天使達が悲鳴を上げて悶え苦しんでいるのです。
彼らの股間にあるはずのないものが現れたからです。
クロウヘッドの視界内の全ての天使達の股間に
ペニスやヴァギナ、それにヴァギナのように濡れる肛門が
淫らに痙攣していたのです。
快楽を感じるはずのない天使達が切ない喘ぎを上げています。
生まれたばかりの心を
生まれたばかりの疼きが蹂躙します。
怪物は涼しい眼をして悶える天使達を眺めています。
この現象は術と呼ばれるものの範疇を超えていました。
怪物の周りだけ・・・世界が変わっているのです。
全身を始めての感覚に犯される天使達を
怪物は優しく抱き寄せます。
天使達は母親に甘える子供のように
涙と淫液を垂れ流しながら怪物に縋り付きます。
ある天使は両手両足を縛られ
蛇のような怪物の尾に、股間全体をしゃぶり尽くされています。
その尾の口にはズラリと並ぶ肉の突起物があり
それが生殖器を中心にザワザワと股間を愛撫します。
グジュリグジュリと租借するような愛撫に
精液や愛液の入り混じった液体が
蛇の口からも溢れ出るほどに分泌されています。
そしてある天使は
生まれたばかりの敏感な器官を怪物の異形のヴァギナで嬲りつくされます。
陰唇から伸びる触手は直腸の奥まで入り込み
竜ですら恐れる強力な媚薬を塗り込みます。
小さな膣にも同様の触手が入りこみ、幼い肉璧を容赦なくかき回します。
まだ皮を被ったペニスは
肛門と膣の送り込む快感に狂ったように痙攣し
怪物の肉ヒダがネットリと皮にまとわり付き、それを一気に剥くと
哀れな天使は脊髄が折れ曲がりそうな程
全身を反らし、とんでもない快感に何の抵抗もできずに
無限の射精を始めます。
怪物のヴァギナによる責めは凄まじく
その天使は、堕落どころか
一気に淫魔化が始まってしまいました。
淫魔化により、ペニスやヴァギナだけでなく
乳房や乳首まで淫らに膨れ上がり
追加された快楽器官による衝撃は、更なる堕落を引き起こします。
怪物は自分に群がってきた数百億はあろうかという
無数の天使達を全て・・・堕落させるつもりなのです。
その衝撃は想像もつきません。
少なくとも天の崩れた世界は消えてしまうでしょう。
そして怪物はまた新たな世界を求めて夢の中を彷徨うのです。
愛する者を求めて。
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