娘との会話
2009/08/16 11:42
昨日は、娘と録画した「火垂るの墓」を観ました。
予告でやっていたのを観てなぜか観たがっていたので、 まだ意味がわからないだろうし、 4歳の子供にはむごい場面もあるかなと思いましたが、 観たがるので一緒に観てみたんですけど。 真剣に観ていました。 戦争ということがまず全然理解できないというか、 その存在がどういうものかわからないのと。 それが今の話ではなくて、少し昔の話だという、 そういう時系列というか時間の流れがわからないのと。 あとは言葉が全部標準語ではないので 何を言っているのか単純に聞き取れないのと。 そういうことはあるんですけど、でもそれらを除いても、 すごく何かを感じたみたいです。 せっちゃんが4歳で同じ歳だから、 行動が似ているしそれでいろいろと 娘なりに親近感があるというか、 興味が持てたのもあるみたいです。 それで、観終わって、 寝る前にベッドでいろいろ話をしました。 「ねえ、まま、ごはんがなくて、 せっちゃんとおにいちゃんがしんじゃったね」 という娘に。 「・・・なんでごはんがないんだろうね?」と訊くと、 「おとうさんとおかあさんがしんじゃっていないから」との答え。 「なんでおとうさんたちがいないとごはん食べられないんだろうね」と訊くと、 「つくってくれるひとがいないから」と。 「じゃあお店にできてるごはんを買いに行けばいいのにね」と言うと、 「おかねがないから、くださいなできないよ」と。 「・・・なんでお金ないの?」 「おとうさんがしんじゃっておしごとできないから かいしゃのおじさんから、おかねをもらえないから」と。 「じゃあ、おなかがすいてたまらないから、 お店のもの、とったら・・・どうだろうね?」 「おかねがないと、くださいなできないからだめなんだよ おこられちゃうよね。だからはたけのものとっておこられたじゃん」 「そっか、そうだよね。 じゃあ、お金がないと、ごはんって食べられないのかな」 「だってくださいなできないから、たべられないとおもうよ」 「じゃあ、お金は大事?」 「だいじ」 「なんで?」 「ごはんがかえないもん」 「おうちのお金は、だれがくれるの?」 「ぱぱのかいしゃのおじさん」 「なんで会社のおじさん、パパにお金くれるんだろうね」 「ぱぱがおじさんのおしごとのおてつだいしてるからじゃない?」 「そっか。じゃあパパがお手伝いしないとお金もらえないの?」 「うん」 「じゃあ、パパがおじさんのお手伝いしたお金で、 おうちのごはんを買えてるってこと?」 「うん、そうだよ」 「じゃあそのお金で買ったごはんは大事かな、 大事じゃないかな〜」 「ごはんはだいじ」 「なんでごはんは大事って思うの?」 「ごはんたべないと、せっちゃんみたいにしんじゃうから」 「せっちゃんとおにいちゃん、食べるものなくてかわいそうだったね」 「4さいなのにかわいそう」 「じゃあ、ごはんはどうしたらいいかな」 「わかんない」 「たとえばあんまりすきじゃないものとか、そういうごはんだったら、 明日からどうしたらいいと思う? あまり好きじゃないものは残しちゃおっか?」 「だめ」 「なんで?」 「ごはんはだいじだから、がんばってたべるの」 「がんばってたべるの?」 「のこさないでちゃんとぜんぶたべるの」 「なんで?」 「だから、だいじだからっていったじゃん! かみさまもおこるんだよ」 という感じで、いろいろ訊いてみたら、 どうやらそういうことを娘は感じたようです。 戦争を理解できるているわけでもなく、 それでなにかを感じることに意味があるのかはわかりませんし、 作品の本来のメッセージからは少し違うことを 感じてしまってはいるんですけど。。。 でも4歳は4歳なりにいろいろ考えてて、 映画を観てそういう思考回路になって結論が出て。 4歳の娘の頭の中や心の中が覗けて、 その内容に驚いたし、 わたしもいろいろ考えさせられました。 2-3年前からやってるかと思うんですけど、 今年も「ヒバクシャからの手紙」という番組を この前、NHKで夜やっていたんですけど。 主人が録画していて、 それを主人と一緒に先日観ました。 とてもむごくてリアルな描写の手紙が 淡々と読まれるの静かな番組なんですけど。 戦争って・・・ はるか昔、とは言わないけど、 でも遠い昔の話だと思ってしまうほど わたしにはリアリティがないけれど。 でも実はたかだかまだ60年ちょっとしか経ってなくて、 そんな光景を自分で体験してはっきり語れる方々・・ それに関して今でも心も身体も痛めていている方々が 全然現役でたくさんいらっしゃって。 なのにそんなことがまるでうそであるかのように、 こんな風にパソコンがあったりネットがあったり、 まわりにはものや食べ物がいっぱい溢れていて。 だからって今のそれが悪いことじゃなくて それが現代なんだから仕方ないんだし、 なにかを否定するのはおかしいけど。 でもここ2-3日、 わたしなりにいろいろなことについて なんとなく考えていました。 普段はそんなこと、どうしたって忘れてしまうし、 いつもいつも何かにすごくすごく感謝して 過ごしているわけでもなくて。 まわりの当たり前に日々感謝して・・・ なんて、そんなこと言っても、 なかなか日常ではそれは難しくて。 だけど年に一度、何日かくらいでも、 そういうことに考えをめぐらせて、 当たり前にあるものに心から感謝するのは。。。 難しいことはわからないけど、 戦争なんて二度としてはいけないんだと改めて感じることは。。。 必要な作業かもな・・・と、 毎年この時期になると思ったりしてます。 それにしても、娘と・・・ こんな会話ができるようになったんだなぁ。。。 でももう少ししたら、 いろいろもっと訊かれるんでしょうね(゜д゜;) 突っ込んだこととか訊いてくるのかな。。。 今はまだわたしでも答えられる そんなレベルの質問しかこないけど(笑) けれどそんなことになったら、 まともにちゃんと答えられる知識がないし、 大人なのだから、もう少しちゃんと・・・ 知っておかないとダメですね(^−^;) なんだかとりとめのない内容になり、 ごめんなさいm(−−)m 読んでくださった方、ありがとうございました。。。 昨日は、パパが宿直だったので、 夜ごはんはありあわせでものすごく簡単なものでした。 おにぎりとか、とうもろこしとか お昼ごはんみたいな夜ごはん(゜▽゜;) それで、リビングにお絵かきなどに使う 娘専用の小さな丸テーブルがあるんですけど。 それを出して、特別にそこで夜ごはんを食べてみました。 ごはんの内容じゃなくてそのシチュエーションに娘は喜び、 手抜きごはんがごまかせて、よかったです(笑) 我が家はパパが先ほど宿直から帰宅したので、 パパがお風呂からあがったら3人でお昼ごはんです。 お盆休み最終日の方も多いのでしょうか。 最終日の今日はのんびり過ごして、 明日からの鋭気を養わないとですね! 連休中もお越しくださった皆さん、 どうもありがとうございました。。。
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