15日、中国全土668都市のうち、水不足に直面しているのは404都市、そのうち特に深刻なのは110都市にも及んでいることが分かった。写真は干ばつによりひび割れる南寧市の河川。

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全国668都市のうち404都市が水不足に直面―中国
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2009年5月15日、中国全土668都市のうち、水不足に直面しているのは404都市、そのうち特に深刻なのは110都市にも及んでいることが分かった。「新知客」が伝えた。

世界銀行は今年1月、中国の水不足の現状分析や問題解決策などにも言及した研究レポート「中国の水不足解決のために―水資源管理の若干問題に関する提言」を発表した。また、2月に開催された「世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)」では、20年以内に世界の水資源は枯渇すると問題提起されるなど、水不足問題は中国だけでなく世界中で深刻さを増している。

専門家は水不足の原因として、気候の変化や降水量の減少よりも、人類の活動が最も大きいと分析している。ダムによる河川のせき止め、人工降雨ロケットの打ち上げ、道路の舗装による水の地下への浸透の阻害、無計画な地下水のくみ上げなど、人類のさまざまな活動によって水の循環サイクルが完全に変化してしまったことが原因と指摘する。

さらに、都市化の進行も水不足の大きな要因だという。都市化によって生活用水や工業用水の使用量が激増しているにもかかわらず、再生される割合は約30%に過ぎない。例えば、北京人1人1日あたりの水の使用量は、1950年前後には6ℓ足らずだったものが、現在は260ℓにまで激増している。

これらを含むさまざまな要因が複雑に絡まり、現在では中国全土で404都市が水不足に直面している。(翻訳・編集/HA)
2009-05-18 05:22:19 配信

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