巣立つ日まで

娘は一昨日、髪を染めた。黒染めをしていたので色が入らず、一度完全に金髪にブリーチしてから色を入れたそうだ。なんやかやで5時間くらいかかったとか。
きれいなおかっぱで、赤っぽい金茶色？　
2月はほとんど学校へ行かないとはいえ、この頭ではバイトも許されない。黒毛のかつらを買うんだとか。卒業式もかつら着用？

今日は川崎のライブハウスで、待ちに待った銀杏（その他いっぱい）のライブを朝まで観るんだとか。死ぬほど汗をかき、ほんとに骨折しかねないくらい激しい盛り上がりをするようなので、私もいくらか本気で心配をしている。
そして明日は偶然川崎で、今度は自分達のライブ。一日2回。終わるのは夕方だという。だから娘は今夜帰ってこない。
「ビジネスホテルでも取れば？」と心配する私を「馬鹿じゃない？」と一蹴する。「漫喫だよ、ふつう」と言う。でも調べた結果、シャワー付きの漫画喫茶がないとのこと。今度は入浴施設を探していたようだ。

そして明後日は八王子でライブの後、代々木公園でライブ、亀渕由香さんらと共演。
中一日おいてグアム旅行（サイパンじゃなかった）。まだなあんにも仕度してない。
「初めての海外旅行をそんなに緊張しないで迎える子も珍しいんじゃない？」と私は言う。いったい何着て何持っていく気だろう。

卒業制作の作品づくりも行き当たりばったりだ。自分の部屋だけでなく、家中のいたるところを散らかして回る。基本的に、出したものは元に戻さない。
忙しいのは結構だし、充実しているのも素晴らしい。でもなんとなく、もう少し丁寧に日々を生きることも大事なんじゃないの？と思ったりもするのだが、本人はこんなふうなのがいいらしい。