2009年 8月 14日
高速道路 早くもUターンラッシュ始まる
高速道路では早くもUターンラッシュが始まっています。高松自動車道の上り線では一時、12キロの渋滞が発生しました。14日午後2時ごろの東かがわ市の高松道、白鳥大内インターの付近ではけさから関西方面へ向かう上り線が混雑しました。高松道上り線では東かがわ市と徳島県との県境にある大坂トンネルを先頭に午後5時ごろ、約12キロの渋滞が発生しました。一方、山陽道上り線でも岡山ジャンクションと倉敷インター間の二子トンネルを先頭に8キロの渋滞となりました。15日はさらにUターンラッシュが本格化する見込みです。

豪雨災害の美作市 被害住宅の調査開始
大雨により大きな被害を受けた美作市で、14日から住宅の被害状況を確認する調査が始まりました。調査したのは建築士と美作市の職員、合わせて15人です。美作市白水地区では建築士らが1階の天井近くまで浸水した住宅を訪れ、建物の内部や外壁など被害状況を調べました。この調査は国の被災者支援法の適用を受け、被害を認定するために行われたもので、全壊の場合は国と県から最大300万円が給付されます。調査は約830戸が対象で2週間程度かかるということです。被災地では、連日、復旧作業が行われていますが、高齢者の世帯では人出が足りず、片付けが進んでいないということで、美作市ではボランティアを募集しています。

新型インフルエンザ ワクチン 製造開始
秋から冬にかけて懸念されている新型インフルエンザの流行に備え、14日からワクチンの製造が観音寺市の施設で始まりました。製造を始めたのは観音寺市にある大阪大学の財団法人、阪大微研です。ワクチンは、新型インフルエンザの種ウイルスをニワトリの有精卵の中で増殖させて作ります。しかしこの種ウイルスは季節性のものに比べて増殖する力が弱く、ワクチンを作りにくいことが製造の準備段階で分かりました。このため阪大微研では、有精卵の数を当初の3割近く増やして製造量を確保するということです。阪大微研では、年末までに600万人分の製造を目標にしています。

衆院選 投票呼びかける懸垂幕
今月30日投票の衆議院選挙について、有権者に投票を呼びかける懸垂幕が14日、JR岡山駅前に設置されました。岡山県から委託された業者2人が、JR岡山駅前の啓発塔に懸垂幕を設置しました。懸垂幕は高さ6.7メートル幅1.4メートルで、「8月30日衆議院議員選挙」と書かれています。県の選挙管理委員会では県内16カ所にもこうした懸垂幕を設置したほか今回初めて、駅東口の階段にも広告を掲示しました。前回の衆院選の投票率は65.71%で、世代別では20歳代が44.57%で最も低くなっています。このため県の選管では若い世代への投票の呼びかけに力を入れていきたいとしています。衆議院議員選挙は今月18日公示、30日投票です。

戦没者追悼式へ遺族が出発
15日は64回目の終戦記念日です。東京で行われる戦没者追悼式に参列する遺族が14日、岡山と香川を出発しました。このうち岡山県から参列するのは戦争で親や兄弟を失った遺族など85人で、最年長で91歳の木村園さんが県を代表して献花をします。JR岡山駅で行われた出発式では、岡山県遺族連盟の服部剛司副代表が、「戦災で亡くなった多くの人の追悼を心からして下さい」とあいさつしました。終戦から64年がたち、妻や兄弟などの参列が少なくなり、岡山県からの参列者の約8割は戦没者の子供です。全国戦没者追悼式は15日、東京の日本武道館で行われます。