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2007.3.1
ソニー、FeliCa対応ICチップ出荷で2億個突破
ソニー(中鉢良治社長)は1日、非接触型ICカード向け通信技術「FeliCa(フェリカ)」に対応したICチップ出荷数が、累計で2億個を超えたと発表した。現時点では、およそ80%(約1億6,000万個)が「Suica」や「Edy」などFeliCaカード向け出荷で、残り20%(約4,000万個)が「おサイフケータイ」向け出荷。今月18日から始まる「PASMO(パスモ)」はFeliCaチップを採用しており、またモバイルFeliCaチップを搭載した携帯電話のさらなる普及が見込めることから、今後もFeliCaチップ出荷の拡大が予想される。

 Felicaチップは、JR東日本の「Suica」やJR東日本の「ICOCA(イコカ)」など電子交通乗車券の普及、ビットワレットの「Edy(エディー)」など電子マネーとしての利用拡大、さらにモバイルFeliCaチップを利用した「おサイフケータイ」機能が多くの携帯電話に搭載されたことによって、直近1年半での出荷数が約1億個と拡大。ソニーがFeliCa事業を開始して以来の累計出荷数が2億超となった。「Suica」の累計発行枚数は昨年12月末の時点で約1858万枚、「Edy」は1月26日時点で約2500万枚となっている。

 「FeliCa」技術を利用したアプリケーションは、上記の決済、交通乗車券以外にも、入退室管理などを目的とした社員証への利用、コンサートやイベントなどのチケットへの利用など利用シーンが拡大している。また、海外での利用も、香港(出荷累計:約2,000万個)やシンガポール(出荷累計:約1,200万個)を筆頭にアジア圏で進んでおり、今後は欧州を含めた他地域でFeliCa技術の利用拡大が見込まれることから、FeliCaチップの出荷数は今後も拡大することが予想される。

プレスリリース:
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/
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