14日、労働者が抗議行動を行っているローマのコロシアムに到着した救急隊員ら(AP=共同) ローマのコロシアムで立てこもり 労働者らリストラに抗議【ローマ共同】古代ローマ時代に建造された円形闘技場で、ローマを代表する観光名所のコロシアムに14日夜、警備会社のリストラ計画に抗議する労働者7人が侵入し、立てこもった。7人はそのまま一夜を過ごし15日昼(日本時間同日午後)、なお立てこもりを続けている。 ANSA通信などによると、7人は自ら「剣闘士」と名乗り、地上約50メートルの開口部から抗議の横断幕を掲げ、会社が計画を撤回するまで立てこもりを続けると主張。警察は当面、強制排除などはしない方針で、7人に自主的に退去するよう説得している。 コロシアムの周辺には支援者ら約100人が集結し、ロープを使って7人に食料などを届けた。開口部の下には万一に備え一時マットなどが敷かれた。立てこもり場所は観光客に公開していない所で、コロシアムは15日朝から通常通り公開を開始、多くの観光客が現場を遠巻きに見守っている。 警備会社は公営だったが2008年に民営化され、職員約300人のリストラを進めている。コロシアムは古代ローマ時代、闘技で多くの剣闘士が命を落としたことで有名。 【共同通信】 |
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