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十勝毎日新聞社ニュース

立候補予定3氏討論会 社会保障

2009年08月15日 13時42分

保険の国民負担軽減 渡辺氏
年金は最低保障方式 石川氏
安定へ人材財源確保 中川氏

 −医療・福祉など社会保障制度については。
 渡辺 貧富の差の拡大で国民生活が脅かされている。高すぎる国民保険制度は滞納世帯や保険証取り上げ、短期保険証交付世帯の増加、重病化を生み出している。保険料の国庫負担金額を引き上げ、国民負担を軽減させる。
 介護保険制度も特別養護老人ホーム待機者が増え、新介護判定では前回より(介護度が)下がる人が3割に達し、見直しは待ったなし。介護労働者は年収200万円未満が半数を超え人材不足もある。別枠の公費補助を設け、医療、福祉、介護制度を見直し、社会保障制度を削減から拡充に転換したい。

 石川 年金制度は老後を安心して暮らせる抜本的改革が必要。国民年金制度はフリーターや無職者の増加など加入者構成の変化を踏まえ、最低保障方式にする。厚生年金、共済年金も加入者が納めた同額を受け取れるようにして不公平感を解消する。
 十勝では郡部から帯広への通院者の負担が大きい。交通体制の見直し支援、週1、2回は札幌の大学病院から町村部へ医師を派遣し診療が受けられるよう努力したい。介護労働者の人件費が低い問題も早急に手当てする。介護従事者の生活安定は雇用を生み、景気上昇にもつながる。

 中川 社会保障の安定には人材、財源などいろいろな要素が絡む。人材育成、確保は長期的取り組みが必要。(医師不足に関し)自民党は数年前から取り組み、医師を北海道、九州に派遣した。今後も引退看護師復帰支援や介護従事者の待遇改善を図る。十勝は地理的に1つ。過疎化に対応し中核病院、二次、一次医療機関、開業医との連携を強めたい。
 年金制度は財源確保の具体的なスケジュールがなければ国家が不安に陥る。経済成長政策と合わせて消費税についても考える準備をしなくてはならない。社会保障の問題は与野党対立の話ではないし、(民主が説く)全額税方式は個人的に魅力を感じるが、現実的に難しい。

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